2024.10.18

2024.10.18

腕時計に付いた傷の修理や研磨って料金はどのくらい?磨きにはどういった事をしているの?意外と知らない磨きの闇

array(2) {
  [0]=>
  object(WP_Term)#2915 (17) {
    ["term_id"]=>
    int(119)
    ["name"]=>
    string(6) "知識"
    ["slug"]=>
    string(9) "knowledge"
    ["term_group"]=>
    int(0)
    ["term_taxonomy_id"]=>
    int(119)
    ["taxonomy"]=>
    string(8) "category"
    ["description"]=>
    string(0) ""
    ["parent"]=>
    int(1)
    ["count"]=>
    int(17)
    ["filter"]=>
    string(3) "raw"
    ["term_order"]=>
    string(3) "182"
    ["cat_ID"]=>
    int(119)
    ["category_count"]=>
    int(17)
    ["category_description"]=>
    string(0) ""
    ["cat_name"]=>
    string(6) "知識"
    ["category_nicename"]=>
    string(9) "knowledge"
    ["category_parent"]=>
    int(1)
  }
  [1]=>
  object(WP_Term)#2911 (17) {
    ["term_id"]=>
    int(1)
    ["name"]=>
    string(6) "時計"
    ["slug"]=>
    string(5) "watch"
    ["term_group"]=>
    int(0)
    ["term_taxonomy_id"]=>
    int(1)
    ["taxonomy"]=>
    string(8) "category"
    ["description"]=>
    string(0) ""
    ["parent"]=>
    int(0)
    ["count"]=>
    int(476)
    ["filter"]=>
    string(3) "raw"
    ["term_order"]=>
    string(3) "183"
    ["cat_ID"]=>
    int(1)
    ["category_count"]=>
    int(476)
    ["category_description"]=>
    string(0) ""
    ["cat_name"]=>
    string(6) "時計"
    ["category_nicename"]=>
    string(5) "watch"
    ["category_parent"]=>
    int(0)
  }
}
知識
腕時計の傷を磨く研磨

腕時計の外装研磨ができることはご存知の方も多いですが、ではどのようにして研磨を行っているのか?研磨にも種類があるのか?料金はどのくらいなのか?といった部分はは専門的な知識になりますので知っている人の方が少ないです。

外装研磨は使用年数の経過で傷やケース・ブレスレットの光沢が失われてしまった腕時計を、新品の状態へ復活させるのに有効なメンテナンス方法です。

今回は上記の点も含め、腕時計の外装研磨について詳しく説明していきます。

そもそも腕時計の外装研磨とは

腕時計の傷を磨く研磨

腕時計のケースや外装・また、金属製のブレスレットを使用しているモデル等は、製造時は美しい鏡面仕上げによって磨き上げられ、装飾品として完成度が高いです。

しかし、腕時計は常時腕に着けて使用しているため、ふとした些細なことで細かい小傷やスリ傷、不注意による深い傷等が使用年数と共に付き、元々の輝きが失われ外観にも影響を与えます。

そのような場合、製造メーカーや腕時計修理専門店では専門の機械を使用し、腕時計のケースや外装、ブレスレットなどを磨き上げることが可能で、これを外装研磨といい、優秀な職人の手で丁寧に磨き上げられます。

腕時計に使用されている素材には、昔はスチール素材、年代が進むにつれて軽量で耐久性の高いステンレスが一般的になり、近年はチタンやセラミック・カーボンなど新たな科学素材も採用されており、研磨作業にはより専門的な技術が必要です。

さらに腕時計は装飾品としての価値も高いことから、ケース・外装・ブレスレットに金・プラチナ・純銀などの無垢素材が使用されている高価なものもあり、より細心の注意を払った作業が求められます。

所有している腕時計の傷や鏡面仕上げの光沢が鈍り、目立って不快に感じている方や、長年の使用で購入時の美しさを取り戻したいと感じている人は、外装研磨を依頼する事をお勧めします。

腕時計の外装研磨は何回行っても大丈夫なのか

外装研磨を施すと、長年使い込まれた腕時計も新品のような光沢と美しさを取り戻し、熟練した職人が研磨作業を行う事で、傷の付いた部分は全くと言ってよい程目立たなくなります。

しかし、外装研磨は磨き作業において素材の表面を極めて薄く削っていることになるため、回数を何度も重ねるとケースがすり減る事になります。

この状態を「ケース痩せ」といい、素材にとってリスクの高い状態になり注意が必要です。

手荒く時計を扱うことで何度も傷をつけてしまい、その度に外装研磨に何度も出していると、素材がすり減ってしまい、外観が変化し見劣りするだけでなく、ケースに厚みがなくなることで防水性が維持できなくなり、危険な状態になるケースに陥ります。

