ポーター(吉田カバン)の財布は、タンカーやヒートのナイロン素材、カレントやシーンの革素材など種類が多く、修理で多いのは「ファスナーが閉めても開く・スライダーが動かない」「ホック(スナップボタン)が緩んだ」「小銭入れの内側が破れた」「ナイロンの角が擦り切れた」という相談です。依頼先は、吉田カバンの正規リペアサービスと財布・革製品の修理専門店(職人)の2つに分かれます。
この記事では、吉田カバンが公開している修理の参考料金と受付条件(郵送・店舗持ち込み・納期3か月〜)、修理専門店が公開している財布のファスナー・スライダー・ホック・内装の料金を出典付きで整理し、どちらに頼むべきかの見極め方をまとめました。バッグの修理については別記事「ポーターのバッグ修理」をご覧ください。
クラフトワーカーズ編集部が正規リペアと修理店の公開料金を調査
最終確認日: 2026年10月18日。料金は吉田カバンおよび各修理店の公式サイトの公開情報を確認して掲載しています(変更される場合があるため、依頼前に各店へご確認ください)。革製品修理のマッチングサービス「クラフトワーカーズ」が運営しています。
ポーターの財布の修理先は「正規リペア」と「修理専門店」の2択
吉田カバンは自社でリペアサービスを運営しており、公式サイトに修理メニューごとの参考料金と期間を公開しています。純正パーツで直せる一方で、参考期間は全メニュー「3か月〜」と長く、見積もりの提示までに「1か月程度かかる場合」があると案内されています。修理専門店は類似パーツでの修理になりますが、料金が先に分かり、納期は3〜5週間程度が目安です。
吉田カバン正規リペアの料金・納期・受付条件【2026年10月確認】
吉田カバン公式サイトのリペアサービスページに掲載されている参考料金です。財布専用の料金表はなく、バッグと共通のメニューです。
| 修理メニュー | 参考金額(税込) | 参考期間 |
|---|---|---|
| スライダー交換 | 5,500円〜 | 3か月〜 |
| ファスナー交換 | 22,000円〜 | 3か月〜 |
| 再縫製(ほつれの縫い直し) | 5,500円〜 | 3か月〜 |
| パーツ交換(ホック・金具など) | 5,500円〜 | 3か月〜 |
| 生地交換・革交換 | 22,000円〜 | 3か月〜 |
| ハンドル修理 | 27,500円〜 | 3か月〜 |
金額と期間は「概算」「予告なく変更する場合がある」と注記されています。受付条件は次のとおりです。
- 受付方法:オンラインストアで会員登録後、問い合わせフォームから連絡し、修理申込書を同梱して送料自己負担で発送する郵送受付と、公式ストアへの持ち込み(事前の会員登録が必要)の2通り。
- 受付店舗:PORTER flagship store・PORTER・PORTER EXCHANGE・PORTER STAND・KURA CHIKA by PORTER・POTR・CLOAKROOM by PORTER などの公式ストア。PORTER GINZA・PORTER SHINJUKU・正規販売店(DEALERS)では修理を受け付けていません。
- 修理できないケース:元のデザイン・仕様と異なる修理や別の部材への交換、経年劣化で寿命を迎えた製品、製品の状態によっては受付不可。
- 他社修理品:吉田カバン以外で修理した製品は「機能性・安全性の保証はいたしかねます。また、修理をお受けできない場合があります」と明記。
修理専門店のポーターの財布の修理料金(各店公式サイトの公開価格・2026年10月確認)
財布の修理料金を公式サイトで公開している独立工房6店と、全国チェーン2社の料金です。パースフルはポーターの財布専用の案内ページを持ち、「ポーターの財布の修理依頼で一番多いのが、ファスナーとスライダーの修理です」と公開しています。金額は各店の公式表記のままで、税表記のない店は公式ページに税込・税抜の記載がありません。
| 店(所在地) | スライダー交換 | ファスナー交換 | ホック交換 | その他(ほつれ・内装・コバ) | 郵送 |
|---|---|---|---|---|---|
