ファッションの世界で常に最先端を走る人気ブランドを数多く輩出している国といえば、真っ先に名前が上がるのがフランスです。
オートクチュールや既成服・プレタポルテ、さらに腕時計・宝石・バッグ・香水・アクセサリーなどファッションに関するアイテム達をほとんどのブランドが網羅し、高い品質と独創的なデザインで愛用者を多数抱えています。
そんな中、新進気鋭の才気あふれた実業家たちが老舗ブランドに対抗し、オリジナリティに溢れるアイディアで新時代のファッションアイテムを創造し、若い世代を中心に高い支持を獲得しています。
2016年、フランス人のアントワーヌ・モテを始めする3兄弟が、他には無い独創的なバッグアイテム創造のためパリに設立したレザーグッズブランドが、現在パリの若者を中心に圧倒的な人気を誇る「ポレーヌ(POLENE)」のスタートです。
創業当初は5型サイズのバッグコレクションから始まり、自社ECサイトのネット販売と約20㎡と小規模の店舗で販売をスタート・購入ユーザーの口コミと地道なマーケティングで業績を伸ばし、流行やファッションに敏感なパリっ子の心を捉え、2020年には売り場面積約130㎡の店舗に旗艦店を拡張移転し、後にニューヨークや東京等の海外進出も果たしています。
ポレーヌのメインアイテムであるレザーバッグの特徴は、素材にスペインの名門タンナー(皮革メーカー)である、タナリー社をメインにしなやかさ、耐久性が抜群の最上級天然皮革フルグレインカーフレザーを採用しています。
スペイン皮革製品製造のメッカ、ウブリケの優秀な皮革職人が匠の技を用いて手作業で生産され、ミニマルな他には無い独自のデザインは、飽きの来ない本物を求めるユーザーの支持が高いです。
中でも革の端切れをつなぎ合わせて成形した遊び心に溢れたバッグ「Plèi」、ミニマルでシンプルなデザインを一枚皮革から裁断・縫製して仕上げられたショルダーバッグ「Numéro Dix」、女性らしいフェミニンなデザインを持ち、イタリア産のテクスチャードカーフレザーで丁寧に仕上げられた2WAYバッグ「Numéro Sept」等が有名です。
優れた職人による皮革加工・縫製技術、他にはない独自の普遍的なデザインを持つポレーヌ・バッグコレクションですが、ポレーヌのバッグは厳選された上質な天然皮革素材が採用されているため、雨や水分が付着した場合は乾いた柔らかい布でふき取るなど、日常のお手入れも大切です。
一度手に入れると使い込むほど味が出て愛着が湧く、ポレーヌのバッグは長く良好なコンディションで使い続けるため、壊れたり傷みが生じた場合正規ブティックに持ち込み、リペアサービスを受けることができます。
また、もろもろの事情から正規リペアサービスを利用しない人もおり、優秀な技術を持ったバッグ・皮革製品修理専門店に持ち込む人も多いです。
ここでは、ポレーヌのバッグについて、修理に対する正規サービスとバッグ・皮革製品修理専門店の対応に違いを紹介します。
お手持ちのポレーヌ・バッグコレクションを修理・リペアすることをお考えの方は、この機会に是非読んでみてください。
Contents
ポレーヌのバッグはどの位使い込んだら修理・リペアが必要になるのか
厳選された上質な天然皮革を採用し、優れた技術を持つ熟練した職人により製造されたポレーヌのバッグは、毎日使用することで経年劣化や負荷の程度により年数が経つと、劣化による損傷・また使用している金具類も破損や傷みが生じてきます。
バッグの場合、主に経年劣化・傷みの生じやすい箇所は、持ち手・底部・ジョイント金具部品などです。
このような場合は傷みのある箇所をリペアすることになりますが、破れの場合は縫製のし直し、革部分のパーツ劣化・破損の場合はパーツを交換、金具パーツ類の損傷・劣化の場合は金具パーツを交換します。
ポレーヌのバッグは全て定期的なメンテナンスを施しながら、長く使用することを想定して製造されており、日常使用する際のお手入れも重要ですが、購入から数年経過し、傷みや破損・擦れなどが生じたバッグについては、修理・リペアの検討が必要です。
ポレーヌの正規メンテナンスサービスとは
ポレーヌでは製品に対する様々なアフターサービス・リペアのためカスタマーサービスを設けており、所有しているユーザーが安心して使い続けることが可能な体制を取っています。
