ファッション大国として知られる国、イタリアは優れたファッションデザイナーを輩出していると共に、古くから皮革加工の技術に優れた革職人が数多くおり、革靴・革加工品・バッグに優れた製品を送り出していました。
特にバッグはファッションデザイナーとコラボレーションした作品や、機能性に拘った優秀な製品が数多く存在します。
そんなイタリアには各国から皮革製品の技術を習得するため、修行に来る外国人が後を絶たず、本国に戻ってから優れたバッグブランドを作り上げる職人・企業家が活躍しています。
アメリカ人のハンター・冒険家であるロバート・M・リーは世界中をハンティングで飛び回り、本国アメリカでは冒険家として確固たる地位を築いていました。
そんなロバート・M・リーは1955年アフリカに探検旅行に出発、その後10年間アフリカで生活し過酷なアウトドアの生活は貴重な経験・知識を彼にもたらします。
1965年に帰国したロバート・M・リーはアウトドアプロダクトの開発に着手、アフリカで得た貴重な経験・知識を生かし、タフな環境でも使用できるアウトドアグッズの製造・販売を始め、社名を「ハンティングワールド」と名付けます。
中でも1972年、オリジナル素材「バチュー・クロス」を開発し、素材として使用したアウトドアバッグ「バチュー・オリジン」が世界中で大ヒット、一躍アウトドアバッグのトップランナーとして高く評価されるのです。
ハンティングワールドのバッグアイテムに見られる特徴は、ブランドのアンセムと言えるヒット商品「バチュー・オリジン」に採用された、独自素材「バチュー・クロス」にあります。
「バチュー・クロス」とは、ポリウレタンコーティングを施したナイロンオックスフォード地にウレタンフォームを張り合わせ、ナイロンジャージーを裏張りする、耐久性と撥水性に優れた他には無い素材です。
また、ハンティングワールドの「バチュー・オリジン」のロゴには、牙のない仔象がモチーフとして刻印されており、ブランドを象徴するロゴとなっています。
独自素材「バチュー・クロス」を始め、イタリア・フィレンツェにある工房で、優秀な皮革加工職人が丁寧に仕上げたハンティングワールドのバッグですが、長く愛用するには日常のお手入れも重要になります。
使えば使うほど良く馴染み、高い耐久性と撥水性を誇るハンティングワールドのバッグは長く良好なコンディションで使い続けるため、壊れたり傷みが生じた場合日本では正規ブティックに持ち込み、リペアサービスを受けることが可能です。
また、もろもろの事情から正規リペアサービスを利用しない人もおり、優秀な技術を持ったバッグ・皮革製品修理専門店に持ち込む人も多いおり、おすすめになります。
ここでは、ハンティングワールドのバッグについて、修理に対する正規サービスとバッグ・皮革製品修理専門店対応の違いを紹介します。
お手持ちのハンティングワールド・バッグを、修理・リペアすることをお考えの方は、この機会に是非読んでみてください。
Contents
ハンティングワールドのバッグは購入後どのくらい使い込むと修理・リペアが必要になるのか
独自素材「バチュー・クロス」、厳選されたイタリア製皮革等を素材に使用し、優秀な職人により製造されたハンティングワールドのバッグは、毎日使用することで経年劣化や負荷の程度により年数が経つと、劣化による損傷・また使用している金具類も破損や傷みが生じてきます。
バッグの場合、主に経年劣化・傷みの生じやすい箇所は、持ち手・底部・ジョイント金具部品などです。
このような場合は傷みのある箇所をリペアすることになりますが、破れの場合は縫製のし直し、革部分のパーツ劣化・破損の場合はパーツを交換、金具パーツ類の損傷・劣化の場合は金具パーツを交換します。
ハンティングワールドの製品は全て定期的なメンテナンスを施しながら、長期間使用することを想定して製造されており、日常使用する際のお手入れも重要ですが、購入から数年経過し、傷みが生じたバッグについては、修理・リペアの検討が必要になります。
ハンティングワールド・バッグの正規メンテナンスサービスとは
ハンティングワールドでは製品に対する様々なアフターサービス・リペアサービスのためカスタマーサービスを設けており、所有しているユーザーが安心して使い続けることが可能な体制を取っています。
ハンティングワールド正規取り扱い販売店は、本物であることが確認できた正規販売製品については、イタリアの工房と同じ優れた技術を持った専属職人が、本国から用意した純正の部材を使用し、丁寧且つ信頼の置ける作業で修理・リペアを行う形です。
ハンティングワールドの修理・メンテナンスは対外的に明確な料金を提示しておらず、基本は受付窓口である全国の正規輸入販売代理店が製品をいったん預かり、見積りを出した後に作業を進める形になっています。
料金は修理・リペア個所・モデル種類によって使用する部材や作業工程が異なるため、製品預かり後の連絡となります。
納期に関しても全て預かり後の連絡になり、修理部品が日本担当サービスに無く、本社から取り寄せの場合や特殊修理はかなり長くかかりますので、ハンティングワールドのバッグを正規サービスに修理・リペアに出す場合、予算・納期に関しては余裕を持った方が良いです。
