イギリス・サヴォイホテルにホテルマンとして勤務していた、才能に溢れるデザイナー志望のグッチオ・グッチは、1921年かねてから温めていた自身の独立ブランドを立ち上げるべく、イタリア・フィレンツェに優れた皮革加工職人を雇い入れ、ラゲージの工房兼ショップをオープンさせます。
イタリア伝統の優秀な皮革加工技術により高品質・且つエレガントな英国式デザインを融合させることで、今までにない独自のレザーアイテムコレクションを創造・たちまちイタリア中の注目を集めます。
1930年にはレザー素材に加え、さらに耐久性を追求したキャンバス素材を新たに採用、その後ブランドイメージを決定付けるディアマンテ キャンバスを開発・現在もグッチのアイコンとして知られるGGパターンの原型となるのです。
1943年、グッチのバッグアイテム最初の銘品となる、耐久性の高いバンブーをバッグのハンドルに導入したアイテム「グッチ・バンブーハンドバッグ」を生み出し世界中で大ヒットを記録、世界中にグッチの名前は知れ渡ります。
その後グッチはメインのバッグ・シューズから取り扱いアイテムを広げ、財布等のアクセサリー・プレタポルテ(既成服)、インテリア用品など多岐に渡り、現在は総合ラグジュアリーブランドとして世界トップランクのブランドとして君臨しているのです。
特にメインアイテムのバッグに次いで人気なのが財布コレクションで、バッグアイテムで培った技術を遺憾なく発揮、バッグの手法を継承した素材やデザインでファンの注目を集め、現在はバッグに次ぐ人気アイテムとなっています。
グッチ財布の特徴は、厳選された上質な天然皮革・独自の開発によるディアマンテ キャンバスを採用した品質の高さ・合わせてグッチらしさを前面に出しながら主張しすぎないシンプルなデザインが魅力です。
中でもオリジナルデザイン”インターロッキングG”をあしらっ定番長財布「グッチ シグネチャー」、トレードマークのGGロゴをワンポイントに、上質なレザーを惜しみなく使用した折り財布「GGマーモント」、バッグアイテムに採用されている、有名なデザイン”ウェブストライプ”を採用したカジュアルな定番アイテム「ウェブストライプ」などが良く知られています。
厳選された上質な天然皮革や独自開発のキャンバスを、熟練した優秀な職人が丁寧に仕上げたグッチの財布は一度手に入れると使い込むほど味が出て愛着が湧き、長く使い込める銘品揃いです。
グッチの財布コレクションは永く良好なコンディションで使い続けるために、壊れたり傷みが生じた場合正規ブティックに持ち込み、修理・リペアサービスを受けることができます。
また、もろもろの事情から正規リペアサービスを利用しない人もおり、優秀な技術を持った皮革製品修理専門店に持ち込む人も多いです。
ここでは、グッチの財布について、修理に対する正規サービスと皮革製品修理専門店の対応に違いを紹介します。
お手持ちのグッチ財布コレクションを修理・リペアすることをお考えの方は、この機会に是非読んでみてください。
Contents
グッチの財布をメンテナンス・修理する目安期間とはどのくらい?
熟練した職人の手作業により、丁寧に製造されたグッチの財布ですが、厳選された上質なレザーや独自開発のディアマンテ キャンバス等、こだわりの素材が用いられ高い耐久性が魅力ですが、長年の使用により経年劣化が生じ、メンテナンス・修理を施しながら使っていく形になります。
主な修理箇所はステッチのほつれや切断、ファスナー・ボタンなど部品の傷みや損傷、生地の外側・内側の傷みや破れなどです。
購入から数年が経過し、上記のような症状が有る場合は速やかにグッチ正規取り扱いブティックに依頼し、メンテナンス・修理を施すことが必須となります。
グッチの財布正規リペアサービス・メンテナンス・修理料金目安について
グッチは製品に対する様々なアフターサービス・リペアサービスのため、クライアントサービスを設けており、所有しているユーザーが安心して使い続けることができる体制を取っています。
グッチ正規リペアサービスは本物であることが確認できた製品については、イタリアの工房と同じ卓越した技術を持った専属職人が、本国から用意した純正の部材を使用し、丁寧且つ信頼の置ける作業で修理・リペアを行う形です。
申し込みは全国にあるグッチのブティックに持ち込み依頼するか、公式WebサイトにあるEメールアドレスから依頼し正規サービス確認の上、グッチクライアントサービスへ郵送する形になります。
料金は修理・リペア個所によって使用する部材や作業工程が異なるため、基本見積りとなりますが、修理可能な箇所(一例)・概算料金を公式サイトでアナウンスしているため、ここではその詳細を見てみましょう。
このような修理内容・料金例になっており、これらはあくまでリペアサービスの一例(概算)ですので、正式な料金・更に複雑な工程や修理箇所については全て預かり後見積りによる連絡です。
グッチ財布修理可能箇所 | 修理料金(概算) |
---|---|
スナップボタン交換 | 7,700円~(概算料金) |
クロージャー交換 | 19,800円~(概算料金) |
ジッパー交換 | 15,400円~(概算料金) |
トリミング交換 | 50,600円~(概算料金) |
ライニング(内張り)交換 | 33,000円~(概算料金) |
その他 | 要見積り |
