1893年にイギリス・ロンドンにあった馬具専門製造卸会社を創業者の父から引き継いだ、若き実業家アルフレッド・ダンヒルが、馬具専門からコートや皮革用品など自動車に関連するアイテムの製造・販売に舵を切り社名も「モートリティーズ」と改名します。
1900年代に入るとドライブ時に火の粉が飛び散らないように工夫された、防風構造の喫煙パイプの販売に傾注、ブランド名を「ダンヒル」と名付け、これが現在の世界的総合ラグジュアリーブランド、ダンヒルの始まりです。
その後ダンヒルは自動社関連アイテム・パイプを始めとする喫煙具・財布やバッグ、時計（現在は販売中止）紳士用スーツなど取り扱いアイテムを広げ、紳士用ファッションアイテムを世界中に広めた事で知られています。
現在は世界的ブランドグループ・リシュモン傘下となり、紳士用スーツやバッグコレクション、総合ファッションアイテムなどを中心に、世界中のジェントルマンたちの絶大な支持のもと、伝統と革新が融合した製品を発表し続けています。
特にダンヒルが近年力を注ぎ、紳士用スーツに次ぐセカンドアイテムとして人気なのが、バッグコレクションの数々です。
創業から馬具製造などレザーの扱いに優れていたダンヒルのバッグは、厳選された上質な最高級の天然皮革を使用、匠の技を持つ優秀な革職人により、手作業で丁寧に仕上げられた品質の高さが特徴になっています。
中でも機能性とミニマムで飽きの来ないデザイン、世代を超えて愛用に耐えうる確かな耐久性が特徴のドクターバッグ「WOLSLEY/ウーズレー」、2020年に発表され現在のアイコン的存在として高い人気を誇る「ロックバッグ」、スマートなデザインと圧倒的な使い勝手の良さが特徴のトートバッグ「ハムステッド」などが有名です。
ダンヒルのバッグは厳選された厳選された最上級の天然皮革等を素材に使用し、古くからの伝統を受け継ぎながら、斬新なデザインとの見事な融合・圧倒的な高品質と耐久性が人気の理由です。
匠の技を持つ職人による丁寧な仕上げ・縫製技術、高い品質と耐久性を誇るのエトロ・バッグコレクションですが、ダンヒルのバッグは厳選された最上級の天然皮革等が採用されているため、雨や水分が付着した場合は乾いた柔らかい布でふき取るなど、日常のお手入れも大切です。
一度手に入れると使い込むほど味が出て手放せなくなる、ダンヒルのバッグは長く良好なコンディションで使い続けるため、壊れたり傷みが生じた場合正規ブティックに持ち込み、リペアサービスを受けることができます。
また、もろもろの事情から正規リペアサービスを利用しない人もおり、優秀な技術を持ったバッグ・皮革製品修理専門店に持ち込む人も多いです。
ここでは、ダンヒルのバッグについて、修理に対する正規サービスとバッグ・皮革製品修理専門店の対応に違いを紹介します。
お手持ちのダンヒル・バッグコレクションを修理・リペアすることをお考えの方は、この機会に是非読んでみてください。
Contents
ダンヒルのバッグは一体どの位使い込んだら修理・リペアが必要になるのか
厳選された最上級の天然皮革等を素材に使用し、匠の技を持つ熟練した職人により製造されたダンヒルのバッグですが、毎日使用することで経年劣化や負荷の程度により年数が経つと、劣化による損傷・また使用している金具類も破損や傷みが生じてきます。
バッグの場合、主に経年劣化・傷みの生じやすい箇所は、持ち手・底部・ジョイント金具部品などです。
このような場合は傷みのある箇所をリペアすることになりますが、破れの場合は縫製のし直し、革部分のパーツ劣化・破損の場合はパーツを交換、金具パーツ類の損傷・劣化の場合は金具パーツを交換します。
ダンヒルのバッグは全てメンテナンスを施しながら、長期に渡り使用できることを想定して製造されており、日常使用する際のお手入れも重要ですが、購入から数年経過し、傷みや破損・擦れなどが生じたバッグについては、修理・リペアの検討が必要です。
ダンヒル・バッグの正規メンテナンスサービスとは
ダンヒルでは製品に対する様々なアフターサービス・リペアのためカスタマーサービスを設けており、所有しているユーザーが安心して使い続けることが可能な体制を取っています。
正規カスタマーサービスは本物であることが確認できた正規ブティック購入品については、イギリス本社の工房と同じ優れた技術を持った専属職人が、本国から用意した純正の部材を使用し、丁寧且つ信頼の置ける作業で修理・リペアを行う形です。
ダンヒルのメンテナンスは対外的に明確な料金を提示しておらず、基本は受付窓口である全国の正規輸入販売代理店が製品をいったん預かり、見積りを出した後に作業を進める形になっています。
料金は修理・リペア個所・モデル種類によって使用する部材や作業工程が異なるため、全て製品預かり後の連絡となります。
納期に関しても基本製品預かり後連絡になり、日本正規サービスに部品が無く本社から取り寄せや、イギリス本社送りの特殊修理はかなり長くかかりますので、ダンヒルのバッグを正規サービスに修理・リペアに出す場合、予算・納期に関しては余裕を持った方が良いです。
