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お客様から頂いた故障状況など
手巻きが出来なくなり、止まってしまっています。
技術者からのメール
内部を拝見したところ、手巻きができない原因は巻き芯と呼ばれるリューズとムーブメントを繋いでいる軸の不良によるものと思われます。
洗浄を行っても状態が改善されない場合は軸を交換させていただく形になります。
また、内部も全体的に油の劣化がかなり進行しており、状態が悪くなっておりました。
何点かは部品交換が発生する可能性がありますので、そこまで含めてお見積りをご提示しております。
IWCのポルトギーゼクロノIW371447はどんな時計?
IWC ポルトギーゼ IW371447は、IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)が製造していた、黒文字盤に統一されたシックな印象を持つメンズ腕時計です。特に、ポルトギーゼ・コレクションの中でも長年愛されてきた「3714」系統のモデルで、すでに生産が終了しています。
W371447を含む「3714」系統のモデルは、2020年に自社製ムーブメントを搭載したポルトギーゼ クロノグラフ IW3716に刷新され、生産終了となりました。
修理対応

- ムーブメント交換
オーバーホール・修理内容
メンテナンス内容 | 数量 | 金額 |
オーバーホール(パッキン交換含む) | 1 | 38,500円 |
巻き芯交換 | 1 | 1,650円 |
コーティング加工(ガラス、ケース、バックル) | 1 | 4,400円 |
料金: 44,550円(税込)
油粘り
時計の内部には多くの潤滑油という油が差されていますが、潤滑油は年月を経ることで、劣化したり内部の磨耗粉やチリやゴミと合わさって粘りを生じます。
潤滑油の状態が悪いと部品の動作にとって抵抗となってしまい時刻の遅れや針の止まりなど精度が落ちてしまいますので、古い油を洗浄し綺麗な潤滑油を差し直しが必要になります。
巻き芯の劣化とは?
巻き芯とは、リューズ(時刻やカレンダーの修正を行うための部分)と内部の機械をつないでいる部分のパーツになりますが、金属疲労で変形してしまったりリューズパッキンの劣化により錆びてしまう事があります。
巻き芯が劣化してしまうとカレンダー切換や時刻合わせなどの機能の切換ができなくなるので交換が必要です。
IWCのポルトギーゼクロノIW371447の着用が確認された有名人
国内の著名人
- 小栗旬(俳優): 黒文字盤にシルバーのインデックスが映えるIW371447を愛用していると報じられています。
- 町田啓太(俳優): ポルトギーゼ・クロノグラフを愛用していることを明かしています。リファレンス番号は明言されていませんが、IW371447の愛用者として紹介されていることもあります。
- 小泉孝太郎(俳優): IW371447の後継機であるIW371445(黒文字盤にシルバーのインダイヤル)などを着用している姿がドラマなどで見られました。
- 中間淳太(ジャニーズWEST): ポルトギーゼの愛用者として知られています。
海外の著名人
- ブラッドリー・クーパー(俳優): IWCのブランドアンバサダーを務めており、IW371447と思われるモデルをアカデミー賞のレッドカーペットで着用していました。
- ジョン・クラシンスキー(俳優): レッドカーペットでIW371447を着用したことがあります。
- サシャ・バロン・コーエン(俳優): 金と黒のIW3714クロノグラフをゴールデングローブ賞で着用していました。
- カーメロ・アンソニー(バスケットボール選手): IWCのブランドの友(Friend of the Brand)であり、ポルトギーゼを頻繁に着用しています。