また、ハンティングワールドの製品は、ネットショップで購入した物は公式サイト・お問い合わせからEメールで依頼、正規品販売店購入の物は購入した店舗での受付となり、窓口が異なります。
さらに海外購入品・並行輸入品等は正規サービスでの受付は一切行っていませんので注意が必要です。
正規サービスへハンティングワールドのバッグを修理・リペア依頼するメリット
日本担当正規サービスへ製品を預けるため安心感がある
料金・納期は製品預かり後連絡となり基本事前に確認はできない
海外購入品・並行輸入品等は正規サービスでは受付不可
直接内容を正規サービスに確認したい場合
ハンティングワールドカスタマー窓口 TEL:0800-222-1312 営業時間:9:00~17:00 土日祝日・年末年始休み Eメール:support@huntingworld.com
正規サービスより手軽に依頼ができ料金もお得なバッグ修理専門店
ハンティングワールドのバッグを修理・リペアしたい場合、正規サービスは製品を預かり後見積りになり料金が高額・納期も長くなるなどの理由から、他の依頼方法を探しているユーザーもおり、そういった際には優秀で実績のあるバッグ修理専門店に依頼すると良いです。
バッグ修理専門店へ修理・リペアを依頼するメリットは料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、ハンティングワールド・バッグの修理・リペア料金平均相場を見てみましょう。
ハンティングワールド・バッグ修理可能箇所 | バッグ修理専門店修理料金(概算・目安) |
---|---|
スライダー交換 | 4,950円~(概算・目安) |
ファスナー交換 | 9,900円~(概算・目安) |
ハンドル交換(2本セット) | 17,600円~(概算・目安) |
口元バインダー交換 | 11,000円~(概算・目安) |
パイピング交換 | 18,700円~(概算・目安) |
その他 | 応相談・要見積り |
このような料金相場で、正規サービスの対応は全て見積りで料金がすぐ分かりませんが、バッグ修理専門店の場合、箇所ごとに概算の基本料金が設定されており魅力的です。
納期の方も正規サービスだと製品預かり後連絡のところを、基本約3~4週間で納品してくれるので、便利で利用しやすくなっています。
依頼の際、注意点としては、ハンティングワールドのバッグは非常に高度な技術で製造され、素材もオリジナル素材バチュー・クロス・イタリア製の厳選された上質なレザー等を使用しているため、良い評判と実績を持った優秀な修理専門店を選ぶ事が大切です。
バッグ修理専門店を利用する場合なぜ優秀な職人が在籍するお店を選ばなくてはいけないのか
ハンティングワールドに限らず、有名ブランドのバッグ類を修理・リペアする場合は、必ず優れた技術を持った職人が在籍する修理店を選ぶ事がとても大切になります。
なぜなら、バッグ修理専門店はお店により在籍する職人の技術レベルが異なるため、技術や経験の浅い職人が作業を行うと、持ち込まれたバッグの状態を見極めることができず、作業・縫製の質が下がってしまい、満足する仕上がりにならないことが多い為です。
ハンティングワールド・バッグの修理・リペア経験を豊富に持ち、優れた技術を備えた職人が作業を手掛ければ、劣化・傷んだ部分を購入時のような良好な状態に取り戻すことが可能です。
そのため、バッグ修理店の情報をできる限り集めて、さらにお店の口コミや来店の際は直接職人に相談をして、信頼できるお店かどうか見極めることが重要となります。
ハンティングワールドのバッグをバッグ修理専門店に修理・リペア依頼するメリット
正規サービスよりも料金がお得・納期も早い
正規サービスでは受付してくれない海外購入品・並行輸入品等も気軽に依頼できる
経験豊かな職人ならば細かい点まで相談でき優れた提案もしてくれるので安心且つ良心的
ハンティングワールドのバッグを修理・リペアしたい場合正規サービスより優秀な実績を持つバッグ修理専門店の方がお得で依頼しやすく便利
ハンティングワールドのようにオリジナル素材・バチュー・クロスやイタリア製高級皮革等を使用し、熟練した職人の手によって高品質に仕上げられたバッグの、長年の使用により壊れた個所などを修理・リペアしたい場合、通常は正規取り扱い販売店を通して正規サービスに依頼する事になります。
ですが、料金や納期などもろもろの事情から正規サービス以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高いバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が肝心です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置けるバッグ修理専門店を選択し、愛用のハンティングワールド・バッグを見違えるようにリニューアルしましょう。