ファッション流行の最先端にはヨーロッパ諸国の存在があり、筆頭となるフランスやイタリアからは刺激的なデザインを生み出す優れたブランドが多く、常に業界トップを争うコレクションを送り出しています。
1925年、優れたデザイナーであるアデーレ・フェンデイとエドアルド・フェンディがイタリア・ローマに開業した小さなブティックが、現在世界トップブランドとして世界中に多くのファンを持つ老舗ブランド、フェンディの始まりです。
創業当初から優秀で個性的なバッグ、ファーの製造で一躍注目を浴び、特に優れた職人の手による独自のデザイン、優秀な造りのバッグはフェンディのアイコンとして、ヨーロッパ中に愛好者を抱える有名ブランドに成長します。
200年代初頭までは女性向けのコレクションがほとんどを占めていたフェンディですが、近年はメンズコレクションも多くなり、男性からの支持も上昇しており、注目を集めています。
日本には1972年に上陸し、斬新なデザインのバッグコレクションで日本中の女性を虜にしたフェンディは、現在も全国にブティックを展開、変わらぬ人気を誇るブランドです。
特にスマートなデザインで人気の「バイザウェイ」、上質な天然皮革を素材にクラシックなイメージながら、モダンさを併せ持つ「ピーカブー」、惜しくも現在は廃盤ですが、バツグンの使いやすさと耐久性で現在も愛用者の多い「トロワジュール」、そしてフェンディの顔と言える、「バゲット」は1997年発表以来コレクターの心をつかんで離さない名作です。
フェンディの大きな魅力は卓越したクラフトマンシップによるバッグの高い完成度と、現代的でエレガンスな独自のデザインにあります。
また、一目でフェンディの製品と認識できる特徴的なデザイン「ズッカ柄」は様々なアイテムに採用され、フェンディを象徴するアイコンとなっています。
優れた職人による独自の素材加工・縫製技術、他ブランドにはない魅力を持つデザインのフェンディ・バッグコレクションですが、フェンディのバッグは厳選された上質な天然皮革に独自の加工を施した素材が採用されているため、雨や水分が付着した場合は乾いた柔らかい布でふき取るなど、日常のお手入れも大切です。
一度手に入れると使い込むほど味が出て愛着の湧く、フェンディのバッグは永く良好なコンディションで使い続けるために壊れたり傷みが生じた場合正規ブティックに持ち込み、リペアサービスを受けることができます。
また、もろもろの事情から正規リペアサービスを利用しない人もおり、優秀な技術を持ったバッグ・皮革製品修理専門店に持ち込む人も多いです。
ここでは、フェンディのバッグについて、修理に対する正規サービスとバッグ・皮革製品修理専門店の対応に違いを紹介します。
お手持ちのフェンディバッグ・コレクションを修理・リペアすることをお考えの方は、この機会に是非読んでみてください。
Contents
フェンディのバッグコレクション達はどのくらい使い込むと修理・リペアが必要になるのか
熟練した職人の技術により製造されたフェンディのバッグは、上質な天然皮革に独自加工を施した素材を採用しており、毎日使用することで経年劣化や負荷の程度により年数が経つと、劣化による損傷・また使用している金具類も破損や傷みが生じてきます。
バッグの場合、主に経年劣化・傷みの生じやすい箇所は、持ち手・底部・ジョイント金具部品などです。
このような場合は傷みのある箇所をリペアすることになりますが、破れの場合は縫製のし直し、革部分のパーツ劣化・破損の場合はパーツを交換、金具パーツ類の損傷・劣化の場合は金具パーツを交換します。
フェンディの製品は全て定期的なメンテナンスを施しながら、長期間使用することを想定して製造されています。
ですので、日常使用する際のお手入れも重要ですが、購入から数年経過したバッグについては、修理・リペアの検討が必要です。
フェンディバッグの正規メンテナンスサービスとは
フェンディは製品に対する様々なアフターサービス・リペアサービスのためクライアントサービスを設けており、所有しているユーザーが安心して使い続けることが可能な体制を取っています。
正規クライアントサービスは本物であることが確認できた製品については、イタリア本社の工房と同じ優れた技術を持った専属職人が、本国から用意した純正の部材を使用し、丁寧且つ信頼の置ける作業で修理・リペアを行う形です。
フェンディのオーバーホールは対外的に明確な料金を提示しておらず、基本は受付窓口である全国の正規輸入販売代理店が製品をいったん預かり、見積りを出した後に作業を進める形になっています。
料金は修理・リペア個所・モデル種類によって使用する部材や作業工程が異なるため、製品預かり後の連絡となります。
また、納期に関しては最速で約1ヶ月以上、イタリア本社送りや特殊修理の場合には更に長くかかりますので、フェンディのバッグを正規サービスに修理・リペアに出す場合、予算・納期に関しては余裕を持った方が良いでしょう。
