古くから伝統的な職人気質の優れたモノ作りで知られる国、ドイツですが、特に家具や調度品、時計・皮革製品・時計などの製造で世界的に知られています。
1906年、ドイツ・ハンブルクの文房具店主人と、銀行家、ベルリン在住エンジニアの3人によって立ち上げられた、万年筆製造会社「シンプロ・フィラーペン・カンパニー」が現在世界的ラグジュアリーブランドとして知られるモンブランの始まりです。
1924年に芸術的職人技と耐久性、そして抜群の書きやすさを備えた名万年筆「マイスターシュティック」を発表し、1934年、社名をモンブランに変更、世界的筆記具ブランドとして確固たる地位を確立します。
現在は筆記具の他に腕時計・バッグ・ジュエリー・アイウェアなど多彩なアイテムを展開、総合ラグジュアリーブランドとして、多角的な経営でトップブランドとして君臨しています。
特に筆記具・腕時計に次ぎ、人気を誇るのがバッグコレクションで、優秀な職人による確かな品質で世界中に愛好者が多く、モンブランのメインアイテムです。
モンブラン・バッグの大きな特徴は、選び抜かれた上質なレザーをふんだんに使用し、筆記具や腕時計と同じく、時代に変化に流されない普遍的でシンプルなデザイン・そしてドイツの優秀な職人により、丁寧な縫製と仕上げの良さが大きな魅力となっています。
中でも豪華な素材・ブリティッシュグリーンレザーを採用し、スフマート仕上げを施した定番バッグ「モンブラン 149」、コンパクトで機能的な造りとサルトリアルのアクセントを効かせた、サフィアーノレザーが魅力的なメッセンジャーバッグ「ナノメッセンジャー」、名万年筆「マイスターシュティック」をイメージしたデザインに機能性を徹底的に追求したドキュメントケース「マイスターシュティック」などが有名です。
優れた職人による丁寧な作り込みと耐久性、普遍的なデザインが人気のモンブラン・バッグコレクションですが、モンブランのバッグは厳選された上質な天然皮革等が採用されているため、雨や水分が付着した場合は乾いた柔らかい布でふき取るなど、日常のお手入れも大切になります。
一度手に入れると使い込むほど味が出て愛着が湧く、モンブランのバッグは長く良好なコンディションで使い続けるため、壊れたり傷みが生じた場合日本では正規ブティックに持ち込み、リペアサービスを受けることができます。
また、もろもろの事情から正規リペアサービスを利用しない人もおり、優秀な技術を持ったバッグ・皮革製品修理専門店に持ち込む人も多いです。
ここでは、モンブランのバッグについて、修理に対する正規サービスとバッグ・皮革製品修理専門店の対応に違いを紹介します。
お手持ちのモンブラン・バッグコレクションを修理・リペアすることをお考えの方は、この機会に是非読んでみてください。
Contents
モンブランのバッグコレクションは購入後どのくらい使い込むと修理・リペアが必要になるのか
厳選された上質なレザー等を素材に使用し、優秀な職人により製造されたモンブランのバッグは、毎日使用することで経年劣化や負荷の程度により年数が経つと、劣化による損傷・また使用している金具類も破損や傷みが生じてきます。
バッグの場合、主に経年劣化・傷みの生じやすい箇所は、持ち手・底部・ジョイント金具部品などです。
このような場合は傷みのある箇所をリペアすることになりますが、破れの場合は縫製のし直し、革部分のパーツ劣化・破損の場合はパーツを交換、金具パーツ類の損傷・劣化の場合は金具パーツを交換します。
モンブランの製品は全て定期的なメンテナンスを施しながら、長期間使用することを想定して製造されており、日常使用する際のお手入れも重要ですが、購入から数年経過し、傷みが生じたバッグについては、修理・リペアの検討が必要です。
モンブランバッグの正規メンテナンスサービスとは
モンブランでは製品に対する様々なアフターサービス・リペアサービスのためカスタマーサービスを設けており、所有しているユーザーが安心して使い続けることが可能な体制を取っています。
モンブラン正規取り扱いブティックは本物であることが確認できた製品については、本社の工房と同じ優れた技術を持った専属職人が、本国から用意した純正の部材を使用し、丁寧且つ信頼の置ける作業で修理・リペアを行う形です。