主な作業内容ですが、素材の違いによる補修やクリーニング・金属ファスナーが使用されている部品はファスナー交換や修復・金具部品は部品交換・修復・縫製については、縫い目の修復や再縫製が施されます。
納期は最速で約1ヶ月が目安となり、特殊修理や部日本担当サービスに部品が無く、本社取り寄せの場合更に長くなりますので、納期については依頼の際、十分な余裕を見ることが大切です。
正規サービスへグッチの財布を修理・リペア依頼するメリット
日本担当正規サービスに作業を依頼するため安心感がある
基本料金・納期は製品預かり後連絡となり金額・期間には余裕を見る事が必要
修理部品が日本担当サービスに無く本社から取り寄せ・また特殊修理の場合は料金が高額になる可能性有り
直接正規サービスに内容を問い合わせたい場合
グッチ・クライアントサービス TEL:0120-99-2177 営業時間:10:00~20:00 Eメール:assistance@jp-onlineshopping.gucci.com
:基本全国のグッチ正規取り扱いブティックが正式窓口
正規サービスより依頼がしやすく料金もお得な皮革製品修理専門店
グッチの財布を修理・リペアしたい場合、正規サービスは料金が高額・納期も長くなるなどの理由から、他の依頼先を探しているユーザーもおり、そういった際には優秀な皮革製品修理専門店に依頼すると良いです。
皮革製品修理専門店へ修理・リペアを依頼するメリットは料金が正規サービスよりお得な事、修理内容について融通が利く事、納期も早めに仕上がる事が挙げられます。
逆にデメリットは、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがあることが難点です。
修理専門店によって料金はバラつきがありますが、平均相場をグッチ正規サービスの対応と比較してみましょう。
グッチ財布修理可能箇所 | 皮革製品修理専門店(概算) | メーカー依頼料金(概算) |
---|---|---|
スナップボタン交換 | 4,400円~(概算) | 7,700円~(概算料金) |
クロージャー交換 | 3,300円~(概算) | 19,800円~(概算料金) |
ジッパー交換 | 6,600円~(概算) | 15,400円~(概算料金) |
トリミング交換 | 6,600円~(概算) | 50,600円~(概算料金) |
ライニング(内張り)交換 | 7,700円~(概算) | 33,000円~(概算料金) |
その他 | 応相談・要見積り | 要見積り |
このような料金設定になっており、正規サービスと比較するとかなりお得な料金設定で魅力的です。
納期についても正規サービスだと目安で最速1ヶ月以上かかりますが、皮革製品修理専門店の場合基本3~4週間で納品してくれ、便利で利用しやすくなっています。
しかし、グッチの財布は熟練した専門職人による高度な技術で製造されており、素材も厳選されたレザーや独自技術のディアマンテ キャンバス等が使用されていますので、良い評判と優秀な技術を持った修理専門店を選ぶ事が重要です。
皮革製品修理専門店を利用する場合、必ず優秀な技術者が在籍する修理専門店を選ばなくてはいけない理由
グッチに限らず、皮革製品修理専門店で海外有名ブランド製の高級財布を修理・リペアする場合は、必ず優れた技術と経験を持った技術者が在籍する修理専門店を選ぶ事がとても大切です。
なぜなら、皮革製品修理専門店は修理店により在籍する職人の技術レベルに差があり、技術や経験の浅い職人が作業を担当すると、持ち込まれた財布の状態を見極める事ができず、満足のいかない仕上がりになる場合が多い為です。
そのため事前に修理専門店の情報をできる限り集めて、インターネットの口コミなども十分参考にし、できればお店の担当技術者と面談を行い、信頼できるお店かどうか見極めることが必須になります。
グッチの財布を皮革製品修理専門店に修理・リペア依頼するメリットとは
正規サービスと比べて敷居が低く対応も柔軟なので相談しやすい
グッチの製品を修理・リペアした経験が豊富で優れた技術を持つ職人が作業を担当すれば高品質な仕上がりが期待できる
優秀な職人なら作業内容も融通が利きさらに優れた提案もしてくれるので良心的な対応
グッチの財布を正規サービス以外で修理・リペア依頼したい場合優秀な技術を持つ皮革製品修理専門店の方がお得で安心できる
グッチのように上質な天然皮革やキャンバス地を独自加工したオリジナル素材等を使用し、熟練した職人の手によって高品質に仕上げられた財布を、長年の使用で壊れたり傷みのある個所を修理・リペアしたい場合、通常は正規取り扱いブティックえお通して正規クライアントサービスに依頼する事になります。
ですが、料金や納期などもろもろの事情から正規サービス以外の依頼方法を探している方は、優秀な実績を持ち、経験値・技術の高い皮革製品修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、あくまでブランド正規の修理ではない事、修理店によって技術力に差があり、依頼先によっては仕上がりにバラツキがある為、良く調べた上で良質な修理店を見つける事が肝心です。
依頼後、仕上がりに不満の出ないよう、優秀な信頼の置ける皮革製品修理専門店を選択し、愛用のグッチ財布アイテムを見違えるようにリニューアルしましょう。