| パースフル(恵比寿・心斎橋/財布修理専門) ポーター専用ページ |
5,000円〜 | ラウンドファスナー 14,000〜18,000円/インナーファスナー 13,000〜16,000円/小物 8,000円〜 | 5,000円〜(ゴールド・シルバー・アンティークから選択) | リステッチ 4,000円〜/内装張り替え 15,000円〜/コバ再塗装 10,000〜12,000円(一般料金表)。納期 簡単な修理3〜5週間・複雑5〜8週間。修理後3か月の無料再修理 | 可 |
| スレッド&ニードル(恵比寿・心斎橋) | 5,500円〜(税込) | 15,400円〜(税込) | 5,500円〜(片側・税込) | 納期35日〜。返送料 財布990円 | 可 |
| 革修復どっとコム(福井) | 4,400円〜(税込) | ミシン 8,800円〜/手縫い 18,700円〜(税込) | — | バニッシュ(コバ)ほつれ 6,600円〜/札入れ・コインケース内部の張替え 11,000円〜(熟練 22,000円〜)/クリーニング・染め直し 8,800円〜(税込)。ファスナー交換の納期 約20〜30日 | 可 |
| オンラインバッグ修理工房(福岡) | 3,000円〜 | 財布 8,000円〜(10cmごと+1,000円) | 2,000円〜(上下セット) | 納期4週間〜1か月 | 全国対応(受付方法は要確認) |
| 夢工房(千葉・船橋) | 2,860円〜(税込) | 革小物 7,150円〜(税込) | スナップボタン 4,950円〜(税込・汎用品) | ほつれ・破れ補修 小 1,650円〜。事例: PORTER リュック サイドファスナー交換 7,150円 | 可 |
| 革小屋(大阪) | 3,000円〜(税込) | — | 2,500円〜(1か所・税込) | — | 可 |
| ミスターミニット(全国チェーン) | 破れ・金具の修理 5,500円〜(1か所・税込。金具・ファスナー・ほつれ) | 財布は2か所目以降半額。配送修理は非対応 | 不可 | ||
| ビック・ママ(全国チェーン) | — | 財布 10,285円〜 | マグネット交換 5,445円〜 | 税表記なし | — |
ポーターの財布でよくある修理と料金の目安
ファスナーが閉めても開く・スライダーが動かない
ポーターの財布で最も多い相談です。閉めても後ろから開く症状はスライダー(引手の付いた金具)の摩耗が原因で、スライダー交換で直ることが大半です。正規リペアは5,500円〜(3か月〜)、専門店は2,860円〜5,500円(3〜5週間程度)。歯が欠けた・テープが破れた場合はファスナー交換になり、正規22,000円〜に対して専門店は8,000円〜18,000円です。専門店のファスナーは類似品での交換になり、ロゴ入りの引手は再利用できる場合とできない場合があります。
ホック(スナップボタン)が緩んだ・閉まらない
二つ折りやコインケースのホックは、バネが弱ると閉まらなくなります。正規はパーツ交換5,500円〜、専門店はホック交換2,000円〜5,500円。汎用品のホックになるため、刻印入りのホックにこだわる場合は正規リペアの扱いです。
小銭入れの内側が破れた・ナイロンが擦り切れた
小銭入れの内装は札入れ・コインケース内部の張替え(革修復どっとコム 11,000円〜)や内装張り替え(パースフル 15,000円〜)で直せます。ナイロン生地の破れは、正規の生地交換が22,000円〜、専門店のほつれ・破れ補修が1,650円〜(夢工房・小)と、範囲で大きく変わります。正規は「元のデザイン・仕様と異なる修理」を受けないため、生地を別素材に替える修理は専門店の扱いになります。
正規リペア vs 修理専門店 比較表
| 吉田カバン 正規リペア | 修理専門店 | |
|---|---|---|
| 料金 | スライダー 5,500円〜/ファスナー 22,000円〜/パーツ 5,500円〜(参考金額・税込) | スライダー 2,860円〜5,500円/ファスナー 8,000円〜18,000円/ホック 2,000円〜5,500円 |
