海外高級腕時計の中で知らない人はいない歴史ある名ブランドがロレックスで、その数多くのコレクションたちは腕時計史上で重要な発明となる様々な機能を搭載し、多くのモデルが名器として認められています。
そんなロレックスが1992年に新たなコンセプトとして提唱する、ビーチリゾートを楽しむ富裕層向けのコレクションとして発表したスポーツドレスウォッチがヨットマスター1です。
発表当初から今までのロレックスとは異なるテーマを持ったこのモデルは、最初は素材に18KYGのみを採用、スポーツモデルで初めてペアでの着用を想定し、メンズ・ボーイズ・レディースの3種類サイズを揃えました。
ヨットマスターの名前通り、船上での使用をイメージしているため防水性は100mまで、通常のダイバーズとは異なるスタイリッシュなデザインが特徴です。
そして1999年に、ステンレスとプラチナのコンビモデルロレジウムを発表し、このモデルは世界的大ヒットモデルとなり、ヨットマスター1の名前を世界中に知らしめることになるのです。
これ以降、ヨットマスター1は素材やデザインの幅を広げ、多彩なモデルを持つコレクションとして当初のテーマ通りにビーチリゾートを楽しむ富裕層を取り込み、人気モデルになります。
その後、バリエーションモデルとしてヨットマスター2・ヨットマスター40・ヨットマスター42とラインアップを広げましたが、現在もヨットマスター1は人気モデルとして現行コレクションに加わっているのです。
このヨットマスター1も高精度と確かな防水性を保つためには、定期的なメンテナンスが不可欠で、メンテナンスを怠り使用を続けてしまうと、経年劣化で精度や機能に異常をきたし、最悪の場合動かなくなってしまい、腕時計としての役割を果たすことができなくなってしまいます。
このような事態を防ぐためにメンテナンスは欠かすことのできないもので、特にオーバーホールはメンテナンス作業の中でも基本中の基本といえ、数年に一度必ず行わなくてはならない作業になります。
基本、ロレックスのメンテナンス・オーバーホールについては、全国の正規輸入販売代理店が受付窓口となり、正規サービスである日本ロレックスが作業を担当する形です。
また予算や納期等、様々な事情から正規サービスを利用しない人もおり、そういった人は優秀な技術を持った腕時計修理専門店にお願いする人も多く、おすすめの方法になっています。
ここではヨットマスター1をオーバーホール依頼した際の、正規サービスと腕時計修理専門店との違いについて紹介していきますので、ヨットマスター1をすでに所有している方も、これから購入を検討中の人にも有益な情報がありますので、是非目を通して見てください。
Contents
ヨットマスター1は購入後どの時期でオーバーホールをするべきなのか
高い精度を持つムーブメントを搭載し・無垢素材をデザインパーツに使用しているヨットマスター1は、購入後どの時期でオーバーホールしなくてはならないのでしょうか。
全国の正規輸入販売代理店や正規サービスの日本ロレックスでは、ヨットマスター1に搭載されている機械式ムーブメントは、購入後2~3年以上、メンテナンス作業を受けていないモデルについては、速やかにオーバーホールを依頼するように、と強く推奨していまので、把握して置きましょう。
ヨットマスター1を正規サービスの日本ロレックスへオーバーホールを依頼するとどれ位の納期と料金になるのか
ヨットマスター1を正規サービスである日本ロレックスにオーバーホールを依頼した場合、いったいどのくらいの期間と料金がかかるのでしょうか。
正規サービス日本ロレックスヨットマスター1オーバーホール料金
ヨットマスター1仕様 | オーバーホール料金 |
---|---|
自社製自動巻きムーブメント | 84,700円 |
このような料金設定になっていて、これはあくまでオーバーホールのみの料金で、作業工程の中で部品交換や修理作業が発生した場合は別途料金が上乗せになってきます。
納期については通常で約1ヶ月~2ヶ月以上かかり、スイス見積りや特殊修理の場合は、約半年以上かかる場合もあります。
基本的にヨットマスター1は初代モデルから自社製機機械式ムーブメント、Cal.3135を搭載していました。
この名ムーブメントと呼ばれているCal.3135はサブマリーナやデイトジャストなど、名作と呼ばれるモデルには必ず搭載されていたムーブメントで、現在も大切にメンテナンスされている逸品として知られています。
Cal.3135はその後のヨットマスター1にも受け継がれて搭載されることになり、ヨットマスター1の名を世界的なものにしたロレジウムや、2019年に新型 Cal.3235が登場するまで現在のコレクションにも採用されています 。
よって現在もヨットマスター1のオーバーホールは通常通り行われており、今の所はパーツ自体の心配をしなくて良い状態です。
ですが、今後製造中止後部品保有期間の25年を経過したムーブメントが出てきた際は、正規サービスでのメンテナンスも困難な場合が出てくるので、古いRefナンバーのモデルは注意が必要になります。
正規サービスへヨットマスター1をオーバーホール依頼するメリットとは
- 製造元の正規サービスに時計を預けるので安心感がある
- 作業完了後2年間の動作保証が付き、アフターも良い
- 正規サービスのオーバーホール料金は高額な料金になる
直接正規サービスへ問い合わせしたい場合
日本ロレックス〒100-8345 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビル ☎ 0120-929-570
正規サービス日本ロレックスよりも割安な料金でオーバーホールを受付してくれる腕時計修理専門店
ヨットマスター1をオーバーホールする場合、納期や料金等もろもろの事情がある場合には、正規サービスを利用する以外に、優秀な技術を持った腕時計修理専門店を選択する方法がおすすめです。
