1908年の創業以来、数々の名品と呼ばれる腕時計を世に送り出し続けている、世界最高峰の腕時計ブランドがロレックスです。
その100年を超える歴史の中で、世界で初めて曜日表示を搭載した腕時計として、1956年にロレックスの最上位モデルとして登場したのが、現在も現行モデルであるデイデイトです。
ロレックスのコレクションの中でデイデイトが最上位モデルになっている理由は、デイデイトは他のモデルとは異なり、貴金属素材のみを腕時計の素材として採用した、ラグジュアリーコレクションであることです。
デイデイトにはよくあるコンビモデルやステンレスモデルは一切存在せず、無垢素材のみをこだわり抜いて採用し、プラチナ・イエローゴールド・エバーローズゴールド・ホワイトゴールドのみを使用したラインアップになっています。
さらにデイデイトには、常に最新の自社製ムーブメントが優先されて搭載されることでも有名です。
特殊機構搭載のムーブメントを除いては、最新のムーブメントはデイデイトを最優先に搭載されており、このあたりもデイデイトの優先順位の高さががうかがい知れます。
また、デイデイトのブレスレットはクラスプがコンシールドタイプになっており、継ぎ目がない美しいデザインのベルトになっています。
別名、プレジデントブレスと呼ばれるこのブレスレットもデイデイトが最初です。
デイデイトは腕時計としての性能の高さもさることながら、無垢素材のみでパーツが構成されているため、資産価値が非常に高く、時計自体の価格も最上級の位置にあります。
持つ者にとって成功のステイタスを満たすアイテムとしても、デイデイトは魅力ある腕時計なのです。
このデイデイトも高精度なムーブメントや無垢素材で構成されたケース・ブレスレットの品質を保つためには、定期的なメンテナンスが不可欠で、もしメンテナンスを怠り使用を続けてしまうと、経年劣化で精度や機能に異常をきたし、最悪の場合動かなくなってしまい、腕時計としての役割を果たすことができなくなります。
腕時計にとって最悪の事態を防ぐためにメンテナンスは欠かすことのできない作業で、特にオーバーホールはメンテナンス作業の中でも基本中の基本といえ、数年に一度必ず行わなくてはならない工程になります。
基本、ロレックスのメンテナンス・オーバーホールについては、全国の正規輸入販売代理店が受付窓口となり、正規サービスである日本ロレックスが作業を担当する形です。
また予算や納期等、様々な事情から正規サービスを利用しない人もおり、そういった人は優秀な技術を持った腕時計修理専門店にお願いする人も多く、おすすめの方法になっています。
ここではデイデイトをオーバーホール依頼した際の、正規サービスと腕時計修理専門店との違いについて紹介していきますので、デイデイトをすでに所有している方も、これから購入を検討中の人にもためになる情報がありますので、是非目を通してみてください。
Contents
デイデイトは購入後どの時期でメンテナンス・オーバーホールを依頼すべきなのか
高い精度を持つムーブメントを採用し・無垢素材でケース・ブレスレットが構成されているデイデイトは、購入後どの時期でオーバーホールしなくてはならないのでしょうか。
全国の正規輸入販売代理店や正規サービスの日本ロレックスでは、デイデイトに搭載されている機械式ムーブメントは、購入後2~3年以上、メンテナンス作業を受けていないモデルについては、速やかにオーバーホールを依頼するように、と強く推奨していまので、注意する必要があります。
デイデイトを正規サービス・日本ロレックスにオーバーホールを依頼するとどのくらいの料金・納期になるのか
デイデイトを正規サービスである日本ロレックスにオーバーホールを依頼した場合、いったいどのくらいの納期と料金がかかるのでしょうか。
正規サービス日本ロレックスデイデイトオーバーホール料金
デイデイト仕様 | オーバーホール料金 |
---|---|
自社製自動巻きムーブメント(無垢素材使用モデル) | 110,000円 |
このような料金設定になっており、これはあくまでオーバーホールのみの料金で、作業工程の中で部品交換や修理作業が発生した場合は別途料金が上乗せになります。
納期については通常で約1ヶ月~2ヶ月以上かかり、スイス見積りや特殊修理の場合は、約半年以上かかる場合もありますので、注意して依頼しなくてはなりません。
あと、ロレックスのオーバーホールに必要な部品の保有期間は生産終了から25年間と定められているので、25年を過ぎた古いモデルの場合オリジナルのパーツが使用されず、代替の最新部品になってしまい、依頼の際は注意が必要です。
特に初代モデルの発表から半世紀以上経過している、デイデイトの場合はモデル年式の確認が大切になります。
基本として日本ロレックスでは生産完了後25年を経過したモデルの場合、部品保有期間が過ぎていることを理由にオーバーホールを断る例があり、旧モデルはメンテナンスが困難でした。
しかし、2019年頃から生産完了後25年以上経過した部品ストックの無いロレックスでも、スイス本社送りでキャンセルが利かないことを了承すれば正規サービスでオーバーホールが可能です。
