プレタポルテやオートクチュール、バッグなどファッションブランドを多く輩出している国としてはフランス、イタリアが挙げられますが、モノ作りに優れた国ドイツにも人気が高い優秀なブランドが数多く存在しています。
1968年、ドイツ・ハンブルグに優れたデザイナー、ジルサンダーが設立したブティックが現在高い人気を誇る総合ファッションブランド、ジルサンダーの始まりです。
当初はティエリー・ミュグレーやソニア・リキエルの製品を主に販売、テスト的に自身がデザインした洋服も販売していました。
事業が軌道に乗った1973年、満を持して自身初のレディースコレクションを発表、これが実質的なジルサンダーのデビューとなります。
ジルサンダーは過剰な装飾を省いたミニマル・且つシンプルなデザインの先駆けと言え、当時華やかで豪華なファッションが主流だった為、ブランド発表から数年は厳しい時期が続きます。
しかし、フランス・ランカスターグループとライセンス契約を結んだ香水アイテムが、厳しい状況を支え、2000年代に入りミニマルデザインが市民権を得ると、ジルサンダーのコレクションは徐々に売り上げを伸ばし、シンプルなシルエットや機能性が高い評価を獲得、ようやく時代がジルサンダーに追いついたのです。
日本には2001年に進出し、プレタポルテやバッグなどが日本の女性達を魅了、現在も根強いファンが数多く存在します。
現在はイタリア・ミラノに本社を構え、高品質なバッグを送り出しています。
特にバッグ類は高い人気を誇るアイテムで、無駄を徹底してそぎ落としたシンプルでミニマルなデザインと、上質な素材を優秀な職人の技術で仕上げた高品質が魅力です。
ジルサンダーのバッグは厳選された上質な天然皮革・キャンバス等を素材に使用し、飽きのこない普遍的でシンプルなデザインと耐久性の高さが特徴です。
中でもシチリアのお菓子にインスピレーションを受けて完成した、独特なシェイプが魅力の「カンノーロ」、柔らかで上質なレザーが優しいフォルムを描き、収納性もバツグンのショルダーバッグ「ムーン」、カジュアルなキャンバスを素材に使用し、ハンドルのレザーと見事な調和を見せるシンプルなトートバッグ「フラットショッパー」などが有名です。
優れた職人による丁寧な仕上げ・縫製技術、ミニマルで飽きがこないデザインのジルサンダー・バッグコレクションですが、ジルサンダーのバッグは上質な天然皮革素材・キャンバス等が採用されているため、雨や水分が付着した場合は乾いた柔らかい布でふき取るなど、日常のお手入れも大切です。
一度手に入れると使い込むほど味が出て愛着が湧く、ジルサンダーのバッグは長く良好なコンディションで使い続けるため、壊れたり傷みが生じた場合正規ブティックに持ち込み、リペアサービスを受けることができます。
また、もろもろの事情から正規リペアサービスを利用しない人もおり、優秀な技術を持ったバッグ・皮革製品修理専門店に持ち込む人も多いです。
ここでは、ジルサンダーのバッグについて、修理に対する正規サービスとバッグ・皮革製品修理専門店の対応に違いを紹介します。
お手持ちのジルサンダー・バッグコレクションを修理・リペアすることをお考えの方は、この機会に是非読んでみてください。
Contents
ジルサンダーのバッグはどの位使い込んだら修理・リペアが必要になるのか
上質な天然皮革等を採用し、芸術的な技術を持つ熟練した職人により丁寧に仕上げられたジルサンダーのバッグは、毎日使用することで経年劣化や負荷の程度により年数が経つと、劣化による損傷・また使用している金具類も破損や傷みが生じてきます。
バッグの場合、主に経年劣化・傷みの生じやすい箇所は、持ち手・底部・ジョイント金具部品などです。
このような場合は傷みのある箇所をリペアすることになりますが、破れの場合は縫製のし直し、革部分のパーツ劣化・破損の場合はパーツを交換、金具パーツ類の損傷・劣化の場合は金具パーツを交換します。
ジルサンダーのバッグは全て定期的なメンテナンスを施しながら、長く愛用することを想定して製造されており、日常使用する際のお手入れも重要ですが、購入から数年経過し、傷みや破損・擦れなどが生じたバッグについては、修理・リペアの検討が必要です。
