他民族による大陸の開拓がルーツとなり、1776年に起こった独立戦争を経て国家となった国がアメリカですが、その開拓と独立を支えたのは、開拓労働者の働きによるものでした。
開拓労働者といえば過酷な労働に耐えられる作業着や靴が必要で、特に革靴は労働者向けに作られた作業用ブーツが発達し、現在もワークウェアとしてアメリカ国民の足元を支えています。
1905年、アメリカ・ミネソタ州レッドウイングシティでチャールズ・ベックマンによって創業された小規模な靴工房が現在も世界中の労働者に愛用されている老舗ブーツブランド、レッドウイングの始まりです。
当時、アメリカの労働者はほとんどが肉体労働者であり、20世紀に入り全米で鉄道網が敷かれ産業が急速に発展すると、肉体労働者から耐久性が高く実用的なワークウェアが求められるようになります。
17歳で生まれ故郷ドイツからアメリカ・ミネソタ州に移住し靴屋を営んでいたチャールズ・ベックマンは、当時アメリカで出回っていた作業靴の品質が低いことに業を煮やし、自分の手で作業用ブーツを制作することを決意しました。
1908年にベックマン発案・製造による初のワークブーツ「No.16」が発表され、14インチ丈のバックルブーツは厳選した耐久性の高い上等なレザーを使用し、頑丈な製法で耐久性が格段に高かったことから大ヒットを記録、レッドウイングは創業から15年後の1920年にはアメリカでトップクラスのワークブーツブランドに成長、成功を収めます。
その後もレッドウイングは高品質なワークブーツを発表し続け、第二次世界大戦ではアメリカ軍の公式ブーツを生産、軍用としてもその耐久性が高く評価され、ブランドの価値を大いに高める事になるのです。
戦後もレッドウイングの快進撃は続き世界中に店舗を拡大、1970年代に起こったファッション・アメカジブームの火付け役となり、ファッションアイテムとしてもレッドウイングはファン層を拡大します。
そして現在もレッドウイングはワークブーツ・ファッションアイテムの両面から高い支持を獲得し、一流ブーツブランドとして君臨しています。
レッドウイングの大きな特徴は何といっても厳選した「フレッシュ・ハイド」と呼ばれる塩漬けしていない原皮のみを使用し、過酷な使用に耐えうる革素材と、悪条件の道にもしっかりとグリップする独自のソール「グロコード・ソール」による抜群の耐久性と高品質です。
中でもU字型の縫い目が特徴的なモックトゥデザインと、耐久性抜群の素材「オロレザー」が悪条件で足元を支えるアイコン的ブーツ「875(クラシック・モックトゥ)」、もともと鉱山労働者のため設計され、つま先部分に別革を重ねたキャップトゥデザインが印象的な頑丈且つタフなブーツ「アイアンレンジャー」、アメリカの郵便配達員用に開発、長時間の歩行を支える優れたクッション性能が自慢のビジネスシューズ「ポストマン」シリーズ等が良く知られています。
厳選された素材と確かなクラフトマンシップによる堅牢な製品作り・靴作りの王道と言える製法「グッドイヤーウェルト製法」を採用したレッドウイングの靴達ですが、どんなに高い技術で製造された高品質なブーツでも、その使用頻度の高さ故、普段からのこまめなメンテナンスは欠かすことができず、さらに損傷や破損、部品の外れなどが発生した場合は速やかに製造元の工房へ修理・メンテナンスを依頼する事が大切です。
修理・メンテナンスを施すことで、愛用のレッドウイングは一生使い込める必需品となり、足元を支え続けます。
現在、レッドウイングの修理・メンテナンスについては、受付を全国のレッドウイング直営店・正規取り扱い店で行っており、公式サイトから発想による受付も可能です。
作業はレッドウイング正規専門修理部門が担当しています。
さらに、もろもろの事情から近年数が増えている皮革製品修理専門店を利用するユーザーも多く存在し、こちらもおすすめの方法です。
ここでは、レッドウイングのブーツを修理・メンテナンスする際の対応・料金・納期等について日本正規サービスや皮革製品修理専門店の対応・料金・仕上がりの違いについて紹介して行きます。
現在レッドウイングのワークブーツをご愛用の方々、これから購入を検討中の方にも有力な情報がありますので、是非この機会にお読み下さい。
Contents
レッドウイングの製品を修理・メンテナンスする目安について
徹底したクラフトマンシップの手作業で仕上げられ、厳選された素材使い・王道の製法「グッドイヤーウェルト製法」による高い耐久性が魅力のレッドウイングですが、さすがのレッドウイングでも毎日使用することによる経年劣化よるメンテナンスは重要で、劣化による損傷・また使用している部品も破損や傷みが生じてきます。
レッドウイングのブーツは、過酷な環境やハードな作業に耐えうることを想定して製造されており、日常使用する際のお手入れも大切すが、購入から数年経過し、傷みや破損・擦れなどが生じた際については、修理・メンテナンスが必要になります。
レッドウイングの正規メンテナンスサービスとは
レッドウイングでは製品購入後のアフターサービス・修理メンテナンスに対応するため修理専門部門を設けており、受付は全国のレッドウイング直営店・正規取り扱い店、公式サイトから発想による受付も可能です。
料金・納期については基本製品預かり後見積もりになりますが、ソール交換・修理の一部メニュー料金については公式サイトで公開されていますので参照して見ましょう。
| レッドウイング修理可能箇所 | 正規メンテナンス料金(概算) |
|---|---|