ダンヒルはカスタマーサービス・正規ブティック共に、修理・メンテナンスについては製品預かり後の料金・納期決定を徹底しており、依頼前の確認は不可となっていますので注意が必要です。
正規サービスへダンヒルのバッグを修理・リペア依頼するメリット
- 日本担当正規サービスへ製品を預けるため安心感がある
- 料金・納期は製品預かり後連絡となり日本正規サービスに部品が無く本社から取り寄せ・また特殊修理は、納期がかなり長くなり、料金も高額になるので注意
- 基本全国のダンヒル正規取り扱いブティックが正式受付窓口
内容を直接正規サービスへ相談したい場合
ダンヒル・カスタマーサービス TEL：0800-000-0835 受付時間：10:00～19:00 土日祝日休み または公式Webサイトお問い合わせフォームに必要事項記入の上、Eメールにて問い合わせ
正規サービスより気軽に相談・納期が早く料金もお得なバッグ修理専門店
ダンヒルのバッグを修理・リペアしたい場合、正規サービスは製品を預かり後見積りになり料金が高額・納期も長くなるなどの理由から、他の依頼方法を探しているユーザーもおり、そういった場合は優秀で実績のあるバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
バッグ修理専門店へ修理・リペアを依頼するメリットは料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、修理・リペアの料金平均相場を見てみましょう。
ダンヒル・バッグ修理専門店 修理/リペア料金相場（概算）
| ダンヒルバッグ修理可能箇所 | 修理・リペア料金（概算） |
|---|---|
| 金具交換 | 4,400円～（概算） |
| スライダー交換 | 4,400円～（概算） |
| ファスナー交換 | 9,900円～（概算） |
| パイピング交換（全周） | 18,700円～（概算） |
| ハンドル交換（2本） | 15,400円～（概算） |
| ショルダーストラップ交換 | 18,700円～（概算） |
| ライニング（内張り）交換 | 18,700円～（概算） |
| その他 | 応相談・要見積り |
このような概算料金設定で、正規サービスの対応は全て見積りなので料金がすぐ分かりませんが、バッグ修理専門店の場合、箇所ごとに概算の基本料金が設定されており魅力的です。
納期の方も正規サービスだと製品預かり後連絡となりますが、基本約3～4週間で納品してくれるので、便利で利用しやすくなっています。
依頼の際、注意点としては、ダンヒルのバッグは非常に高度な技術で製造され、素材も厳選された最上級の天然皮革等を使用しているため、良い評判と実績を持った優秀な修理専門店を選ぶ事が大切です。
バッグ修理専門店を利用する場合優れた職人が在籍するお店を選ばなくてはいけない理由とは
ダンヒルに限らず、有名ブランドのバッグ類を修理・リペアする場合は、必ず優れた技術を持った職人が在籍する修理店を選ぶ事がとても重要になります。
大きな理由は、バッグ修理専門店はお店により在籍する職人の技術レベルが異なるため、技術や経験の浅い職人が作業を行うと、持ち込まれたバッグの状態を見極めることができず、作業・縫製の質が下がってしまい、満足する仕上がりにならないことが多い為です。
ダンヒルバッグの修理・リペア経験を豊富に持ち、優れた技術を備えた職人が作業を手掛ければ、劣化・傷んだ部分を購入時のような良好な状態に取り戻すことが可能です。
ダンヒルのバッグをバッグ修理専門店に修理・リペア依頼するメリット
- 正規サービスよりも料金がお得で明確・納期も早く気軽に依頼が可能
- ダンヒルのバッグを修理・リペアした経験が豊富で技術の高い職人が担当すれば高品質な仕上がりが期待できる
- 経験豊かな職人ならば細かい点まで相談でき優れた提案もしてくれ良心的な対応
ダンヒルのバッグを修理・リペアしたい場合正規サービスより優秀な実績を持つバッグ修理専門店の方がお得且つ安心
ダンヒルのように厳選された最上級の天然皮革を素材に使用し、熟練した職人によって丁寧に仕上げられたバッグの、長年の使用で壊れた個所を修理・リペアしたい場合、通常は正規品取り扱い直営ブティックを通して正規カスタマーサービスに依頼する事になります。
ですが、料金や納期などもろもろの事情から、正規カスタマーサービス以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高いバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が肝心です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置けるバッグ修理専門店を選択し、愛用のダンヒル・バッグコレクションを購入時のように美しくリニューアルしましょう。