傷の付き具合や程度にもよりますが、一般的に新品と同じフォルムを時計ケースが保てるのは、研磨作業5回程度が限界といわれており、これを越える回数を重ねていくと、最悪の場合ケース交換が必要になる例もあります。

ですので、きれいな状態を維持したいのはやまやまですが、腕時計の傷については年数を重ねた味わいになると考え、特に機械式腕時計の場合は数年に一度、オーバーホールメンテナンスが必要ですので、オーバーホール依頼時に合わせて行うのが理想です。

腕時計に金やプラチナ・純銀など無垢素材を使用しているケースは研磨可能か?

では、高級腕時計ブランドに多い、素材自体に大きな金額的価値を持つ、純金・プラチナ・純銀・白金等の無垢素材の場合、外装研磨は行っても良いのでしょうか。

基本的に外装研磨は素材そのものを研磨作業で削ることによって傷を直し、光沢を取り戻す作業ですので、純金・プラチナ・純銀・白金のような無垢素材は研磨が可能です。

その代わり、一般的に腕時計に採用されているステンレスなどとは異なり、素材の硬度が低く柔らかいため、作業にはより高度な技術が必要とされ、「ケース痩せ」の進行も早くなります。

ですのでなるだけ普段からの使用に気を配り、傷の発生を抑えることと、定期的に専用布などで表面をクリーニングし、外装研磨に出す頻度をなるべく抑える事が大切です。

特殊な素材・メッキ加工のケースは外装研磨できる?

近年の科学技術の進歩で、腕時計に採用されているケース素材も多様化し、軽量で圧倒的な耐久性を持つチタンや、セラミック・カーボンなどの化学素材、また通常のステンレスケースにコストパフォーマンス重視でメッキ加工を施し光沢を出しているケースもあります。

基本としてチタンや、セラミック・カーボンなどの化学素材は素材の特性上、研磨は行うことができず、逆に傷をつけてしまうことになります。

また、ステンレス素材にメッキ加工を施したものは、どんなに強い加工を施したものでもメッキ部を削り取ってしまい、元の地金が出てしまうので、外装研磨はできませんので依頼するのはやめましょう。

腕時計の外装研磨方法には種類があるのか

腕時計の傷の研磨バフ掛け

通常、製造メーカーや腕時計修理専門店に依頼する外装研磨ですが、どのような方法で行われているのでしょうか。

外装研磨の方法はいくつか種類があり、専用の速度可変ができるモーターにフェルトパフを取り付け、回転するモーターの速度を微妙に調節しながら研磨する面を削っていきます。

ケース側面には一番固い強硬のパフを使用し磨いていきます。

この時に、パフに当てる角度を誤るとケースを破損させてしまいますので、熟練した非常に難易度の高い技術が必要になります。

ブレスレットの場合は中硬のパフを使用し、鏡面部を中心に磨いていき、細かい傷については専用研磨ペーパーで傷取りを行い、最後に布パフで鏡面部の仕上げで完成です。

最終的に洗浄水を使用した超音波洗浄機で、研磨したことで付着した研磨かすや汚れを完全に落として完成となります。

他の方法としては金属素材専用の金属磨き研磨剤があり、液状タイプやチューブに入ったネリ状タイプが多く完全な手作業で汚れや傷を取り研磨していきます。

仕上げに金属磨き剤で削った部分をセーム皮等の専用布で丁寧に磨き上げ、完成です。

専用セーム皮等は日常のお手入れにも使用できるので、一般のユーザーもそろえておくと良いでしょう。

ほとんどのメーカーや修理専門店では、繊細な作業ができ完成度も高く仕上げることができる、専用モーターを使用した方法が採用されています。

腕時計の付属レンズは研磨可能か

では、ケースやブレスレットと同じく傷の付きやすい、腕時計にとって文字盤を保護し、視認性を良くする目的の風防ガラスは研磨できるのでしょうか。

腕時計のガラスには、大きく分けて3種類が採用されており、アンティークや旧式の時計に使われているプラスチック(アクリルガラス・プレキシガラスを含む)ガラスと、採用数の多いもっとも一般的なミネラルガラス、高級モデルやダイバーズウッチ等に使われているサファイアクリスタルガラスがあります。

