世界一の腕時計ブランドといっても差し支えないほどの名声と実績を持つ、最高のブランドといえばやはりロレックスです。
ロレックスは数々の名品と呼べる腕時計を送り出してきましたが、中でも独自の特徴を持つのが1956年に発表されたミルガウスで、1000ガウスの磁気に耐えることが可能な当時としては類を見ない、独自のコレクションとして発展し、現在も現行モデルとしてラインアップされています。
ミルガウスは他のロレックスのコレクションとは一線を画するデザインと機能を持ち、非常にユニークな腕時計として異彩を放っています。
一目でわかるカラーリングベゼルとオレンジの稲妻型の秒針が、大きな存在感を放ち、視認性に優れたダイヤルとインデックスは伝統のスタイルを忠実に引き継ぎ、普遍的なデザインになっているところが魅力です。
そして、オイスターケース内に搭載された1000ガウスの磁気からムーブメントを守る、磁気シールドがミルガウスの独自機能になります。
さらにムーブメントには機械式自動巻きムーブメント、Cal.3131を採用し、最高の精度を獲得しています。
その後ミルガウスはデイトナやサブマリーナ、エクスプローラーなどの花形モデルの陰に隠れ、カタログから姿を消し、ひっそりとミルガウスを愛する人々に愛用されてきました。
そんなミルガウスが脚光を再び浴びるようになったのが、2000年代に入ってからのことです。
1957年にすでに腕時計の磁気対策をしていたミルガウスが、ITの時代になってPC・携帯電話などのIT機器から磁気の被害を受けない時計として、再び注目を集めたのです。
これによってロレックスのカタログに2007年からミルガウスが復活し、現在はその高い防磁性能が評価され、愛用者が急増しています。
そんなミルガウスですが、この独自の耐磁性能を持った完成度の高い腕時計も定期的なメンテナンスなしでは本来の性能を維持することは難しく、特にオーバーホールは数あるメンテナンス作業の中でも基本中の基本といえるものです。
主な作業内容はいったん時計をユーザーから預かり、分解・清掃作業を行い、磨耗した部品や不具合があれば部品交換・修理作業を施し、細かな精度調整・再組み立て・防水検査・最終調整を経て、完璧な状態で再びユーザーの元へ戻されます。
ミルガウスのメンテナンス・オーバーホールについては全国の正規輸入販売代理店が受付窓口となり、正規サービスである日本ロレックスが作業を担当する形になります。
また、もろもろの事情で正規サービスを利用しない場合には、優秀な技術を持った腕時計修理専門店を利用する人も多く、おすすめの方法です。
ここではミルガウスをオーバーホールに出す際の、正規サービスである日本ロレックスと腕時計修理専門店との違いについて紹介していきますので、ミルガウスをすでに所有している方も、これから購入を検討中の人にも有益な情報がありますので、是非読んでみてください。
Contents
ミルガウスの腕時計はどのくらい使用期間が経過したらオーバーホールに出さなくてはいけないのか
類まれなる耐磁性能を持ち、高精度な機械式ムーブメントを搭載したミルガウスは購入からどのくらい使用期間が経過したら、オーバーホールするべきなのでしょうか。
正規輸入販売代理店や正規サービスである日本ロレックスは、機械式ムーブメントの場合、2～3年以上メンテナンス作業が施されていないムーブメントについては、速やかにオーバーホールを依頼するよう、強く推奨しています。
ミルガウスを正規サービスの日本ロレックスへオーバーホールを依頼するといったいどのくらいの料金と納期になるのか
特殊な耐磁機能を持ち、高精度なムーブメントを搭載したミルガウスを、正規サービスの日本ロレックスへオーバーホール依頼するとどのくらいの納期と料金になるのでしょうか。
正規サービス日本ロレックスミルガウスオーバーホール料金
| ミルガウスシリーズ | オーバーホール料金 |
|---|---|
| 耐磁機能付き自動巻きムーブメント | 77,000円 |
このような料金なっており、この料金はオーバーホールのみの料金で、作業工程の中で部品交換や修理作業が発生した場合には、別途料金が上乗せになります。
納期に関しては、通常で約1ヶ月～2ヶ月かかり、特殊修理やアンティークモデルの場合はスイス送りになるので、半年から1年以上かかるモデルもありますので確認が必要です。
ロレックスのオーバーホールに必要な部品の保有期間は生産終了から25年間と定められているので、ミルガウスの場合固体数は少ないですが、25年を過ぎた古いモデルの場合オリジナルのパーツが使用されず、代替の最新部品になってしまうため、依頼の際は注意が必要です。