正規カスタマーサービスは本物であることが確認できた正規ブティック購入品については、フランス本社・及びスペイン工房と同じ優れた技術を持った専属職人が、本国から用意した純正の部材を使用し、丁寧且つ信頼の置ける作業で修理・リペアを行う形です。
ポレーヌの正規メンテナンスについては、創業が2016年とまだ新しく、日本への旗艦店上陸が2023年とごく最近であるため、東京・南青山にあるポレーヌ正規ブティック一か所のみとなっています。
住所は公開されていますが、電話番号は非公開となっており、来店のみで受付となります。
ですので、事前問い合わせについては、フランス本社へ公式サイトから国際電話・またはEメールでの問い合わせです。(日本語対応については確認できず)
基本は受付窓口である東京・南青山の正規ブティックが製品をいったん預かり、見積りを出した後に作業を進める形です。
料金は修理・リペア個所・モデル種類によって使用する部材や作業工程が異なるため、製品預かり後の連絡となります。
納期に関しても製品預かり後連絡になりますので、ポレーヌのバッグを正規サービスに修理・リペアに出す場合、予算・納期に関しては余裕を持った方が良いです。
正規サービスへポレールのバッグを修理・リペア依頼するメリットは
- 日本担当正規サービスへ製品を預けるため安心感がある
- 料金・納期は全て製品預かり後連絡となり、東京の正規ブティック一店のみが対応
- 事前問い合わせは全て公式サイトに記載のフランス本社カスタマーサービスへ、国際電話か公式サイト上のチャット・Eメールになる
内容を直接正規サービスへ相談したい場合
ポレーヌ正規ブティック 住所:東京都港区南青山5-3-18 営業時間:11:00~20:00 不定休 TEL:非公開
ポレーヌ・カスタマーサービス TEL:+33170-70-08-83(フランス) 国際電話 受付時間:月~金曜 10:00~19:00 (フランス現地時間、金曜日は18:00まで) または公式サイトよりライブチャット・Eメールで問い合わせ(いずれも日本語対応については確認できず)
正規サービスより敷居が低く気軽に相談・納期が早く料金もお得なバッグ修理専門店
ポレーヌのバッグを修理・リペアしたい場合、現在は依頼方法が東京の正規ブティック一店のみで、電話番号も非公開のため店舗持ち込みしかなく、さらにカスタマーサービスも公式サイトのライブチャット・Eメール、直接フランス本社カスタマーサービスへ国際電話で問い合わせとハードルが高いです。
また正規サービスは製品全て預かり後見積りになり、料金が高額・納期も長くなるなどの理由から、他の依頼方法を探しているユーザーもおり、そういった場合は優秀で実績のあるバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
バッグ修理専門店へ修理・リペアを依頼するメリットは料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、修理・リペアの料金平均相場を見てみましょう。
バッグ修理専門店・ポレーヌバッグ修理・リペア料金相場(概算)
ポレーヌバッグ修理可能箇所 | 修理・リペア料金(概算) |
---|---|
金具交換 | 4,400円~(概算) |
スライダー交換 | 3,850円~(概算) |
ファスナー交換 | 17,600円~(概算) |
ハンドル交換(2本) | 22,000円~(概算) |
革パーツ交換 | 6,600円~(概算) |
その他 | 応相談・要見積り |
このような概算料金設定で、正規サービスの対応は全て見積りなので料金がすぐ分かりませんが、バッグ修理専門店の場合、箇所ごとに概算の基本料金が設定されており魅力的です。
納期の方も正規サービスだと製品預かり後連絡となりますが、基本約3~4週間で納品してくれるので、便利で利用しやすくなっています。
依頼の際、注意点としては、ポレーヌのバッグは非常に高度な技術で製造され、素材も上質な天然皮革を使用しているため、良い評判と実績を持った優秀な修理専門店を選ぶ事が重要です。