このようにフェンディのバッグを修理・リペアするには、正規クライアントサービスにすべてお任せの状態になるので、あせらず待つ必要があります。
正規サービスへフェンディのバッグを修理・リペア依頼するメリット
- 日本担当正規サービスへ製品を預けるため安心感がある
- 最速納期は約1ヶ月だが修理・リペアの作業がイタリア本社工房送りになる場合、納期が長くなる
- 作業部品の有無・イタリア本社での作業になる場合は見積り料金が高額の可能性が高い
内容を直接正規サービスへ相談したい場合
FENDI クライアントサービス TEL：0120-001-829 営業時間：10:00～18:00 日曜・祝日休み・または公式サイト問い合わせフォームからのEメール問い合わせ
：基本的に全国のフェンディ取り扱い正規ブティックが受付窓口
出典：フェンディ公式サイト
正規サービスより依頼がしやすく料金もお得なバッグ修理専門店
フェンディのバッグを修理・リペアしたい場合、正規サービスは製品を預かり後見積りになり料金が高額・納期も長くなるなどの理由から、他の依頼方法を探しているユーザーもおり、そういった際には優秀で実績のあるバッグ修理専門店に依頼すると良いです。
バッグ修理専門店へ修理・リペアを依頼するメリットは料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、修理・リペアの平均相場を見てみましょう。
| フェンディバッグ修理可能箇所 | 修理料金（概算） |
|---|---|
| ボタン交換 | 4,400円～（概算料金） |
| バイピング（留め具）交換 | 4,000円～17,600円（概算料金) |
| ジッパー交換 | 13,200円～（概算料金） |
| トリミング交換 | 11,000円～（概算料金） |
| ハンドル(2本）交換 | 13,200円～（概算料金） |
| ライニング（内張り）交換 | 19.800円～（概算料金） |
| その他 | 要見積り |
このような料金設定で、正規サービスの対応は全て見積りなので料金がすぐ分かりませんが、バッグ修理専門店の場合、箇所ごとに基本料金が設定されており魅力的です。
納期の方も正規サービスだと最速約1ヶ月以上かかるところを基本約3～4週間で納品してくれるので、便利で利用しやすくなっています。
依頼の際、注意点としては、フェンディのバッグは非常に高度な技術で製造され、素材も上質な天然皮革等を使用しているため、良い評判と実績を持った優秀な修理専門店を選ぶ事が大切です。
バッグ修理専門店を利用する場合優れた職人が在籍するお店を選ばなくてはいけない理由
フェンディに限らず、有名ブランドのバッグ類を修理・リペアする場合は、必ず優れた技術を持った職人が在籍する修理店を選ぶ事がとても重要になります。
なぜなら、バッグ修理専門店はお店により在籍する職人の技術レベルが異なるため、技術や経験の浅い職人が作業を行うと、持ち込まれたバッグの状態を見極めることができず、作業・縫製の質が下がってしまい、満足する仕上がりにならないことが多い為です。
フェンディバッグの修理・リペア経験を豊富に持ち、優れた技術を備えた職人が作業を手掛ければ、劣化・傷んだ部分を購入時のような良好な状態に取り戻すことが可能です。
そのため、バッグ修理店の情報をできる限り集めて、さらにお店の口コミや実際に職人に相談をして、信頼できるお店かどうか見極めることが大切になります。
フェンディのバッグをバッグ修理専門店に修理・リペア依頼をするメリットは
- 正規サービスよりも料金がお得・納期も早い
- フェンディのバッグを修理・リペアした経験が豊富で技術の高い職人が担当すれば高品質な仕上がりが期待できる
- 経験豊かな職人ならば細かい点まで相談でき優れた提案もしてくれるので安心
フェンディのバッグを修理・リペアしたい場合正規サービスより優秀な実績を持つバッグ修理専門店の方がお得で依頼しやすい
フェンディのように上質な天然皮革等を独自加工した素材を使用し、熟練した職人の手によって高品質に仕上げられたバッグを、長年の使用で壊れた個所などを修理・リペアしたい場合、通常は正規カスタマーサービスか正規取り扱いブティックに依頼する事になります。
ですが、料金や納期などもろもろの事情から正規サービス以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高いバッグ修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が肝心です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置けるバッグ修理専門店を選択し、愛用のフェンディバッグを見違えるようにリニューアルしましょう。
