ファッション界の帝王として現在も君臨する名デザイナー、クリスチャン・ディオールが1949年に独立ブランドとして創業したブランド「クリスチャン・ディオール」は、ファッション好きなら知らぬものはいないほど有名な老舗ブランドです。
クリスチャン・ディオールのメインとなるコレクションはオートクチュールコレクションで、創業時に発表されたコレクションで彼は当時流行の角ばった鋭角的なデザインを真っ向から否定し、女性らしい曲線的でフェミニンなスタイルを独自の形で表現、「ニュールック」という称号と共に世界中の女性から圧倒的な支持を獲得します。
その後、クリスチャン・ディオールは世界的に成長を遂げ、世界一流ファッションブランドの一つに数えられる存在となります。
現在も成功と衰退を繰り返しながら時代の最先端を行く独自のデザインセンスで刺激的なコレクションを発表、オートクチュールに留まらず、バッグ・アクセサリー・香水等を展開する総合ファッションブランドとして君臨しているのです。
クリスチャン・ディオールがバッグアイテムを本格的に展開し出したのは1960年代に入ってからで、オートクチュールのコレクションで培ったデザインセンスをバッグでも発揮、丁寧で耐久性の高い高品質と相まってディオールの看板コレクションとなります。
中でもクリスチャン・ディオールのバッグコレクションを世界中に知らしめたのが、1994年に当時のイギリス王室ダイアナ妃にオマージュを捧げ、命名されたバッグ「レディディオール」で、バッグの表面に施された独自のステッチ「カナージュステッチ」が優雅な調和と美しさを表現、ゴールドのチャームとハンドルに刻印された「Dior」のロゴが象徴的な「レディディオール」は、ディオールの代表的バッグとして現在も世界中の女性に愛用されているのです。
その他にも曲線的でシンプル・スマートなデザインが特徴の「サドル・バッグ」、ディオールのロゴをちりばめたキャンバス生地を使用した「ブックトート」など、名品と呼ばれるコレクションがいくつも存在します。
厳選された上質な天然皮革やキャンバス等の素材を、熟練した優秀な皮革職人が丁寧に仕上げたディオールのバッグは一度手に入れると使い込むほど味が出て愛着の湧く逸品です。
ディオールのバッグは永く良好なコンディションで使い続けるため、壊れたり傷みが生じた場合正規ブティックに持ち込み、修理・リペアサービスを受けることができます。
また、もろもろの事情から正規リペアサービスを利用しない人もおり、優秀な技術を持ったバッグ・皮革製品修理専門店に持ち込む人も多いです。
ここでは、ディオールのバッグについて、修理に対する正規サービスとバッグ・皮革製品修理専門店の対応に違いを紹介します。
お手持ちのディオール・バッグコレクションを修理・リペアすることをお考えの方は、この機会に是非読んでみてください。
Contents
ディオールのバッグコレクションは購入後どの程度使い込むと修理・リペアが必要か
熟練した職人により製造されたディオールのバッグは、厳選された上質な皮革素材やキャンバスの素材等を採用していますが、毎日使用することで経年劣化や負荷の程度により年数が経つと、劣化による損傷・また使用している金具類も破損や傷みが生じてきます。
バッグの場合、主に経年劣化・傷みの生じやすい箇所は、持ち手・底部・ジョイント金具部品などです。
このような場合は傷みのある箇所をリペアすることになりますが、破れの場合は縫製のし直し、革部分のパーツ劣化・破損の場合はパーツを交換、金具パーツ類の損傷・劣化の場合は金具パーツを交換します。
ディオールの製品は全て定期的なメンテナンスを施しながら、長期間使用することを想定して製造されており、日常使用する際のお手入れも重要ですが、購入から数年経過し、傷みが生じたバッグについては、修理・リペアの検討が必要です。
ディオールバッグの正規メンテナンスサービスとは
ディオールでは製品に対する様々なアフターサービス・リペアサービスのためカスタマーサービスを設けており、所有しているユーザーが安心して使い続けることが可能な体制を取っています。
ディオール正規カスタマーサービスは本物であることが確認できた製品については、フランス本社の工房と同じ優れた技術を持った専属職人が、本国から用意した純正の部材を使用し、丁寧且つ信頼の置ける作業で修理・リペアを行う形です。
ディオールの修理・メンテナンスは対外的に明確な料金を提示しておらず、基本は受付窓口である全国の正規輸入販売代理店が製品をいったん預かり、見積りを出した後に作業を進める形になっています。
料金は修理・リペア個所・モデル種類によって使用する部材や作業工程が異なるため、製品預かり後の連絡となります。
また、納期に関しても全て預かり後の連絡、修理部品が日本担当サービスに無く、フランス本社から取り寄せの場合や特殊修理はかなり長くかかりますので、ディオールのバッグを正規サービスに修理・リペアに出す場合、予算・納期に関しては余裕を持った方が良いでしょう。
正規サービスへディオールのバッグを修理・リペア依頼するメリット
- 日本担当正規サービスへ製品を預けるため安心感が高い
- 納期は製品預かり後連絡となり、修理部品が日本担当サービスに無くフランス本社から取り寄せ・特殊修理になる場合、納期が長くなる
- 修理部品が日本担当サービスに無くフランス本社から取り寄せ・特殊修理の場合は見積り料金が高額の可能性あり
内容を直接正規サービスへ相談したい場合
ディオール・カスタマーサービスセンター TEL:0120-02-1947 受付時間:10:00~20:30 元日を除く または公式サイト問い合わせフォームからのEメール問い合わせ
:基本全国のディオール取り扱い正規ブティックが受付窓口
出典:ディオール公式サイト
正規サービスより依頼がしやすく料金もお得なバッグ修理専門店