バッグ修理専門店を利用する場合優れた職人が在籍するお店を選ばなくてはいけない理由とは
ポレーヌに限らず、有名ブランドのバッグ類を修理・リペアする場合は、必ず優れた技術を持った職人が在籍する修理店を選ぶ事がとても重要になります。
大きな理由は、バッグ修理専門店はお店により在籍する職人の技術レベルが異なるため、技術や経験の浅い職人が作業を行うと、持ち込まれたバッグの状態を見極めることができず、作業・縫製の質が下がってしまい、満足する仕上がりにならないことが多い為です。
海外高級バッグの修理・リペア経験を豊富に持ち、優れた技術を備えた職人が作業を手掛ければ、劣化・傷んだ部分を購入時のような良好な状態に取り戻すことが可能です。
ポレーヌのバッグをバッグ修理専門店に修理・リペア依頼するメリット
- 正規サービスよりも料金がお得で明確・納期も早く気軽に依頼が可能
- 海外高級バッグを修理・リペアした経験が豊富で技術の高い職人が担当すれば高品質な仕上がりが期待できる
- 経験豊かな職人ならば細かい点まで相談でき優れた提案もしてくれ良心的な対応
おすすめしたい、ブランドバッグ修理専門店2選
お伝えしたように、修理専門店では正規サービスよりも費用を抑えたる事ができます。また手元に戻ってくる期間も早いです。
メンテナンス料金を抑えたい人や急ぎという人は、修理専門店への依頼がおすすめです。
ここでは、技術が高く費用を抑えられ納期も早めなブランドバッグ修理専門店を2選紹介させて頂きま
す。
創業60年を超える(リナビス)
リナビスは創業60年を超える宅配クリーニング専門店です。
衣類や布団のクリーニングも行っていますが、その技術を生かしブランドバッグのメンテナンスも行っています。
こんな事でお困りの方におすすめ
- シミや汚れ・色移り
- キズ・剥げ・破れ・日焼け
- 金具やファスナーなどの破損や劣化
選ばれる4つのポイント
- 分かりやすい料金プラン
- 熟練職人による高品質なメンテナンス
- 4,000件以上の実績
- カラーチェンジや修理にも対応
創業から60年の歴史と、熟練した職人がひとつひとつ丁寧に手作業でメンテナンスしてくれます。
「バッグ・鞄コース」「靴コース」「財布・小物コース」など、各コースごとに分かれておち料金表が分かりやすいのでまずはチェックしてみてください。
修理専門店 REPAIR-SHOP HIRAISHIYA
REPAIR-SHOP HIRAISHIYAは創業80年を超えるブランドバッグ財布の修理専門店です。
様々なブランド品の修復を行っていますが、ルイヴィトンの修理では修理業界で1番の実績があります。
こんな事でお困りの方におすすめ
- 色落ちや色抜け(染め直し補色)
- ほつれや破損
- 染みや汚れ
選ばれる3つのポイント
- 専門修復師が在籍
- ブランドバッグ・財布に特化した修理専門店
- 事前に無料カウンセリングが可能
鞄を送る事前に無料カウンセリングが受けれるので、おおよその料金が分かり安心できます。
また、日々実績が投稿されているので、どのくらいのメンテナンスを行ってもらえるのかイメージしやすいです。
ポレーヌのバッグを修理・リペアしたい場合正規サービスより優秀な実績を持つバッグ修理専門店の方がお得で依頼しやすく安心
ポレーヌのように厳選された上質な天然皮革を素材に使用し、熟練した職人によって高品質に仕上げられたバッグの、長年の使用で壊れた個所を修理・リペアしたい場合、通常は正規品取り扱い直営ブティックを通して正規カスタマーサービスに依頼する事になります。
しかし、ポレーヌの場合、メンテナンス依頼に関して窓口が国内に一か所しかなく、事前問い合わせもフランス本社に問い合わせなどハードルが高く、正規カスタマーサポート以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高いバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が肝心です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置けるバッグ修理専門店を選択し、愛用のポレーヌ・バッグコレクションを購入時のように美しくリニューアルしましょう。