世界中の腕時計マニアだけでなく、腕時計に興味のある人なら、全ての人が知っていると言っても過言ではない、キング・オブ・リストウォッチがロレックスです。
ロレックスが腕時計の歴史に名を残すこととなった、偉大な3つの発明は今や腕時計にとって基本といえる大切な機能であり、歴史に語り継がれる功績を残しています。
まず、機械式時計の弱点であった耐水性と防塵性を克服するために発明された、世界初の防水・防塵ケース「オイスター・ケース」の発明です。
次にロレックスは今まで一日に一度、必ずムーブメントのゼンマイを手巻きで巻き上げなくてはならないことを問題提起し、腕の振動によりゼンマイを自動で巻き上げる機械式自動巻きムーブメント「パーペチュアル」を発明します。
さらに、日付機能を手動で変えなくてはならなかった腕時計に、午前0時に自動で日付の切り替わる機能「デイトジャスト」を開発し、パーペチュアルムーブメントに搭載、この3つの発明は腕時計の歴史に革命ともいえる進化を与えることになるのです。
ロレックスはオイスターケースを発明した頃、すでに機械式ムーブメントに関しては現代にも通用するクォリティを実現していました。
ロレックスの熱心なファンには現在もクォーツ時計が登場する前、1970年初頭以前に製造されたアンティークコレクションを、熱心に集めているマニアが多く、中古市場では現行コレクションを上回る高値で取引されています。
その中でも近年、人気が急上昇しているのが1924年から20027年頃までラインアップされ、ロングセラーとなった「ロレックス・プレシジョン」です。
プレシジョンにはロイヤル、スピードキングなど数多くのペットネームが存在するモデルとしてマニアの中では有名で、特に1920年代~40年代に製造された手巻き式ムーブメント搭載モデルは、中古市場で高い人気を誇っています。
プレシジョンはアンティークウォッチの神髄ともいえる、アールヌーボースタイルのラウンドケースデザインが特徴で、また、プレシジョンの名はクロノメーター認定を受けていないCal.710等の機械式手巻き・自動巻きムーブメント搭載のモデルに付けられています。
そして、そのほとんどがメンテナンス次第で現在の機械式ムーブメントと肩を並べる、高い精度を実現している事が大きな魅力です。
現在は、2007年エアキングのモデルチェンジで、ロレックス全てのモデルがクロノメーター認定ムーブメントになったため、プレシジョンの表記のモデルは姿を消しています。
腕時計は優秀なメカニズムを持つものほど、定期的なメンテナンスを怠り誤った使用法を続けていると、故障の原因を引き起こすことになり、最悪の場合動作しなくなり腕時計としての価値を失います。
このような最悪の事態を避けるため定期的なメンテナンスは必須事項であり、特に防水検査を含んだオーバーホールは数あるメンテナンス作業の中でも基本中の基本といえ、数年に一度必ず行わなくてはならない重要な作業です。
ロレックス・プレシジョンのようにアンティークコレクションが多いモデルの場合は、正規サービスの日本ロレックスではメンテナンスが難しく、スイス本社送りになりムーブメントの状態によってはメンテナンス不可の場合もあります。
そのような事情からマニアの中には正規サービスを利用しないユーザーもおり、その場合は高い技術を持ち、信頼の置ける腕時計修理専門店に依頼する手段を取っているユーザーも多いです。
ここでは、ロレックス・プレシジョンに関するオーバーホールについて、正規サービスの対応と腕時計修理専門店の対応に関する違いを紹介します。
ロレックス・プレシジョンをすでに所有している方も、中古市場で新たに購入を検討中の人にも耳寄りな情報がありますので、是非この機会に目を通してください。
Contents
- 1 ロレックス・プレシジョンをベストな状態で使用するには、購入後どの時期にオーバーホールをするべきか
- 2 正規サービス・日本ロレックスにプレシジョンをオーバーホール依頼した場合どのくらいの期間と料金がかかる?
- 3 正規サービスよりも対応が柔軟且つ割安な料金でオーバーホールしてくれる腕時計修理専門店とは
- 4 腕時計修理専門店への依頼ならクラフトワーカーズがオススメ!
- 5 オーバーホールをご検討の方へ
- 6 クラフトワーカーズでまとめて見積もりしてみませんか?
- 7 お客様情報入力
- 8 ロレックス・プレシジョンのオーバーホールを正規サービス以外で行う場合信頼の置ける優秀な技術を持った腕時計修理専門店に依頼すると確実で安心
ロレックス・プレシジョンをベストな状態で使用するには、購入後どの時期にオーバーホールをするべきか
ロレックス・プレシジョンの場合、製造からかなりの期間を経たヴィンテージ扱いのモデルは経年劣化により各部品の磨耗や傷み、駆動系統の油切れなどを起こしており、コンディション的には劣ったものになります。
そのため、購入したプレシジョンの年代や使用されているムーブメントによってオーバーホールの対応は異なってきます。
ロレックス正規サービス日本ロレックスでは、基本的にオーバーホル可能ですが、部品保有期限の製造終了後25年を経過したアンティーク(ヴィンテージ)モデルは、スイス本社へ時計を預けて、メンテンス・オーバーホールの可否を判断する形です。
正規サービス・日本ロレックスにプレシジョンをオーバーホール依頼した場合どのくらいの期間と料金がかかる?