ディオールのバッグを修理・リペアしたい場合、正規サービスは製品を預かり後見積りになり料金が高額・納期も長くなるなどの理由から、他の依頼方法を探しているユーザーもおり、そういった際には優秀で実績のあるバッグ修理専門店に依頼すると良いです。
バッグ修理専門店へ修理・リペアを依頼するメリットは料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、修理・リペアの概算料金相場を見てみましょう。
ディオールバッグ修理可能箇所 | 修理・リペア料金(概算) |
---|---|
スライダー交換 | 3,240円~(概算) |
ファスナー交換 | 5,400円~(概算) |
パイピング交換 | 18,700円~(概算) |
ハンドル(2本)交換 | 15,400円~(概算) |
ライニング(内張り)交換 | 22,000円~(概算) |
その他 | 応相談・要見積り |
このような料金設定で、正規サービスの対応は全て見積りなので料金がすぐ分かりませんが、バッグ修理専門店の場合、箇所ごとに基本料金が設定されており魅力的です。
納期の方も正規サービスだと全て見積り後連絡のところを、基本約1ヶ月で納品してくれるので、便利で利用しやすくなっています。
依頼の際、注意点としては、ディオールのバッグは熟練した職人による非常に高度な技術で製造され、素材も厳選された上質な皮革素材やキャンバスの素材を使用しているため、良い評判と実績を持った優秀な修理専門店を選ぶ事が大切です。
バッグ修理専門店を利用する場合優れた職人が在籍するお店を選ばなくてはいけない理由
ディオールに限らず、有名ブランドのバッグ類を修理・リペアする場合は、必ず優れた技術を持った職人が在籍する修理店を選ぶ事がとても重要になります。
なぜなら、バッグ修理専門店はお店により在籍する職人の技術レベルが異なるため、技術や経験の浅い職人が作業を行うと、持ち込まれたバッグの状態を見極めることができず、作業・縫製の質が下がってしまい、満足する仕上がりにならないことが多い為です。
ディオール製品の修理・リペア経験を豊富に持ち、優れた技術を備えた職人が作業を手掛ければ、劣化・傷んだ部分を購入時のような良好な状態に取り戻すことが可能です。
そのため、バッグ修理店の情報をできる限り集めて、さらにお店の口コミや実際に職人に相談をして、信頼できるお店かどうか見極めることが大切になります。
ディオールのバッグをバッグ修理専門店に修理・リペア依頼をするメリットは
- 正規サービスよりも料金・納期がはっきりしており良心的
- ディオールのバッグを修理・リペアした経験が豊富で技術の高い職人が担当すれば高品質な仕上がりが期待できる
- 経験豊かな職人ならば細かい点まで相談でき優れた提案もしてくれるので安心
おすすめしたい、ブランドバッグ修理専門店2選
お伝えしたように、修理専門店では正規サービスよりも費用を抑えたる事ができます。また手元に戻ってくる期間も早いです。
メンテナンス料金を抑えたい人や急ぎという人は、修理専門店への依頼がおすすめです。
ここでは、技術が高く費用を抑えられ納期も早めなブランドバッグ修理専門店を2選紹介させて頂きま
す。
創業60年を超える(リナビス)
リナビスは創業60年を超える宅配クリーニング専門店です。
衣類や布団のクリーニングも行っていますが、その技術を生かしブランドバッグのメンテナンスも行っています。
こんな事でお困りの方におすすめ
- シミや汚れ・色移り
- キズ・剥げ・破れ・日焼け
- 金具やファスナーなどの破損や劣化
選ばれる4つのポイント
- 分かりやすい料金プラン
- 熟練職人による高品質なメンテナンス
- 4,000件以上の実績
- カラーチェンジや修理にも対応
創業から60年の歴史と、熟練した職人がひとつひとつ丁寧に手作業でメンテナンスしてくれます。
「バッグ・鞄コース」「靴コース」「財布・小物コース」など、各コースごとに分かれておち料金表が分かりやすいのでまずはチェックしてみてください。
修理専門店 REPAIR-SHOP HIRAISHIYA
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAは創業80年を超えるブランドバッグ財布の修理専門店です。
様々なブランド品の修復を行っていますが、ルイヴィトンの修理では修理業界で1番の実績があります。
こんな事でお困りの方におすすめ
- 色落ちや色抜け(染め直し補色)
- ほつれや破損
- 染みや汚れ
選ばれる3つのポイント
- 専門修復師が在籍
- ブランドバッグ・財布に特化した修理専門店
- 事前に無料カウンセリングが可能
鞄を送る事前に無料カウンセリングが受けれるので、おおよその料金が分かり安心できます。
また、日々実績が投稿されているので、どのくらいのメンテナンスを行ってもらえるのかイメージしやすいです。
ディオールのバッグを修理・リペアしたい場合正規サービスより優秀な実績を持つバッグ修理専門店の方がお得且つ安心
ディオールのように厳選された上質な天然皮革やキャンバスの素材を使用し、熟練した職人の手によって高品質に仕上げられたバッグの、長年の使用で壊れた個所などを修理・リペアしたい場合、通常は正規取り扱いブティックを通して正規カスタマーサービスに依頼する事になります。
ですが、料金や納期などもろもろの事情から正規サービス以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高いバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が肝心です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置けるバッグ修理専門店を選択し、自宅に眠っている愛用のディオール・バッグコレクションを、購入時のように美しくリニューアルしましょう。