ただし、料金が現地スイスでの作業による工賃やスイスまでの輸送費も含み100万円以上かかること、納期も最短で約1年間以上と長くかかることを承知することが必要です。
また、すでに純正パーツの存在しない生産完了後25年以上経過したデイデイトは、文字盤や部品を交換する場合当時のものではなくなり現行部品が使用されます。
ですので作業完了後は当時の仕様では無くなり、アンティークとしての資産価値を落とすことになります。
もし生産完了後25年以上経過したデイデイトを、スイスジュネーブの正規サービスへオーバーホール依頼する場合には、上記の点に留意して依頼を十分検討する事が重要です。
正規サービスへデイデイトをオーバーホール依頼するメリット
- 製造元である正規サービスに時計を預けるので安心感が違う
- 作業完了後2年間の動作保証が付き、アフターサービスが良い
- 部品保有期間を超えた古いモデルもスイス本社送りでオーバーホール可能だが現行部品が使用され資産価値が下がり納期が大幅になり・料金も莫大になる
直接正規サービスへ問い合わせしたい場合
日本ロレックス〒100-8345 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビル ☎ 0120-929-570
スイスロレックス正規サービス案内
BOUTIQUE ROLEX GENÈVE スイスジュネーブロレックスサービス/ Rue de la Fontaine 31204 ジュネーブスイス
正規サービスよりも融通が利き割安な料金でオーバーホールしてくれる腕時計修理専門店
デイデイトをオーバーホールする場合、納期や料金等の事情や、ロレックスで部品保有期間が過ぎたヴィンテージモデルを所有している場合などには、正規サービスを利用する以外に、優秀な技術を持った腕時計修理専門店を選択する方法がおすすめです。
時計修理専門店のメリットは正規サービスより安くオーバーホールの依頼ができること、逆にデメリットは修理店によって時計修理の技術にバラつきがある事です。
そのため優秀な技術を持った技術者へお願いするのが大切になります。
修理専門店によってオーバーホール料金にバラつきがありますが平均相場を正規料金と比較してみましょう。
デイデイト仕様 | 修理専門店 | メーカー依頼 |
---|---|---|
自社製自動巻きムーブメント (無垢素材使用モデル) | 51,000円 | 110,000円 |
このような料金になっており、正規サービスの日本ロレックスと比較するとかなり割安な料金になっています。
納期も正規サービスの場合、通常で約1ヶ月~2ヶ月かかるところを約3~4週間で仕上げてくれるので、納期も早く利用しやすいです。
また正規サービスでは部品を持っていないアンティークやヴィンテージモデルでも、腕時計修理専門店なら融通の利くメンテナンスが可能になります。
しかし、デイデイトの防水機能・機械式ムーブメントはロレックス独自の精密構造になっており、さらにケース素材が無垢素材になっていることから、修理専門店に依頼する際には技術的に優れた、信頼の置ける修理店を選ばなくてはなりませんので、十分な注意が必要です。
信頼の置ける技術を持った腕時計修理専門店に出会うためには
幸いなことに日本は腕時計製造やメンテナンス技術に関して世界のトップに位置するランクにあり、腕時計修理専門店も数が非常に多く、選択に迷うほどの店舗数があります。
ですが、本当に信頼の置ける技術を持った腕時計修理専門店となると、数はものすごく少なくなり、見つけ出すのに一苦労する事になります。
そのような時には、腕時計修理専門店を探す際に、会社の規模やコマーシャル・ネームバリュー等のうわべの情報を当てにするのではなく、実際に修理店を利用した人たちの情報をインターネットやSNSの口コミ等で見るとか、探している修理店に資格を持った技術士が在籍しているかどうかなどの情報を参考にしたほうが良いです。
腕時計修理を行うのに資格は特に必要ありませんが、資格を有している技術士ならば信用度はまったく異なり、技術も当然高いものを持っています。
日本では腕時計修理技術の質向上のために国家資格を設けています。
腕時計修理技能士という資格で、3級から資格があり、2級、1級とグレードが上がって、1級が最上資格です。
1級腕時計修理技能士は上級資格として登録されている難度の高い資格で、もし探している修理店に1級腕時計修理技能士が在籍していれば、その修理店の信頼度は抜群に高いことになります。
しかし、実際には全ての作業を1級腕時計修理技能士が担当しているわけではないので、依頼する場合には事前にお店としっかり話をして、作業の詳細を確認しておくことが大切になります。
デイデイトのオーバーホールを腕時計修理専門店に依頼するメリット
正規サービスより料金・納期などの対応が柔軟で敷居が低く相談しやすい
優秀な1級腕時計修理技能士が作業を担当すれば内容・質は正規サービスと同じ
正規サービスに部品の無いアンティークやヴィンテージモデルの場合でも優秀な1級腕時計修理技能士がいて信頼の置ける修理店なら融通が利き高品質・割安でオーバーホールが可能
腕時計修理専門店への依頼なら
クラフトワーカーズがオススメ!