発表からかなりのロングセラーモデルである、プレシジョンのメンテナンス・オーバーホールに関して、正規サービスではどのような対応を行っているのでしょうか。
ロレックスではオーバーホールに必要な部品の保有期間は生産終了から25年間と定められており、部品保有期間の25年を過ぎた古いモデルの場合、オリジナルのパーツが使用されず、代替の最新部品になってしまい、アンティーク扱いになっているモデルは依頼の際注意が必要です。
ロレックス・プレシジョン正規サービスオーバーホール料金について
ロレックス・プレシジョン ムーブメント仕様 | オーバーホール料金 |
---|---|
機械式手巻きムーブメント(部品保有期限以内のモデル) | 60,500円~ |
機械式自動巻きムーブメント(部品保有期限以内のモデル) | 71,500円~ |
機械式・手巻きムーブメント(部品保有期限を超えたアンティークモデル) | スイス本社送り見積り・ムーブメントの状態次第ではオーバーホール不可の場合あり |
このような内容になっており、アンティーク扱いのモデルは、クォーツショック時代前の1970年代前半に製造が終わっているため、基本正規サービスに純正部品のストックはありません。
このような事情からアンティークモデルについては、部品保有期間が過ぎていることを理由にオーバーホールを断る例があり、メンテナンスが困難でした。
しかし2019年頃からは、生産完了後25年以上経過した部品ストックの無いロレックスでも、スイス本社送りでキャンセルが利かないことを了承すれば正規サービスでオーバーホールが可能になりました。
ただし料金が本社スイスでの作業になる為、料金が工賃やスイスまでの輸送費も含み100万円以上かかる可能性があり、納期も最短で約1年間以上と長くかかることを承知して依頼することが必要です。
正規サービスへロレックス・プレシジョンをオーバーホール依頼するメリット
- 製造元である正規サービスに時計を預けることで安心感がある
- オーバーホール可能な場合作業完了後2年間の動作保証が付き、アフターサービスが付く
- 古いアンティークモデルもスイス本社送りでオーバーホール可能だが部品交換に現行部品が使用され資産価値が下がり納期が長く・料金も莫大になる可能性が高い
直接正規サービスへ問い合わせしたい場合
日本ロレックス〒100-8345 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビル TEL:0120-929-570
スイスロレックス正規サービス案内
BOUTIQUE ROLEX GENÈVE スイスジュネーブロレックスサービス/ Rue de la Fontaine 31204 ジュネーブスイス
正規サービスよりも対応が柔軟且つ割安な料金でオーバーホールしてくれる腕時計修理専門店とは
アンティーク(ヴィンテージ)モデルの多いプレシジョンのオーバーホールは、期間が長期に渡り料金も莫大な金額になるため、正規サービス以外でオーバーホールの手段を検討している場合は、優秀な技術を持った腕時計修理専門店を選択するのがおすすめです。
時計修理専門店のメリットは正規サービスより安くオーバーホールの依頼ができること、優秀な修理店ならば正規サービスで修理不可のモデルも作業可能な確率が高い点、逆にデメリットは修理店によって時計修理の技術にバラつきがある事が挙げられます。
そのため優秀な技術を持った技術者へお願いするのが大切になります。
修理専門店によってオーバーホール料金にバラつきがありますが平均相場を正規サービスの対応と比較してみましょう。
ロレックス・プレシジョン ムーブメント仕様 | 修理専門店 | メーカー依頼 |
---|---|---|
機械式手巻きムーブメント | 25,300円~要相談 | 60,500円~ |
機械式自動巻きムーブメント | 27,500円~要相談 | 71,500円~ |
機械式・手巻き・自動巻きムーブメント/(アンティークモデル) | 応相談~要見積り | スイス本社送り見積り・ムーブメントの状態次第ではオーバーホール不可の場合あり |
このような料金設定になっており、正規サービスの日本ロレックスと比較するとかなり良心的な価格になっています。
納期も正規サービスの場合、最低で約1~2ヶ月以上かかるところを約3~4週間で仕上げてくれるので、納期がはっきりしており依頼しやすくなっています。
また、正規サービスでは部品が無い純正部品も古いストックを持っていたり、優秀なお店は一から部品を作り起しする修理店もあるので、腕時計修理専門店であれば製造から長い年月を経たアンティークモデルも、融通の利くメンテナンス・オーバーホールが可能です。
しかし、アンティークモデルが多いロレックス・プレシジョンの機械式ムーブメントは完成度が高い上に、経年劣化による劣化等で難度の高い作業も発生する可能性があり、修理専門店に依頼する際には技術的に優れた、信頼の置ける修理店を選ぶことが必須なので、修理店選びには十分な注意が重要になります。
信頼できる経験豊富で優秀な技術士がいる腕時計修理専門店と出会うには
