いまや、フランスと並んで最先端のファッションをリードしている国、イタリアは数々の著名且つ才能に溢れたデザイナーを生み出し、現在も流行の最先端を行く多岐に渡る分野のコレクションが創造されています。
1937年、優れたデザイナーであるジョヴァンニ・フォンタナがイタリアのミラノで創立したレザー製品工房が、世界的ファッションブランドとして愛好者を数多く持つ、ヴァレクストラの始まりです。
創業当初から独創性と確かな職人技術を持つヴァレクストラのレザーアイテムは、旅行鞄であるラゲッジやハンドバッグ、アクセサリーが起業家や富裕層の支持を獲得し、高い評価を得ることになります。
イタリアの優秀な皮革職人を数多く抱えるヴァレクストラは、職人の手作業による高品質なレザーアイテムに拘り、その製品には製作を監督した職人個々の職人番号が記載されている徹底ぶりです。
1940年から1970年代にかけてヴァレクストラは比較的な成長を遂げ、イタリアのみならず、アジア、アメリカ、イギリス、ヨーロッパと大規模な海外進出を果たし、世界的ファッションレザーブランドとしての地位を獲得します。
2000年、経営再編が行われエマヌエーレ・カルミナティ・モリーナに経営権を譲渡、2017年に打ち出された視覚的なプレゼンテーションを展開する「フォトグラフィックプロジェクト」など、新たなステージに挑戦しています。
ヴァレクストラバッグコレクションの魅力は、伝統を重んじた控えめなデザインながら、大胆・型にはまらない独創的なコレクションが特徴です。
1968年、ロンドンのタクシーの運転手が鍵やコインやレシートを出し入れするために使った小箱にインスパイアされたバッグ「トリックトラック」、そして現在のヴァレクストラバッグアイテムのアイコンとなる2011年発表の革命的なバッグ「イジィデ」は世界中で大ヒットを記録し、現在もヴァレクストラのアイコンとして君臨しています。
優れた皮革職人による芸術的ともいえる加工・縫製技術、他ブランドにはない独自の魅力を持つデザインのヴァレクストラバッグコレクションですが、ヴァレクストラのバッグには厳選された上質な天然皮革素材が採用されているため、雨や水分が付着した場合は乾いた柔らかい布でふき取るなど、日常のお手入れも大切です。
一度手に入れると使い込むほど味が出て愛着の湧く、ヴァレクストラのバッグは永く良好なコンディションで使い続けるため、壊れたり傷みが生じた場合正規ブティックに持ち込み、修理・リペアサービスを受けることができます。
また、もろもろの事情から正規リペアサービスを利用しない人もおり、優秀な技術を持ったバッグ・皮革製品修理専門店に持ち込む人も多いです。
ここでは、ヴァレクストラのバッグについて、修理に対する正規サービスとバッグ・皮革製品修理専門店の対応に違いを紹介します。
お手持ちのヴァレクストラバッグコレクションを修理・リペアすることをお考えの方は、この機会に是非読んでみてください。
Contents
ヴァレクストラバッグコレクションは購入後どの程度使い込んだら修理・リペアが必要か
熟練した職人により製造されたヴァレクストラのバッグは、厳選された上質な皮革素材を採用していますが、毎日使用することで経年劣化や負荷の程度により年数が経つと、劣化による損傷・また使用している金具類も破損や傷みが生じてきます。
バッグの場合、主に経年劣化・傷みの生じやすい箇所は、持ち手・底部・ジョイント金具部品などです。
このような場合は傷みのある箇所をリペアすることになりますが、破れの場合は縫製のし直し、革部分のパーツ劣化・破損の場合はパーツを交換、金具パーツ類の損傷・劣化の場合は金具パーツを交換します。
ヴァレクストラの製品は全て定期的なメンテナンスを施しながら、長期間使用することを想定して製造されており、日常使用する際のお手入れも重要ですが、購入から数年経過したバッグについては、修理・リペアの検討が必要です。
ヴァレクストラバッグの正規メンテナンスサービスとは
ヴァレクストラでは製品に対する様々なアフターサービス・リペアのため専門アトリエを設けており、所有しているユーザーが安心して使い続けることが可能な体制を取っています。