| 納期 | 3か月〜(見積もり提示まで1か月程度かかる場合あり) | 3〜5週間(複雑な修理は5〜8週間) |
| パーツ | 純正 | 類似品(YKK等の汎用品) |
| 受付 | 会員登録のうえ郵送、または公式ストア持ち込み(GINZA・SHINJUKU・正規販売店は不可) | 郵送可の店が多い。写真で概算見積もり |
| 受けられない修理 | 仕様変更・別部材への交換、経年劣化で寿命の製品 | 純正パーツでの修理、ロゴ入りパーツの再現 |
| 修理後の扱い | 他社修理品は保証対象外・受付不可の場合あり | 専門店ごとの保証(パースフルは3か月の無料再修理) |
どちらに頼むべき?見極めガイド
正規リペアが向いているのは、純正パーツと元の仕様にこだわる場合、今後も正規で修理を続けたい場合です。納期3か月〜を待てることが前提になります。
修理専門店が向いているのは、料金の目安を先に知りたい、数週間で使えるようにしたい、生産終了モデルや経年劣化で正規に断られた、生地や色を変える修理をしたい場合です。一度専門店で修理すると正規リペアの受付対象外になることがあるため、今後の修理先も含めて決めてください。
どちらにするか迷う場合は、写真で見積もりを取って料金と納期を見てから決めると判断しやすくなります。
ポーターの財布修理 よくある質問
ポーターの財布の修理の値段はいくら?
吉田カバンの正規リペアは参考金額でスライダー交換5,500円〜・ファスナー交換22,000円〜・パーツ交換5,500円〜(税込)、修理専門店はスライダー交換2,860円〜5,500円・ファスナー交換8,000円〜18,000円・ホック交換2,000円〜5,500円が中心です。
正規リペアの納期はどのくらい?
公式サイトの参考期間は全メニュー「3か月〜」で、複数箇所の修理はさらに長くなる場合があります。見積もりの提示までに1か月程度かかる場合があると案内されています。
ポーターを買った店に持ち込めば修理してもらえる?
修理を受け付けるのは公式ストア(PORTER flagship store・KURA CHIKA by PORTER など)で、PORTER GINZA・PORTER SHINJUKU・正規販売店(DEALERS)では受け付けていません。郵送の場合はオンラインストアの会員登録が必要です。
古いモデルや廃番品も直せる?
正規リペアは「経年劣化による寿命を迎えた製品の修理は行っておりません」としており、状態によっては受付不可になります。修理専門店は類似パーツで対応するため、正規で断られた財布の相談先になります。
専門店で修理すると正規の保証はどうなる?
吉田カバンは、自社リペア以外で修理した製品について「機能性・安全性の保証はいたしかねます。また、修理をお受けできない場合があります」と明記しています。
郵送で財布の修理を頼める?
正規リペアは郵送受付に対応しています(送料は自己負担)。修理専門店もパースフル・スレッド&ニードル・革修復どっとコム・夢工房・革小屋が郵送受付を公式に明記しています。クラフトワーカーズでも、写真を送って見積もりを比べたあと、選んだ職人に財布を送って修理してもらえます。
郵送で全国の職人にまとめて見積もりを取る方法も
「スライダー交換で済むのか、ファスナー交換になるのか分からない」「正規の3か月は待てない」「料金と実績を比べてから任せたい」という方には、郵送での職人依頼という選択肢があります。
クラフトワーカーズは、革製品修理のマッチングサービスです。写真を送るだけで、全国の革職人にまとめて無料見積もりを依頼でき、料金・納期・口コミを比較して自分で職人を選べます。ポーターのバッグではスライダー交換を3,300円・4日で仕上げた実績があり、正式依頼の前に職人と直接やりとりすることもできます。
どの修理になるか迷っている段階でも、まず写真で見積もりを取って料金と納期の目安を掴んでおくと判断しやすくなります。財布を送る前に職人とやりとりできるので、引手を再利用できるか、ホックの色をどうするかもその場で相談してみてください。
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