2024.12.10

2024.12.10

グランドセイコーの5945-7011のオーバーホールを行いました。

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オーバーホール・修理実績
グランドセイコーの5945-7011のオーバーホールを行いました。

お客様から頂いた故障状況など

セイコー グランドセイコー(5945-7011) オートマチック 動いたり・止まったり、日付け調整不良(月末31日以外の次月月初に1日にできない)

修理対応

  • オーバーホール
  • ガラス交換
  • パッキン劣化

オーバーホール・修理内容

メンテナンス内容 数量 金額
オーバーホール(分解掃除) 1 38,500円
ガラス交換 1 8,800円
リュウズのパッキン 1 2,200円

合計:49,500円(税込)

風防(ガラス)交換とは

風防はスレや落下によって傷がついたり割れることがあります。ガラスにはサファイアクリスタルやミネラルガラスやプラスチックなど種類がありますが、プラスチック風防は傷がつきやすいため注意が必要です。

プラスチック風防に付いた傷は研磨によって消せる場合もありますが、ガラスに深い傷が入った場合は交換となります。

サファイアクリスタルやミネラルガラスは落下などの強い衝撃によりひび割れたり割れる可能性があります。ガラスがひび割れたり、割れてしまうと防水性などに悪影響を与えるため、早急に修理する必要があります。

パッキンの交換

時計にはパッキンというゴム製のパーツが使われています。このパッキンは時計内部に湿気や異物の浸入を防ぐ役目がありますが、素材がゴムでできているため長年使っていると固くなり経年劣化してしまいまします。劣化し始めるのは、およそ3~4年程度言われており、定期的に交換する必要があります。

パッキンが劣化してしまいますと防水性能が弱くなり、ムーブメント内部や文字盤に湿気が入ってしまったり、細かいゴミが侵入してしまい動作に悪影響をもたらしてしまいます。ゴムパッキンは石鹸や熱いお湯などでも劣化してしまうので十分気をつけてください。

定期的なオーバーホールとは?

機械式時計は4年~5年に一度、定期的にオーバーホールを受けることが推奨されております。

オーバーホールではパーツ単位まで丁寧に分解し汚れたオイルを洗浄し調整を行ながら、再度組み立てて正常の精度に近ずける点検作業になります。

定期的なオーバーホールを行う事によって未然に大きな故障を防ぐ目的があります。

この時計のメンテナンスした平田良信さんってどんな人?

時計はメーカー毎の構造や、使い方や環境によって特有の癖がでてきます。

その癖を見極めることはオーバーホールや修理においてとても大切になりますが、長年時計と向き合ってきて培われた経験が必要です。

私は都内有名百貨店の修理技術部に30年余り在籍させて頂きました。百貨店はメーカーと違い様々なブランドや症状の補修が必要になります。

技術者とし長年積み重ねた技量が、信用・信頼につながり満足して頂ける様、修理メンテナンスに務めさせて頂く所存です。

時計を熟知した私だからこそできる、メンテナンスを手がけます。



平田良信さんのオーバーホールの料金

クォーツ(電池式時計)

  • スタンダードモデル:9,000円~
  • クロノグラフ:25,000円~

機械式(ゼンマイ)

  • スタンダードモデル:20,000円~
  • クロノグラフ:35,000円~

※実際の料金は時計をお預かりして、技術者による診断実施後に確定いたします。記載されている料金は目安としてご参考ください。

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