2019年頃から生産完了後25年以上経過した部品ストックの無いロレックスでも、スイス本社送りでキャンセルが利かないことを了承すれば正規サービスでオーバーホールが可能になりました。
ですが料金が現地スイスでの作業による工賃やスイスまでの輸送費も含み100万円以上かかること、納期も最短で約1年間以上と長くかかることを承知しなくてはなりません。
さらに文字盤や針の仕様が現行モデルと異なるため、すでに純正パーツの存在しない生産完了後25年以上経過したミルガウスは、文字盤交換の場合当時のものではなくなり現行部品になります。
また、針やインデックスも当時の素材トリチウムからルミノバへ換えられてしまい、結果、当時のモデルとしての資産価値が下がってしまうことがあります。
もし生産完了後25年以上経過したミルガウスを、スイスジュネーブの正規サービスへオーバーホール依頼する場合には、十分上記の点に留意して依頼する必要があり、慎重になることが大切です。
正規サービスへミルガウスをオーバーホール依頼するメリット
- 正規サービスとして時計を預かるので信頼度が高い
- 作業完了後2年間の動作保証が付き、アフターも良い
- 部品保有期間を超えた古いモデルもスイス本社送りでオーバーホール可能だが現行部品が使用され資産価値が下がり納期が大幅にかかり・料金も莫大になる
直接正規サービスへ問い合わせしたい場合
日本ロレックス〒100-8345 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビル ☎ 0120-929-570
スイスロレックス正規サービス案内
BOUTIQUE ROLEX GENÈVE スイスジュネーブロレックスサービス/ Rue de la Fontaine 31204 ジュネーブスイス
出典： ロレックスのアフターサービス
正規サービスよりも融通が利きお得な料金でオーバーホールを受付してくれる腕時計修理専門店
ミルガウスのオーバーホールを納期・料金的問題や、古いモデルなど、その他もろもろの事情で正規サービス以外に依頼したい場合には、優秀な技術を持った腕時計修理専門店を選択する方法もあり、おすすめです。
時計修理専門店のメリットは正規サービスより安くオーバーホールの依頼ができること、逆にデメリットは修理店によって時計修理の技術にバラツキがある事が挙げられます。
そのため優秀な技術を持った技術者へお願いするのが適切です。
修理専門店によってオーバーホール料金にバラつきがありますが平均相場を正規料金と比較してみましょう。
| ミルガウス現行モデル仕様 | 修理専門店 | メーカー依頼 |
|---|---|---|
| 耐磁機能付き自動巻きムーブメント | 31,000円 | 77,000円 |
以上のような料金になり、正規サービスと比較するとかなりお得な料金になっています。
納期も正規サービスの場合、通常で約1ヶ月～2ヶ月かかるところを約3～4週間で仕上げてくれるので、非常に便利で利用しやすくなっています。
また正規サービスでは部品を持っていないアンティークやヴィンテージモデルでも、優秀で信頼の置ける修理店なら融通の利くメンテナンスが可能です。
しかし、ミルガウスのムーブメントは耐磁性があり特殊で精度も高く、複雑な構造になっているので、修理専門店に依頼する際には技術的に優れた、信頼の置けるお店を選ばなくてはなりませんので、注意が必要になります。
優秀で信頼の置ける腕時計修理専門店を探し出すには
幸いなことに日本の腕時計製造・修理技術は世界のトップランクに位置するもので、腕時計修理専門店も他の国に比べると数多く存在しており、依頼に困ることはありません。
しかし、本当に信頼できる技術を持った優秀な腕時計修理専門店となると、数は限られ、探すのにかなり苦労することになります。
そういった場合には、修理店を探す際に会社の規模の大きさやネームバリュー・コマーシャル等の見かけの情報を見るのではなく、インターネット・SNS等を活用して実際に修理店を利用してみた人の口コミ等を参考にするとか、探している修理店に在籍する技術士が、資格を持った技術士かどうかなどの点に注目すると良いでしょう。
腕時計を修理するのに資格というものは特に必要ありません。
しかし、資格を持っている技術士の方が何倍も信頼できますし、持っている技術も高いということが言えます。
日本では腕時計修理に国家資格を設けており、名称を腕時計修理技能士といい、3級から始まり、2級・1級とランクがあり、1級が最上資格になります。
特に1級腕時計修理技能士は、上級資格として登録されている難易度の高い資格なので、探している修理専門店に1級腕時計修理技能士がいれば、その修理店は信頼度が高い修理店ということです。