日本は腕時計製造やメンテナンスに関して世界トップの技術を持ち、腕時計修理専門店も数が非常に多く、一見簡単にメンテナンスが依頼できると思いがちです。
しかし、本当に信頼の置ける技術を持った腕時計修理専門店となると、数は非常に少なくなり、見つけ出すのにかなりの労力を費やすことになります。
このような場合は、腕時計修理専門店を探す際に、会社の規模やコマーシャル・ネームバリュー等では、どこが本当に高い技術の修理店なのか見分けが付きません。
ですので、実際に修理店を利用した人たちの情報をインターネットやSNSの口コミ等で参考にするとか、探している修理店に資格を持った技術士が在籍しているかどうか、などの情報を確認するのが良い方法です。
腕時計修理を仕事として行うのに資格は特に必要ありませんが、資格を有している技術士ならば信用度は桁違いで、技術や経験値も高く信頼できる作業が期待できます。
そのため日本では腕時計修理技術の質向上のために国家資格を設けており、名称が腕時計修理技能士という資格で、3級から、2級、1級とグレードが上がり、1級が最上資格です。
特に1級腕時計修理技能士は上級資格として登録されている難度の高い資格で、もし探している修理店に1級腕時計修理技能士が在籍していれば、その修理店の信頼度は抜群に高いといえます。
しかし、実際は全ての腕時計修理作業を1級腕時計修理技能士が担当している訳ではないので、依頼する場合には事前にお店ときちんと面談を行い、事前に作業の詳細を確認しておくことが必須になります。
ロレックス・プレシジョンのオーバーホールを腕時計修理専門店に依頼するメリット
正規サービスより料金・納期等の対応が明確で融通が利き依頼しやすい
優秀な1級腕時計修理技能士が作業を担当すれば内容・質は正規サービスと変わらない
正規サービスに部品の無いアンティークやヴィンテージモデルの場合でも優秀で経験豊富な1級腕時計修理技能士が在籍する信頼の置ける修理店なら高品質・格安でオーバーホールの可能性が高い
腕時計修理専門店への依頼なら
クラフトワーカーズがオススメ!
腕時計修理専門店へ依頼を考えているのであればクラフトワーカーズがオススメです。
クラフトワーカーズでは以下のような特徴があります。
- 複数の修理専門店にまとめて見積もりがとれる
- メーカーやデパートよりも料金が安い
- 最短で3週間と納期が早い
- 担当する職人が選べる
- 時計修理技能士1級など全ての職人が資格を保持
- 修理後の保証が1年間と安心
- 交換部品があった場合にはメーカー純正部品を使用している
- 見積・送料が無料
クラフトワーカーズでは、時計情報を記入するだけで複数の修理専門店の優秀な職人に、纏めて見積もりをとり、料金や納期を比較して選ぶことができるサービスです。在籍している職人は全員時計修理の資格を所有しているため一定の技術以上を持ち合わせた職人だけになります。
未熟な人間が時計をメンテナンスする事はありません。
1年間の保証が設けられメーカーより安い金額で優秀な職人にオーバーホールを行なってもらえるので、正規メンテナンスでないとイヤだ!という方でない限りは、是非使ってみてください。
職人を選ぶ事ができる仕組みは、時計修理業界初になります。
クラフトワーカーズの評判を確認する
実際にオーバーホールを行う職人とダイレクトにやり取りができるので、不安な事、疑問点を直接職人に聞き解決してから、安心して依頼できます。
オーバーホールをご検討の方へ
クラフトワーカーズなら全国どこからでも
安心して依頼ができます。
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比較できる職人全員に一括見積りで
料金比較ができます。 -
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ロレックス・プレシジョンのオーバーホールを正規サービス以外で行う場合信頼の置ける優秀な技術を持った腕時計修理専門店に依頼すると確実で安心
ロレックス・プレシジョンは長い歴史を持つコレクションで、製造から長い年月を経たアンティークモデルも多く存在し、オーバーホールを正規サービスへお願いしても、高額な料金と長期にわたる期間がかかり、モデルによってはオーバーホール不可になり戻される場合があります。
こういった場合は優秀で高度な技術を持ち、施設や設備も整った腕時計修理専門店に持ち込むと、正規サービスで出来なかったオーバーホールも可能になる場合が多く、おすすめの方法です。
ですが、腕時計修理専門店の場合は、修理店によって技術にバラつきがあり、十分に注意・検討を怠らず、経験豊かな技能士が在籍する、本当に信頼できる技術の優秀な修理店を選択することが大切です。
そのため事前にできる限りの情報を集め、腕時計修理専門店に関する基礎知識を十分に身に付けてから、間違いのない修理店を選ぶようにすることが最重要になります。
希少価値の高いロレックス・プレシジョンを安心して預けられる、本当に信頼が置け技術の高い腕時計修理店を選択し、匠の技術を持つ本物の腕時計修理技能士が手掛ける、高品質なオーバーホールを体験してください。