ジルサンダーバッグの正規メンテナンスサービスとは
ジルサンダーでは製品に対する様々なアフターサービス・リペアのためカスタマーサービスを設けており、所有しているユーザーが安心して使い続けることが可能な体制を取っています。
正規カスタマーサービスは本物であることが確認できた正規ブティック購入品については、本社の工房と同じ優れた技術を持った専属職人が、本国から用意した純正の部材を使用し、丁寧且つ信頼の置ける作業で修理・リペアを行う形です。
ジルサンダーのメンテナンスは対外的に明確な料金を提示しておらず、基本は受付窓口である全国の正規輸入販売代理店が製品をいったん預かり、見積りを出した後に作業を進める形になっています。
料金は修理・リペア個所・モデル種類によって使用する部材や作業工程が異なるため、全て製品預かり後の連絡となります。
納期に関しても目安は見積り決定後の連絡となり、日本正規サービスに部品が無く本社から取り寄せや、特殊修理になる場合はかなり長くかかりますので、ジルサンダーのバッグを正規サービスに修理・リペアに出す場合、予算・納期に関しては余裕を持った方が良いです。
ジルサンダーはカスタマーサポート・正規ブティック共に、修理・メンテナンスについては製品預かり後の料金・納期決定を徹底しており、依頼前の確認は不可となっていますので注意が必要です。
正規サービスへジルサンダーのバッグを修理・リペア依頼するメリット
- 日本担当正規サービスへ製品を預けるため安心感がある
- 料金・納期は製品預かり後連絡となり日本正規サービスに部品が無く本社から取り寄せ・また特殊修理は、納期がかなり長くなり、料金も高額になるので注意
- 基本全国のジルサンダー正規取り扱いブティックが正式受付窓口
内容を直接正規サービスへ相談したい場合
ジルサンダー・カスタマーセンター TEL:0120-998-519 受付時間:10:00~17:00 土日祝日休み または公式サイトお問い合わせフォームに必要事項入力の上、Eメールで問い合わせ
正規サービスより気軽に相談・納期が早く料金もお得なバッグ修理専門店
ジルサンダーのバッグを修理・リペアしたい場合、正規サービスは製品を預かり後見積りになり料金が高額・納期も長くなるなどの理由から、他の依頼方法を探しているユーザーもおり、そういった場合は優秀で実績のあるバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
バッグ修理専門店へ修理・リペアを依頼するメリットは料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、修理・リペアの料金平均相場を見てみましょう。
ジルサンダー・バッグ修理専門店 修理/リペア料金相場(概算)
ジルサンダーバッグ修理可能箇所 | 修理・リペア料金(概算) |
---|---|
スライダー交換 | 3,850円~(概算) |
ファスナー交換 | 11,000円~(概算) |
パイピング交換(全周) | 15,000円~(概算) |
ハンドル交換(2本) | 17,000円~(概算) |
ショルダー交換 | 14,000円~(概算) |
ライニング(内張り)交換 | 18,400円~(概算) |
その他 | 応相談・要見積り |
このような概算料金設定で、正規サービスの対応は全て見積りなので料金がすぐ分かりませんが、バッグ修理専門店の場合、箇所ごとに概算の基本料金が設定されており魅力的です。
納期の方も正規サービスだと製品預かり後連絡となりますが、基本約3~4週間で納品してくれるので、便利で利用しやすくなっています。
依頼の際、注意点としては、ジルサンダーのバッグは非常に高度な技術で製造され、素材も上質な天然皮革やキャンバス等を使用しているため、良い評判と実績を持った優秀な修理専門店を選ぶ事が大切です。
バッグ修理専門店を利用する場合なぜ優れた職人が在籍するお店を選ばなくてはいけないのか