モンブランの修理・メンテナンスは対外的に明確な料金を提示しておらず、基本は受付窓口である全国の正規輸入販売代理店が製品をいったん預かり、見積りを出した後に作業を進める形になっています。
料金は修理・リペア個所・モデル種類によって使用する部材や作業工程が異なるため、製品預かり後の連絡となります。
しかし、バッグの型番・修理箇所などを指定して質問すると、カスタマーサービス・正規取り扱いブティックでは、目安の料金を案内してくれます。
一例として、正規サービス修理・リペア料金の目安を見てみましょう。
モンブランバッグ正規サービス修理・料金（目安・概算）
：モンブラン149バッグの場合
| モンブラン149バッグ修理可能箇所 | 修理・リペア料金（目安・概算） |
|---|---|
| ハンドル修理・交換（2本） | 34,650円～（目安・概算） |
| その他 | 要見積り |
このような一例になっています。
また、納期に関しても全て預かり後の連絡になり目安として最速約1ヶ月以上、修理部品が日本担当サービスに無く、本社から取り寄せの場合や特殊修理はかなり長くかかりますので、モンブランのバッグを正規サービスに修理・リペアに出す場合、予算・納期に関しては余裕を持った方が良いです。
正規サービスへモンブランのバッグを修理・リペア依頼するメリット
- 日本担当正規サービスへ製品を預けるため安心感がや甲斐
- 料金・納期は製品預かり後連絡となり基本事前に確認はできない
- 日本担当サービスに修理部品が無く本社から取り寄せ・特殊修理になる場合見積り料金が高額になる可能性有り
内容を直接正規サービスへ相談したい場合
モンブラン・カスタマーサービス：公式サイト・お問い合わせ欄から必要事項入力の上、Eメールにて問い合わせ・TEL問い合わせの場合：☎0800-333-0102 受付時間：10:00～19.00 土日祝日休み
：基本全国のモンブラン正規取り扱いブティックが正式窓口
出典：モンブラン公式サイト・カスタマーサービス お問い合わせ
正規サービスより手軽に依頼ができ料金もお得なバッグ修理専門店
モンブランのバッグを修理・リペアしたい場合、正規サービスは製品を預かり後見積りになり料金が高額・納期も長くなるなどの理由から、他の依頼方法を探しているユーザーもおり、そういった際には優秀で実績のあるバッグ修理専門店に依頼すると良いです。
バッグ修理専門店へ修理・リペアを依頼するメリットは料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、モンブランバッグの修理・リペア料金平均相場を見てみましょう。
| モンブランバッグ・修理可能箇所 | 修理・料金（概算） |
|---|---|
| スライダー交換 | 3,300円～（概算） |
| ファスナー交換 | 8,800円～（概算） |
| パイピング（全周）交換 | 24,200円～（概算） |
| ハンドル（2本）交換 | 20,900円～（概算） |
| ショルダーベルト交換 | 16,500円～（概算） |
| ライニング（内袋）交換 | 22,000円～（概算） |
| その他 | 応相談・要見積り |
このような料金設定で、正規サービスの対応は全て見積りなので料金がすぐ分かりませんが、バッグ修理専門店の場合、箇所ごとに概算の基本料金が設定されており魅力的です。
納期の方も正規サービスだと製品預かり後連絡（目安として最速約1ヶ月以上）のところを、基本約3～4週間で納品してくれるので、便利で利用しやすくなっています。
依頼の際、注意点としては、モンブランのバッグは非常に高度な技術で製造され、素材も厳選された上質なレザー等を使用しているため、良い評判と実績を持った優秀な修理専門店を選ぶ事が重要です。
バッグ修理専門店を利用する場合優秀な職人が在籍するお店を選ばなくてはいけない理由
モンブランに限らず、有名ブランドのバッグ類を修理・リペアする場合は、必ず優れた技術を持った職人が在籍する修理店を選ぶ事がとても大切になります。