| オールソール交換 | 18,900円~20,900円から(概算) |
| ハーフソール交換 | 11,000円~(概算) |
| アウトソール交換 | 16,500円~(概算) |
| ヒール交換 | 7,700円~(概算) |
| ヒールベース交換 | 9,350円~(概算) |
| 縫い直し(1ヶ所) | 1,320円~(概算) |
| 革あて(1ヶ所) | 3,850円~(概算) |
| その他 | 要見積もり |
注:スーパーソールのソール交換は不可・メンテナンス内容はソールの種類によって異なる
このような基本料金になっておりますが、基本は製品預かり後見積もりで連絡となります。
納期については修理内容・部品の在庫状態で変化し最速で約3~4週間となっていますが、特殊修理などの場合は納期が長くなり、料金も高額難る可能性があるため、レッドウイングのブーツを正規サービスで修理・メンテナンスに出す場合は、予算・納期に十分な余裕を持った方が良いです。
正規サービスへレッドウイングのブーツを修理・リペア依頼するメリット
直営店・正規取り扱い店へ製品を預けるため安心感がある
納期は最速で約3~4週間が目安となるが、作業内容や部品の取り寄せなどでさらに長くかかる場合有り
料金は基本見積りになり、作業内容・部品在庫状況によっては高額になる可能性もあるので注意
直接内容を問い合わせしたい場合
基本全国のレッドウイング直営店・正規取り扱い店が受付窓口 一例:レッドウィング・シューストア 東京青山(直営店)住所:東京都港区南青山5-4-29 TEL:03-6450-5349 営業時間:12:00~20:00 土日祝日11:00~19:00 不定休
レッドウイング公式サイト・リペア依頼欄に必要事項記入の上、依頼ページプリント後修理品と梱包して元払いで発送・Eメールで修理完了連絡後発送、郵送料金は着払いで送られる: 内容問い合わせは公式サイト・お問い合わせ欄からEメールで問い合わせ
正規サービスより気軽に相談でき料金もお得な皮革製品修理専門店
レッドウイングのブーツを修理・メンテナンスしたい場合、正規サービスは基本製品を預かり後見積りになり、納期も長くなるなどもろもろの理由から、他の依頼方法を探しているユーザーも多く、そういった場合は優秀で実績のある皮革製品修理専門店に依頼するのがおすすめです。
皮革製品修理専門店へ修理・メンテナンス依頼するメリットは、料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、修理・メンテナンスの料金平均相場を見てみましょう。
| オールソール交換 | 16,000円~(概算・目安) |
| アウトソール交換 | 12,000円~(概算・目安) |
| ハーフソール交換 | 4,000円~(概算・目安) |
| ヒール交換 | 6,050円~(概算・目安) |
| 縫い直し(1ヶ所) | 1,100円~(概算・目安) |
| その他 | 応相談・要見積もり |
このような料金設定で、皮革製品修理専門店の場合、箇所ごとの概算基本料金がお得に設定されており魅力的です。
納期の方も正規サービスだと製品預かり後連絡・目安として最速約3~4週間となりますが、基本約2~3週間程度で納品してくれるので、便利で利用しやすくなっています。
依頼の際、注意点としては、レッドウイングのブーツは高度な技術で縫製され、素材も上質な厳選された天然皮革を使用し、高度な製法・グッドイヤーウェルト製法で製造されているため、良い評判と実績を持った優秀な修理専門店を選ぶ事が重要です。
皮革製品修理専門店に修理・メンテナンスを依頼する場合優れた職人が在籍するお店を選ばなくてはいけない理由
レッドウイングに限らず、有名ブランドのブーツ・革靴を修理・メンテナンスする場合は、必ず優れた技術を持った職人が在籍する修理店を選ぶ事がとても重要になります。
なぜなら、皮革製品修理専門店はお店により在籍する職人の技術レベルが異なるため、技術や経験の浅い職人が作業を行うと、持ち込まれたバッグの状態を見極めることができず、作業・縫製の質が下がってしまい、満足する仕上がりにならないことが多い為です。
レッドウイングのブーツ修理経験を豊富に持ち、優れた技術を備えた職人が作業を手掛ければ、劣化・傷んだ部分を良好な状態に取り戻すことが可能になります。
レッドウイングの靴を正規サービス以外で修理したい場合優秀な技術を持つ皮革製品修理専門店の方がお得且つ安心
レッドウイングのようにクラフトマンシップによる職人の手作業で加工・縫製し、厳選された上質な素材と、王道の製法「グッドイヤーウェルト製法」で製造された高い耐久性を持つブーツ・革靴を、長年着用したことで壊れた個所の修理・メンテナンスを行いたい場合、通常はレッドウイング直営店・正規取り扱い店が受付となり作業は正規修理部門で行います。
ですが、料金や納期などもろもろの事情から、正規サービス以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高い皮革製品修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が重要です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置ける皮革製品修理専門店を選択し、愛用のレッドウイング・ブーツや革靴を、良好なコンディションに復活させましょう。