ですが、実際の作業ではすべての腕時計を必ず1級腕時計修理技能士が手がける訳では無いので、依頼前にしっかりお店と話をして事前に詳細を確認することが大切になります。
ミルガウスのオーバーホールを腕時計修理専門店に依頼するメリット
正規サービスより料金・納期など融通が利き相談がしやすいので気軽にお店に行ける
優秀な1級腕時計修理技能士が作業を担当すれば内容・質は正規サービスと変わらない
正規サービスで部品保有期間の切れた古いモデルの場合でも優秀な1級腕時計修理技能士がいて信頼の置ける修理店なら高品質でしかも割安でオーバーホールしてくれるので頼れる
腕時計修理専門店への依頼なら
クラフトワーカーズがオススメ！
腕時計修理専門店へ依頼を考えているのであればクラフトワーカーズがオススメです。
クラフトワーカーズでは以下のような特徴があります。
- 複数の修理専門店にまとめて見積もりがとれる
- メーカーやデパートよりも料金が安い
- 最短で3週間と納期が早い
- 担当する職人が選べる
- 時計修理技能士1級など全ての職人が資格を保持
- 修理後の保証が1年間と安心
- 交換部品があった場合にはメーカー純正部品を使用している
- 見積・送料が無料
クラフトワーカーズでは、時計情報を記入するだけで複数の修理専門店の優秀な職人に、纏めて見積もりをとり、料金や納期を比較して選ぶことができるサービスです。在籍している職人は全員時計修理の資格を所有しているため一定の技術以上を持ち合わせた職人だけになります。
未熟な人間が時計をメンテナンスする事はありません。
1年間の保証が設けられメーカーより安い金額で優秀な職人にオーバーホールを行なってもらえるので、正規メンテナンスでないとイヤだ！という方でない限りは、是非使ってみてください。
職人を選ぶ事ができる仕組みは、時計修理業界初になります。
クラフトワーカーズの評判を確認する
実際にオーバーホールを行う職人とダイレクトにやり取りができるので、不安な事、疑問点を直接職人に聞き解決してから、安心して依頼できます。
オーバーホールをご検討の方へ
クラフトワーカーズなら全国どこからでも
安心して依頼ができます。
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修理料金を
比較できる職人全員に一括見積りで
料金比較ができます。 -
安心して
依頼ができるわからない事は直接職人に聞いて解決。
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１年間の動作保証がつきます。 -
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「まとめて見積り」「まとめて見積り」なら、住所や電話番号の入力なし。時計を送らずに概算見積りを作成します。
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職人が在籍優れた技術でリーズナブルに
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梱包キットを
無料提供全国どこでも時計の梱包キットを
無料で提供。
着払いで修理店へ送るだけ。
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ミルガウスを正規サービス以外にオーバーホールを依頼する場合には優秀で信頼の置ける腕時計修理専門店が融通も利き料金も安い
半世紀以上前に画期的な耐磁機能を発明し、現代になり再び注目浴びることになった隠れた名器であるミルガウスを、正規サービス以外でオーバーホールする場合には、優秀な技術を持ち、信頼の置ける腕時計修理専門店にお願いするのがおすすめです。
しかし、腕時計修理専門店は修理店によって時計修理の技術にバラツキがあり、優秀な技術を持った信頼の置ける修理店を見つける必要があります。
そのため、事前にできる限りの情報を集めて腕時計修理専門店に対する知識を十分に身につけてから、修理店を選ぶようにしましょう。
依頼した後に後悔することが無いよう、本当に信頼の置ける優秀な腕時計修理専門店を見つけて、素晴らしい技術を持った腕時計修理技能士との出会いを実現してください。
![[sc name="rust-movement"][/sc]](https://media.craftworkers.jp/wp-content/uploads/2024/12/49501a2b7d931cfdc7845f28a02203dc.jpeg)