なぜなら、バッグ修理専門店はお店により在籍する職人の技術レベルが異なるため、技術や経験の浅い職人が作業を行うと、持ち込まれたバッグの状態を見極めることができず、作業・縫製の質が下がってしまい、満足する仕上がりにならないことが多い為です。
モンブランバッグの修理・リペア経験を豊富に持ち、優れた技術を備えた職人が作業を手掛ければ、劣化・傷んだ部分を購入時のような良好な状態に取り戻すことが可能です。
そのため、バッグ修理店の情報をできる限り集めて、さらにお店の口コミや実際に職人に相談をして、信頼できるお店かどうか見極めることが必須となります。
モンブランのバッグをバッグ修理専門店に修理・リペア依頼するメリット
- 正規サービスよりも料金がお得・納期も早い
- モンブランのバッグを修理・リペアした経験が豊富で技術の高い職人が担当すれば高品質な仕上がりが期待できる
- 経験豊かな職人ならば細かい点まで相談でき優れた提案もしてくれるので良心的
おすすめしたい、ブランドバッグ修理専門店2選
お伝えしたように、修理専門店では正規サービスよりも費用を抑えたる事ができます。また手元に戻ってくる期間も早いです。
メンテナンス料金を抑えたい人や急ぎという人は、修理専門店への依頼がおすすめです。
ここでは、技術が高く費用を抑えられ納期も早めなブランドバッグ修理専門店を2選紹介させて頂きま
す。
創業60年を超える（リナビス）
リナビスは創業60年を超える宅配クリーニング専門店です。
衣類や布団のクリーニングも行っていますが、その技術を生かしブランドバッグのメンテナンスも行っています。
こんな事でお困りの方におすすめ
- シミや汚れ・色移り
- キズ・剥げ・破れ・日焼け
- 金具やファスナーなどの破損や劣化
選ばれる4つのポイント
- 分かりやすい料金プラン
- 熟練職人による高品質なメンテナンス
- 4,000件以上の実績
- カラーチェンジや修理にも対応
創業から60年の歴史と、熟練した職人がひとつひとつ丁寧に手作業でメンテナンスしてくれます。
「バッグ・鞄コース」「靴コース」「財布・小物コース」など、各コースごとに分かれておち料金表が分かりやすいのでまずはチェックしてみてください。
修理専門店 REPAIR-SHOP HIRAISHIYA
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAは創業80年を超えるブランドバッグ財布の修理専門店です。
様々なブランド品の修復を行っていますが、ルイヴィトンの修理では修理業界で1番の実績があります。
こんな事でお困りの方におすすめ
- 色落ちや色抜け（染め直し補色）
- ほつれや破損
- 染みや汚れ
選ばれる3つのポイント
- 専門修復師が在籍
- ブランドバッグ・財布に特化した修理専門店
- 事前に無料カウンセリングが可能
鞄を送る事前に無料カウンセリングが受けれるので、おおよその料金が分かり安心できます。
また、日々実績が投稿されているので、どのくらいのメンテナンスを行ってもらえるのかイメージしやすいです。
モンブランのバッグを修理・リペアしたい場合正規サービスより優秀な実績を持つバッグ修理専門店の方がお得で依頼しやすく安心
モンブランのような厳選された上質なレザー素材等を使用し、熟練した職人の手によって高品質に仕上げられたバッグの、長年の使用により壊れた個所などを修理・リペアしたい場合、通常は正規取り扱いブティックを通して正規サービスに依頼する事になります。
ですが、料金や納期などもろもろの事情から正規サービス以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高いバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が肝心です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置けるバッグ修理専門店を選択し、愛用のモンブラン・バッグコレクションを見違えるようにリニューアルしましょう。
