2021.10.12

2021.10.12

腕時計の遅れの原因はどんな事が考えられる?修理内容は?

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知識
内部の油が劣化した状態

腕時計を使用していて、知らないうちに時刻の遅れが出ていることに気づくことがあるかと思います。徐々に遅れが大きくなってくることもあれば、昨日まで何の問題もなかったのに急に遅れだしたというケースもあります。

そもそも「遅れ」というのはいろいろな行動をする上で支障が出てしまうことが多いです。待ち合わせの時間に遅れてしまう、電車に乗り遅れてしまうなど予定を狂わせてしまいます。時刻の遅れが与える影響は実は大きいのです。

では時刻の遅れはどのような原因があるのか?いくつか紹介していこうと思います。

歯車などの部品の油切れ

内部の油が劣化した状態

遅れが発生する原因として一番多いのが歯車をはじめとした内部部品の油切れになります。

腕時計は精密機器の扱いになります。複雑な時計になりますと部品の数も200個を軽く超え、接触する部品や歯車の軸には摩耗を防ぐために油が注してあります。

最初の1~2年は油の状態も良いため何の問題も無いのですが、年数が経過していくにつれて徐々に油は劣化し、汚れていきます。劣化した油は粘り気が出て歯車や部品に負荷をかけ、動きを悪くしてしまいますので、それが時計の遅れに繋がってしまうのです。

油が急速に劣化することは少ないので、最初は1日で数十秒程度の遅れで気にならないレベルだったとしても、日を追うごとに数分、数十分とどんどん遅れていき、最終的には止まってしまうこともあるのです。

これは基本的には長年オーバーホールをせずに使用していることにより起こる不具合になります。機械式時計なら3~4年、クォーツ時計なら4~5年を目安に定期的にメンテナンスに出せば改善されることが多いのでメンテナンスがいかに重要であるということが分かるかと思います。

個人的な意見にはなりますが、機械式の時計で1日30秒以上遅れる状態であれば一度修理店に相談してみることをお勧めします。

部品の摩耗、破損がある

油劣化以外の不具合ですと、歯車や部品の摩耗による遅れの事例もあります。

歯車や部品も長年使っていると経年劣化はしていくもので、交換の時期はいつか必ずやってきます。歯車や部品の寿命によって時計を動かす仕組みに異常が発生し、遅れの症状に繋がっていくケースがあります。

特にオーバーホールをせずに何年も使っている時計は油の劣化に加えて部品の摩耗も遅れの原因として挙げられます。これは部品交換をすれば改善はするのですが、どの部品に摩耗があるかは分解してみないと特定ができないので、オーバーホールが必須ということになります。

また、落下や衝撃等による部品の破損で遅れが生じてしまうこともあります。

先にも述べた通り時計は精密機器ですので、日常生活上を送る上での僅かな耐衝撃性は備えているとしても、落下や強い衝撃には弱いため、部品が破損してしまう可能性があります。

通常であれば部品破損=止まりになる場合が多いのですが、ギリギリのところで止まらずに動くことで大幅な遅れを引き起こすケースもあります。破損している場合は部品交換が必須となりますので必然的にオーバーホールとなります。

磁気の影響を受けている

磁気帯びした時計の磁気を抜く工具

現代では身の回りにあるいろいろな製品が磁気を発しています。スマートフォンやタブレット、テレビやパソコンなど挙げたらキリがないくらい数多く存在しています。そういった製品の磁気の影響を受けてしまい、時計も磁化してしまうことを「磁気帯び」と言います。

腕時計もケース本体やブレスレット、内部のムーブメントの部品まで磁気を帯びやすい金属で構成されているため、磁気帯びによるトラブルは非常に多くなっています。

これは機械式時計だけではなく、クォーツ時計も同様に磁気を帯びます。磁気を帯びてしまうと本来動くべき方向とは別の力が加わってしまい、時計の精度に乱れを生じさせるのです。今までは普通に使えていたのに、突然大幅に遅れたり進んだりしてしまう場合は磁気帯びの可能性が考えられます。

具体例を挙げると、スマートフォンや携帯電話のスピーカー部、タブレット端末、磁気ネックレスといった製品類と腕時計とを長時間密着状態にさせてしまうと磁気帯びしてしまう可能性が高いです。また、マグネットが付いているバッグやスマートフォンのカバーなども影響を受けてしまうので注意が必要です。

対処法としてはそういった対象物と腕時計を10㎝以上離すことで影響はほとんど受けないとされています。ただ、磁気は目に見えるものではないですし、上記に挙げた以外にも日常の身の回りには多くの磁気を発する製品がありますのでなかなか難しいと言えます。それでも軽い磁気帯び程度でしたら専用の機械を使うことで「磁気抜き」ができるかもしれないので磁気帯びしてしまった場合はまずは修理店に相談してみましょう。

回路の不良

クォーツ時計に組み込まれている回路

ここからはクォーツ時計のみの原因となりますが、まずは回路の不良の可能性が挙げられます。回路はクォーツ時計の心臓部とも言える重要な部品で、正確に時刻を刻むための発信も出しているので、不具合が発生すると精度不良や止まりなど、時計に大きな影響を与えてしまいます。

回路は電子部品になりますので、経年劣化での寿命や電池からの液漏れの影響などで不具合が出やすい部品になります。個体差や使用の環境によって劣化にもバラつきがあり、どのくらいで壊れるかは何とも言えません。

回路が不良になってしまった場合は交換が必須となり、基本的にはオーバーホールも必要になります。

電池の消耗による遅れ

もう一つクォーツ時計で考えられる原因が電池の消耗による遅れになります。

電池は常に一定の電力を放電しているのですが、残量が少なくなると時計を動かすための電力が足りなくなってきます。徐々に遅れが発生し、動かすための最低限の電力をも下回ると止まってしまいます。

時計の中には電池の残量が減ってくると2秒運針や4秒運針する機能が備わっているムーブメントもありますので、そういったモデルは電池交換の時期が迫っているかどうかも判断ができます。

電池の消耗が原因だった場合は電池交換をすれば基本的には改善され、再び正確に動作してくれます。ブランドにもよりますが、電池交換なら1,000円~2,000円前後で受けてくれる修理店が多いので他の不具合に比べて費用も時間もかからずに治せる内容になります。

しかし、電池交換をしても遅れが改善されない場合は電池の消耗が原因ではなく、他の不具合が発生している可能性も考えられます。

まとめ

以上、腕時計の遅れの原因についていくつか紹介しましたが、実は腕時計の時間のズレというのは珍しい話ではないのです。

元々機械式の時計は日差で数秒は必ずズレが発生しますし、クォーツの時計でも月差や年差で数秒は狂ってしまいます。近年では電波時計といった時刻の自動修正機能まで備えている高機能な時計が出てはいますが、それ以外は基本的にはズレることが前提なのです。

1日で数秒、1週間で数十秒程度の遅れであれば気になる人の方が少なく、遅れを感知することもなく使用しているのが大多数だと思います。しかし、さすがに翌日に目に見えるくらい遅れていたりすれば異常が起きていることは分かるはずです。上記に紹介した事例の場合は時刻のズレという意味ではすぐに症状が現れる不具合になります。

もしそういった症状が出た場合は早めに修理店に相談して状態をチェックしてもらいましょう。

腕時計の遅れが気になるので知識が豊富な時計職人に相談したい。

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