正規ヴァレクストラ・アトリエは本物であることが確認できた製品については、イタリア本社の工房と同じ優れた技術を持った専属職人が、本国から用意した純正の部材を使用し、丁寧且つ信頼の置ける作業で修理・リペアを行う形です。
ヴァレクストラのメンテナンスは対外的に明確な料金を提示しておらず、基本は受付窓口である全国の正規輸入販売代理店が製品をいったん預かり、見積りを出した後に作業を進める形になっています。
料金は修理・リペア個所・モデル種類によって使用する部材や作業工程が異なるため、製品預かり後の連絡となります。
また、納期に関しても製品預かり後連絡、日本に部品が無くイタリアから取り寄せや、特殊修理の場合はかなり長くかかりますので、ヴァレクストラのバッグを正規ヴァレクストラ・アトリエに修理・リペアに出す場合、予算・納期に関しては余裕を持った方が良いです。
正規サービスへヴァレクストラのバッグを修理・リペア依頼するメリット
- 日本担当正規アトリエへ製品を預けるため安心感がある
- 料金・納期は製品預かり後連絡となり、修理・リペアの作業が特殊・部品が日本に無くイタリアから取り寄せになる場合、納期がかなり長くなる
- 作業が特殊・部品が日本に無くイタリアから取り寄せになる場合、見積り料金が高額になる可能性が高い
修理・リペアの内容を直接相談したい場合
ヴァレクストラ・ジャパン カスタマーサービス TEL:03-5615-2379 営業時間:10:00~17:00 土日祝日休み (カスタマーサービスでは基本販売・製品に対する問い合わせのみになり、修理受付は全国の正規販売ブティック・または公式サイト問い合わせフォームからEメールで問い合わせになるので注意)
Eメールアドレス:customer.service@valextra.co.jp
:基本的に全国のヴァレクストラ取り扱い正規ブティックが受付窓口
出典:ヴァレクストラ公式サイト
正規アトリエより依頼も敷居が低く気軽・納期が早く料金もお得なバッグ修理専門店
ヴァレクストラのバッグを修理・リペアしたい場合、正規アトリエは製品を預かり後見積りになり料金が高額・納期も長くなるなどの理由から、他の依頼方法を探しているユーザーもおり、そういった場合は優秀で実績のあるバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
バッグ修理専門店へ修理・リペアを依頼するメリットは料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、ヴァレクストラバッグの修理・リペア料金平均相場を見てみましょう。
ヴァレクストラバッグ修理可能箇所 | 修理・リペア料金(概算) |
---|---|
スライダー交換 | 3,300円~(概算) |
ファスナー交換 | 8,800円~(概算) |
パイピング交換 | 5,500円~(概算) |
ハンドル(2本)交換 | 20,900円~(概算) |
ライニング(内張り)交換 | 22,000円~(概算) |
その他 | 応相談・要見積り |
このような料金設定で、正規サービスの対応は全て見積りなので料金がすぐ分かりませんが、バッグ修理専門店の場合、箇所ごとに概算の基本料金が設定されており魅力的です。
納期の方も正規サービスだと製品預かり後連絡になりますが、基本約3~4週間で納品してくれるので、便利で利用しやすくなっています。
依頼の際、注意点としては、ヴァレクストラのバッグは熟練した職人の高度な技術で製造され、素材も厳選された皮革素材等を使用しているため、良い評判と実績を持った優秀な修理専門店を選ぶ事が大切です。
バッグ修理専門店を利用する場合なぜ優れた職人が在籍するお店を選ばなくてはいけないのか
ヴァレクストラに限らず、有名ブランドのバッグ類を修理・リペアする場合は、必ず優れた技術を持つ熟練した職人が在籍する修理店を選ぶ事がとても重要になります。