ジルサンダーに限らず、有名ブランドのバッグ類を修理・リペアする場合は、必ず優れた技術を持った職人が在籍する修理店を選ぶ事がとても重要になります。
大きな理由は、バッグ修理専門店はお店により在籍する職人の技術レベルが異なるため、技術や経験の浅い職人が作業を行うと、持ち込まれたバッグの状態を見極めることができず、作業・縫製の質が下がってしまい、満足する仕上がりにならないことが多い為です。
ジルサンダーバッグの修理・リペア経験を豊富に持ち、優れた技術を備えた職人が作業を手掛ければ、劣化・傷んだ部分を購入時のような良好な状態に取り戻すことが可能です。
ジルサンダーのバッグをバッグ修理専門店に修理・リペア依頼するメリットとは
- 正規サービスよりも基本料金がお得で明確・納期も早く気軽に依頼が可能
- ジルサンダーのバッグを修理・リペアした経験が豊富で技術の高い職人が担当すれば高品質な仕上がりが期待できる
- 経験豊かな職人ならば細かい点まで相談でき優れた提案もしてくれ良心的
おすすめしたい、ブランドバッグ修理専門店2選
お伝えしたように、修理専門店では正規サービスよりも費用を抑えたる事ができます。また手元に戻ってくる期間も早いです。
メンテナンス料金を抑えたい人や急ぎという人は、修理専門店への依頼がおすすめです。
ここでは、技術が高く費用を抑えられ納期も早めなブランドバッグ修理専門店を2選紹介させて頂きま
す。
創業60年を超える(リナビス)
リナビスは創業60年を超える宅配クリーニング専門店です。
衣類や布団のクリーニングも行っていますが、その技術を生かしブランドバッグのメンテナンスも行っています。
こんな事でお困りの方におすすめ
- シミや汚れ・色移り
- キズ・剥げ・破れ・日焼け
- 金具やファスナーなどの破損や劣化
選ばれる4つのポイント
- 分かりやすい料金プラン
- 熟練職人による高品質なメンテナンス
- 4,000件以上の実績
- カラーチェンジや修理にも対応
創業から60年の歴史と、熟練した職人がひとつひとつ丁寧に手作業でメンテナンスしてくれます。
「バッグ・鞄コース」「靴コース」「財布・小物コース」など、各コースごとに分かれておち料金表が分かりやすいのでまずはチェックしてみてください。
修理専門店 REPAIR-SHOP HIRAISHIYA
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAは創業80年を超えるブランドバッグ財布の修理専門店です。
様々なブランド品の修復を行っていますが、ルイヴィトンの修理では修理業界で1番の実績があります。
こんな事でお困りの方におすすめ
- 色落ちや色抜け(染め直し補色)
- ほつれや破損
- 染みや汚れ
選ばれる3つのポイント
- 専門修復師が在籍
- ブランドバッグ・財布に特化した修理専門店
- 事前に無料カウンセリングが可能
鞄を送る事前に無料カウンセリングが受けれるので、おおよその料金が分かり安心できます。
また、日々実績が投稿されているので、どのくらいのメンテナンスを行ってもらえるのかイメージしやすいです。
ジルサンダーのバッグを修理・リペアしたい場合正規サービスより優秀な実績を持つバッグ修理専門店の方がお得で安心
ジルサンダーのように上質な天然皮革・キャンバス等多彩な素材を使用し、熟練した職人によって高品質に仕上げられたバッグの、長年の使用で壊れた個所を修理・リペアしたい場合、通常は正規品取り扱い直営ブティックを通して正規カスタマーサービスに依頼する事になります。
ですが、料金や納期などもろもろの事情から、正規カスタマーサービス以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高いバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が肝心です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置けるバッグ修理専門店を選択し、愛用のジルサンダー・バッグコレクションを購入時のように美しくリニューアルしましょう。