時計修理専門店のメリットは正規サービスより安くオーバーホールの依頼ができること、逆にデメリットは修理店によって時計修理の技術にバラつきがある事が挙げられます。
そのため優秀な技術を持った技術者へお願いするのが大事です。
修理専門店によってオーバーホール料金にバラつきがありますが平均相場を正規料金と比較してみましょう。
ヨットマスター1仕様 | 修理専門店 | メーカー依頼 |
---|---|---|
自社製自動巻きムーブメント | 34,000円 | 84,700円 |
このような料金になっており、正規サービスの日本ロレックスと比較するとかなりお得な料金になっています。
納期も正規サービスの場合、通常で約1ヶ月~2ヶ月かかるところを約3~4週間で仕上げてくれるので、納期も早く利用しやすくなっています。
しかし、ヨットマスター1の防水機能や無垢素材を使用したケース・機械式ムーブメントはロレックス独自の精密構造になっているので、修理専門店に依頼する際には技術的に優れた、信頼の置ける修理店を選ばなくてはなりませんので、十分な注意が必要です。
信頼の置ける優秀な腕時計修理専門店を見つけるためには
日本の腕時計に関する製造や修理技術は世界のトップレベルに位置するクォリティで、そのため腕時計修理専門店の数も多く、依頼に困ることはほとんどありません。
しかし、本当の意味で信頼の置ける優秀な腕時計修理専門店となると、数は非常に限られ、見つけるのが難しくなります。
このような場合確かな方法としては、まず、腕時計修理専門店の規模やコマーシャル・ネームバリューなどの情報ではなく、もっと地に足の着いた情報が必要です。
例えばインターネットやSNS等を活用して、腕時計修理専門店を実際に利用して見た人の口コミを参照するとか、探している腕時計修理専門店に資格を持っている技術士が在籍しているかどうか、などを調べたほうが良いでしょう。
実際には腕時計修理を仕事とする場合に、資格というものは特に必要ありません。
ですが、資格を持っている技術士の方が、資格のない技術士よりも数倍信頼でき、技術も当然高いものを持っています。
日本では腕時計修理技術の質向上のために、国家資格を設けており、名前を腕時計修理技能士といい、3級から資格はスタートし、2級、1級とグレードが上がり、1級が最上資格になります。
さらに1級腕時計修理技能士は上級資格として登録されている難度の高い資格で、もし探している修理店に1級腕時計修理技能士が在籍していれば、その修理店の信頼度は抜群に高いです。
しかし、実際には全ての作業を1級腕時計修理技能士が担当しているわけではないので、依頼する場合には事前にお店としっかり話をして、作業の詳細を確認しておくことが大事になります。
ヨットマスター1のオーバーホールを腕時計修理専門店に依頼するメリット
正規サービスより対応が柔軟で敷居が低く相談しやすい
優秀な1級腕時計修理技能士が作業を担当すれば内容・質は正規サービスと同じ
優秀な1級腕時計修理技能士がいて信頼の置ける修理店ならかなりの融通が利き高品質・割安でオーバーホールしてくれる
腕時計修理専門店への依頼なら
クラフトワーカーズがオススメ!
腕時計修理専門店へ依頼を考えているのであればクラフトワーカーズがオススメです。
クラフトワーカーズでは以下のような特徴があります。
- 複数の修理専門店にまとめて見積もりがとれる
- メーカーやデパートよりも料金が安い
- 最短で3週間と納期が早い
- 担当する職人が選べる
- 時計修理技能士1級など全ての職人が資格を保持
- 修理後の保証が1年間と安心
- 交換部品があった場合にはメーカー純正部品を使用している
- 見積・送料が無料
クラフトワーカーズでは、時計情報を記入するだけで複数の修理専門店の優秀な職人に、纏めて見積もりをとり、料金や納期を比較して選ぶことができるサービスです。在籍している職人は全員時計修理の資格を所有しているため一定の技術以上を持ち合わせた職人だけになります。
未熟な人間が時計をメンテナンスする事はありません。
1年間の保証が設けられメーカーより安い金額で優秀な職人にオーバーホールを行なってもらえるので、正規メンテナンスでないとイヤだ!という方でない限りは、是非使ってみてください。
職人を選ぶ事ができる仕組みは、時計修理業界初になります。
クラフトワーカーズの評判を確認する
実際にオーバーホールを行う職人とダイレクトにやり取りができるので、不安な事、疑問点を直接職人に聞き解決してから、安心して依頼できます。
オーバーホールをご検討の方へ
クラフトワーカーズなら全国どこからでも
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着払いで修理店へ送るだけ。
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ヨットマスター1を正規サービスの日本ロレックス以外でオーバーホールする場合は技術の高い信頼の置ける腕時計修理店がおすすめ
ヨットマスター1のように高精度な機械式ムーブメントを搭載し、無垢素材をケース・ブレスレットに採用した腕時計を正規サービスの日本ロレックス以外でオーバーホールする場合には、優秀な技術を持ち、信頼の置ける腕時計修理専門店に依頼するのがおすすめです。
しかし、腕時計修理専門店の場合は、修理店によって技術にバラつきがあり、十分注意した上で依頼する修理店を選択する必要があります。
そのため、事前にできる限りの情報を集めて、腕時計修理専門店に関する知識を十分に身に付けてから、修理店を選ぶようにしましょう。
依頼後に後悔することの無いように、本当に信頼の置ける腕時計修理店を見つけて、素晴らしい技術を持った腕時計修理技能士との出会いを体験してください。