腕時計修理専門店へ依頼を考えているのであればクラフトワーカーズがオススメです。
クラフトワーカーズでは以下のような特徴があります。
- 複数の修理専門店にまとめて見積もりがとれる
- メーカーやデパートよりも料金が安い
- 最短で3週間と納期が早い
- 担当する職人が選べる
- 時計修理技能士1級など全ての職人が資格を保持
- 修理後の保証が1年間と安心
- 交換部品があった場合にはメーカー純正部品を使用している
- 見積・送料が無料
クラフトワーカーズでは、時計情報を記入するだけで複数の修理専門店の優秀な職人に、纏めて見積もりをとり、料金や納期を比較して選ぶことができるサービスです。在籍している職人は全員時計修理の資格を所有しているため一定の技術以上を持ち合わせた職人だけになります。
未熟な人間が時計をメンテナンスする事はありません。
1年間の保証が設けられメーカーより安い金額で優秀な職人にオーバーホールを行なってもらえるので、正規メンテナンスでないとイヤだ!という方でない限りは、是非使ってみてください。
職人を選ぶ事ができる仕組みは、時計修理業界初になります。
クラフトワーカーズの評判を確認する
実際にオーバーホールを行う職人とダイレクトにやり取りができるので、不安な事、疑問点を直接職人に聞き解決してから、安心して依頼できます。
オーバーホールをご検討の方へ
クラフトワーカーズなら全国どこからでも
安心して依頼ができます。
-
修理料金を
比較できる職人全員に一括見積りで
料金比較ができます。 -
安心して
依頼ができるわからない事は直接職人に聞いて解決。
だから安心して依頼ができます。 -
修理後の
安心サポート全ての時計に
1年間の動作保証がつきます。 -
WEBから簡単
「まとめて見積り」「まとめて見積り」なら、住所や電話番号の入力なし。時計を送らずに概算見積りを作成します。
-
資格を持つ
職人が在籍優れた技術でリーズナブルに
オーバーホールができます。 -
梱包キットを
無料提供全国どこでも時計の梱包キットを
無料で提供。
着払いで修理店へ送るだけ。
Now Loading...
デイデイトを日本ロレックス以外でオーバーホールする場合には信頼のできる技術を持った腕時計修理専門店の方がお得な料金で可能
デイデイトのように高精度な機械式ムーブメントを搭載・さらに無垢素材を使用し、半世紀以上の歴史を持った腕時計を正規サービスの日本ロレックス以外でオーバーホールする場合には、優秀な技術を持ち、信頼の置ける腕時計修理専門店にお願いするのがおすすめです。
しかし、腕時計修理専門店の場合は、修理店によって技術にバラつきがあり、十分検討した上で依頼する修理店を選択する必要があります。
そのため、事前にできる限りの情報を集めて、腕時計修理専門店に関する知識を十分に身に付けてから、修理店を選ぶようにしたいものです。
依頼後に後悔することの無いように、本当に信頼の置ける腕時計修理店を見つけて、素晴らしい技術を持った腕時計修理技能士との出会いを体験しましょう。