なぜなら、バッグ修理専門店はお店により在籍する職人の技術レベルが異なるため、技術や経験の浅い職人が作業を行うと、持ち込まれたバッグの状態を見極めることができず、作業・縫製の質が下がってしまい、満足する仕上がりにならないことが多い為です。
ヴァレクストラバッグの修理・リペア経験を豊富に持ち、優れた技術を備えた職人が作業を手掛ければ、劣化・傷んだ部分を購入時のような良好な状態に取り戻すことが可能です。
そのため、バッグ修理店の情報をできる限り集めて、さらにお店の口コミや実際に職人に相談をして、信頼できるお店かどうか見極めることが最も重要になります。
ヴァレクストラのバッグをバッグ修理専門店に修理・リペア依頼するメリット
- 正規サービスよりも料金がお得・納期も早い
- ヴァレクストラのバッグを修理・リペアした経験が豊富で技術の高い職人が担当すれば高品質な仕上がりが期待できる
- 経験豊かで優秀な職人であれば細かい点まで相談でき優れた提案もしてくれるので安心
おすすめしたい、ブランドバッグ修理専門店2選
お伝えしたように、修理専門店では正規サービスよりも費用を抑えたる事ができます。また手元に戻ってくる期間も早いです。
メンテナンス料金を抑えたい人や急ぎという人は、修理専門店への依頼がおすすめです。
ここでは、技術が高く費用を抑えられ納期も早めなブランドバッグ修理専門店を2選紹介させて頂きま
す。
創業60年を超える(リナビス)
リナビスは創業60年を超える宅配クリーニング専門店です。
衣類や布団のクリーニングも行っていますが、その技術を生かしブランドバッグのメンテナンスも行っています。
こんな事でお困りの方におすすめ
- シミや汚れ・色移り
- キズ・剥げ・破れ・日焼け
- 金具やファスナーなどの破損や劣化
選ばれる4つのポイント
- 分かりやすい料金プラン
- 熟練職人による高品質なメンテナンス
- 4,000件以上の実績
- カラーチェンジや修理にも対応
創業から60年の歴史と、熟練した職人がひとつひとつ丁寧に手作業でメンテナンスしてくれます。
「バッグ・鞄コース」「靴コース」「財布・小物コース」など、各コースごとに分かれておち料金表が分かりやすいのでまずはチェックしてみてください。
修理専門店 REPAIR-SHOP HIRAISHIYA
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAは創業80年を超えるブランドバッグ財布の修理専門店です。
様々なブランド品の修復を行っていますが、ルイヴィトンの修理では修理業界で1番の実績があります。
こんな事でお困りの方におすすめ
- 色落ちや色抜け(染め直し補色)
- ほつれや破損
- 染みや汚れ
選ばれる3つのポイント
- 専門修復師が在籍
- ブランドバッグ・財布に特化した修理専門店
- 事前に無料カウンセリングが可能
鞄を送る事前に無料カウンセリングが受けれるので、おおよその料金が分かり安心できます。
また、日々実績が投稿されているので、どのくらいのメンテナンスを行ってもらえるのかイメージしやすいです。
ヴァレクストラのバッグを修理・リペアしたい場合正規アトリエより優秀な実績を持つバッグ修理専門店の方がお得で依頼しやすく安心
ヴァレクストラのように上質な厳選された皮革素材を、熟練した職人の手によって高品質に仕上げたバッグの、長年の使用により壊れた個所などを修理・リペアしたい場合、通常は正規修理・リペアアトリエに正規取り扱いブティックを通して依頼する事になります。
ですが、料金や納期などもろもろの事情から正規修理・リペアアトリエ以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高いバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が肝心です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置けるバッグ修理専門店を選択し、愛用のヴァレクストラバッグを購入時のように美しくリニューアルしましょう。