プラスチックガラスの場合は、プラスチック専用の磨き剤・研磨剤・ポリウォッチを使用し、専用の目が細かい布で磨きをかけることで傷の除去や透明度の復活に効果的です。

ミネラルガラスの場合は、上記の研磨剤を使用しますが、そのままだと傷のカバーに弱い面があるので、粒度の粗い耐水ペーパーを使用することが多いです。

その際、粒度の数値選択が重要で、♯1000から使用し、♯2000で仕上げ磨きを行った後、仕上げにプラスチック研磨剤を使用するとツヤのある鏡面に仕上げることができます。

サファイアクリスタルガラスの研磨は、ガラスの構造上研磨剤を使用することができず、無理やり使用すると逆に傷をつけてしまうことになり研磨ができません。

そのため、専用の機材を持った製造メーカーや腕時計修理専門店でも、ガラス交換を行う対応になり、普段の取り扱いには注意が必要です。

外注せずに個人で外装研磨を行うことはできるのか

外注で外装研磨を依頼するとけっこう金額もかかるし、納期も長いので、手先に自信のある人は自分で外装研磨ができるのかといった疑問を持つ人がおり、独自で調べている人が多くいます。

インターネットなどを見ると、数多く自分で腕時計の外装研磨を行っている画像や動画がよくヒットしますが、こういった方に多いのがDIYに自信のある人で、ホームセンターや量販店で販売されている金属研磨剤や耐水ペーパーで作業を行っています。

確かに市販の属研磨剤や耐水ペーパーでも、個人で時計の外装研磨を行う事は可能です。

しかし、素人が手作業で研磨を行うと細かな傷はある程度削れますが、大きな傷は失敗してしまうことがほとんどな事、さらに不要な範囲も削ってしまい、削りすぎて元々の外観を壊してしまう可能性が非常に高い事が挙げられます。

また、重要な鏡面仕上げ(ポリッシュ加工)やヘアライン仕上げ(艶消し加工)を素人の手で行うことは、仕上がりの完成度を考えると不可能といって良く、熟練した技術士の専門技術が必要になります。

ですので、腕時計の傷や鏡面の光沢を再現したい場合は、速やかに製造メーカーか腕時計修理専門店に任せるのがお勧めです。

外装研磨の製造メーカーと修理専門店の料金はどのくらい違うのか?

外装研磨を外注で依頼する場合、製造メーカーに直接依頼する方法と、優秀な技術を持った腕時計修理専門店に依頼する方法と、2つの手段がありますが、製造メーカーと腕時計修理専門店では作業料金がどのくらい違うのでしょうか。

ここでは、製造メーカーと腕時計修理専門店の外装研磨料金相場の違いを見てみましょう。

製造メーカー・腕時計修理専門店の外装研磨対応、料金相場の違い

外装研磨作業種類 製造メーカー料金
外装ケース研磨・ブレスレット研磨(オーバーホールを含む) 70,000円~(基本料金)
外装ケース研磨・ブレスレット研磨 20,000円~(基本料金)
ガラス研磨(プラスチック・アクリルガラス) 9,900円~(基本料金)
ガラス交換(サファイアクリスタルガラス) 受注後見積り(ガラス交換)
外装研磨作業種類 腕時計修理専門店料金
外装ケース研磨 13,200円~
ブレスレット研磨 8,800円~
ガラス研磨(プラスチック・アクリルガラス) 3,000円~
ガラス交換(サファイアクリスタルガラス) 20,000円~(ガラス交換)

このような料金相場になっており、製造メーカーと腕時計修理専門店では相場が大きく異なります。

製造メーカーは多くのブランドがオーバーホールとセットになっているケースが目立ち、単体でのサービスは別見積りになったり、セットサービス以外は設けていないブランドもあります。

逆に腕時計修理専門店の場合は作業単体から受付している修理店がほとんどで、基本料金が明確でメーカーよりかなりお得な設定です。

大きな理由は製造メーカーのように、オーバーホールやメンテナンスとセット料金を設定する事は行わず、単体作業として料金設定している点、製造メーカーより技術料を高額に取っていないことが挙げられます。

オーバーホールやメンテナンスを含んで依頼する場合、製造メーカーの作業は確実ですが、外装研磨のみでとらえた場合、優秀な腕時計修理専門店の方が、質も変わらず料金もお得に済みます。

また、中にはオーバーホール・メンテナンスと外装研磨をセット料金で設定している修理店もあり、料金が製造メーカーより割安の店舗もありますので、柔軟な対応も魅力的です。

腕時計修理専門店に外装研磨を依頼するメリットは

腕時計の傷を綺麗に磨く道具バッファー

製造メーカーへ外装研磨を依頼する場合、メーカーなので安心度は高く、確実な作業が期待できますが、研磨単体の作業よりもオーバーホール・メンテナンスとセットになるメーカーが多く、納期が長く料金も技術料が高く高額になりがちなのが難点です。

その点、腕時計修理専門店は各部分の単体研磨を中心に受け付けており、技術料も抑えめの設定になっている修理店が多く料金的にお得なのが特徴になっています。

内容・品質も優秀な修理店であれば製造メーカーに引けを取らない店舗もあり、コストを抑えて仕上げてもらうことが可能です。

また、日本には腕時計修理専門店の数が外国に比べて非常に多く、選択肢も幅広いため、迅速な納期で仕上げてくれるのも大きなメリットです。

依頼のポイントとしては腕時計修理店に外装研磨の依頼を行うには、外装研磨は熟練した経験と作業技術が要求される作業なので、優秀で経験豊かな技術士が在籍する修理店を探すことが最前提となり、数多くの腕時計修理専門店から、あらゆる情報を集めて優秀な修理店を選択する事が大切になります。

腕時計修理専門店への依頼なら
クラフトワーカーズがオススメ!

腕時計修理専門店へ依頼を考えているのであればクラフトワーカーズがオススメです。
クラフトワーカーズでは以下のような特徴があります。
  • 複数の修理専門店にまとめて見積もりがとれる
  • メーカーやデパートよりも料金が安い
  • 最短で3週間と納期が早い
  • 担当する職人が選べる
  • 時計修理技能士1級など全ての職人が資格を保持
  • 修理後の保証が1年間と安心
  • 交換部品があった場合にはメーカー純正部品を使用している
  • 見積・送料が無料

クラフトワーカーズでは、時計情報を記入するだけで複数の修理専門店の優秀な職人に、纏めて見積もりをとり、料金や納期を比較して選ぶことができるサービスです。在籍している職人は全員時計修理の資格を所有しているため一定の技術以上を持ち合わせた職人だけになります。

未熟な人間が時計をメンテナンスする事はありません。

1年間の保証が設けられメーカーより安い金額で優秀な職人にオーバーホールを行なってもらえるので、正規メンテナンスでないとイヤだ!という方でない限りは、是非使ってみてください。

職人を選ぶ事ができる仕組みは、時計修理業界初になります。
クラフトワーカーズの評判を確認する

クラフトワーカーズにまとめて見積りを依頼する

実際にオーバーホールを行う職人とダイレクトにやり取りができるので、不安な事、疑問点を直接職人に聞き解決してから、安心して依頼できます。

           

オーバーホールをご検討の方へ

クラフトワーカーズなら全国どこからでも
安心して依頼ができます。

              クラフトワーカーズの特徴            
  • 修理料金を
    比較できる

    職人全員に一括見積りで
    料金比較ができます。

  • 安心して
    依頼ができる

    わからない事は直接職人に聞いて解決。
    だから安心して依頼ができます。

  • 修理後の
    安心サポート

    全ての時計に
    1年間の動作保証がつきます。

  • WEBから簡単
    「まとめて見積り」

    「まとめて見積り」なら、住所や電話番号の入力なし。時計を送らずに概算見積りを作成します。

  • 資格を持つ
    職人が在籍

    優れた技術でリーズナブルに
    オーバーホールができます。

  • 梱包キットを
    無料提供

    全国どこでも時計の梱包キットを
    無料で提供。
    着払いで修理店へ送るだけ。

       
Now Loading...

Now Loading...

腕時計の外装研磨を依頼する場合には製造メーカーより優秀で信頼できる腕時計修理専門店の方がお得

長年使用して傷や光沢の衰えが目立った腕時計を、キレイに復活させたい場合は製造メーカーへ外装研磨を依頼すると良いです。

しかし製造メーカーは技術料が高くつき料金が高額なので、もし製造メーカー以外で依頼先を探している場合には、優秀な信頼できる腕時計修理専門店へ依頼するのがおすすめです。

しかし、腕時計修理専門店の場合は、修理店によって技術にバラつきがあるので十分に注意・検討を怠らず、信頼の置ける技術の優秀な修理店を選択することが重要になります。

そのため事前にできる限りの情報を集め、腕時計修理専門店に関する基礎知識を十分に身に付けてから、間違いのない修理店を選ぶようにすることが大切です。

依頼後に品質で後悔することの無いように、本当に信頼の置ける腕時計修理店を見つけ、素晴らしい技術を持った、本物の腕時計修理技能士が手掛ける外装研磨で、新品の輝きを取り戻しましょう。

入力内容の確認

あなたにおすすめの記事

よく読まれている記事

この記事を見た人はこんな記事も見ています