世の女性にとって憧れの装飾品で究極の価値を持つ物として、真っ先に名前が上がるのが宝石「ジュエリー」の存在です。
ヨーロッパ、特にフランスには古くから宝石商として名を成している老舗があり、代表と言えるのが1847年創業のカルティエで、世界中に熱狂的なファンを持ちます。
そんな宝石の本場、フランスでは次々と振興ブランドが生まれており、独自の感性とデザインで新たなジュエリーの世界を展開しています。
1975年、パリ・ヴァンドーム広場にブティックを構えたポアレも、フランスの新興勢力ブランドで、老舗ブランドがひしめくパリにおいて独自の個性を発揮、ヴァンドーム広場の美しい女性をテーマに洗練・且つ大胆なデザイン力で、フランスジュエリーの世界に旋風を巻き起こしました。
ポアレは社名の通り、フランスの著名なオートクチュールデザイナー、ポール・ポアレに多くのインスピレーションを受け、それまで伝統的なスタイルが主流だったジュエリーの世界に、機能的でしかも洗練された、おしゃれなジュエリーを提案し、多くのパリジェンヌの支持を獲得したのです。
ポアレはジュエリーと同時に腕時計の開発に力を注ぎ、ジュエリーで培った独創的なデザインで他には無い魅力的なコレクションを創造します。
ポアレの代表作と言えるのが、ストラップの着脱が簡単に可能なレクタンギュラ(角型)ケースデザインのジュエリーウォッチ・「マ・プルミエ」です。
当時、腕時計のストラップはケースとセットアップされたものが主流で、オプションとして様々なカラーリングのストラップを合わせるという発想は無く、発表後すぐに脚光を浴び、ポアレのトレードマークとなります。
日本でも人気があり、上陸・撤退を繰り返し、2019年まで東京・赤坂にブティックがありましたが、現在は撤退しています。
しかし、ヨーロッパでは依然高い人気を誇り、海外スイス本社公式サイトで多彩なラインアップを見る事ができます。
ポアレのコレクションは2019年に日本正規代理店が撤退し現在、正規輸入代理店や正規サービスが存在しません。
ですので日本の腕時計マニアはフランス本社で運営している公式サイトや、国内でも数少ない直輸入専門時計店・インターネット経由で購入しています。
そこで、ポアレの時計を日本で所有している場合心配なのが、アフターサービスやメンテナンスの依頼についてです。
腕時計は定期的なメンテナンスを怠り使用を続けると、最高の状態を発揮することはできず、精度や動作に異常が起こり、最悪の場合動作しなくなり時計として機能しなくなります。
最悪の事態を避けるため定期的なメンテナンスは必須事項であり、特に防水検査を含んだオーバーホールは数あるメンテナンス作業の中でも基本中の基本といえ、数年に一度必ず行わなくてはならない重要な作業になります。
ポアレの場合、メンテナンスを依頼したい場合は本社へ公式ページを経由して送るか、日本で輸入を行っている直輸入専門時計店が受付を行い、フランス本社へ代行して依頼するか、独自契約の業者に依頼している状況です。
また、ポアレの腕時計を所有しているユーザーの中には、日本国内の高い技術を持つ、信頼の置ける腕時計修理専門店に依頼している人も多く、おすすめの方法になっています。
ここでは、ポアレの腕時計に関するオーバーホールについて、フランス本社の対応と腕時計修理専門店の対応に関する違いを紹介していきます。
ポアレの腕時計をすでに所有している方も、新たに購入を検討している人には特に耳寄りな情報がありますので、是非この機会に目を通してください。
Contents
ポアレの腕時計を良好なコンディションで使用するには、どのタイミングでメンテナンスするべきか
高品質・高精度のスイス製ムーブメントを採用している、ポアレの腕時計を良好なコンディションで使い続けるためには、どの時期でメンテナンスに出すべきなのでしょうか。
ポアレの腕時計に搭載されているスイス製ムーブメントは、クォーツ式で7~8年ごとに、機械式自動巻きについては3~5年ごとにオーバーホールが必要とされています。
メーカー依頼でポアレの腕時計をオーバーホールする方法は?料金・納期はどのくらいかかるのか
ハイジュエリーウォッチとして現在も高い人気を誇る、ポアレの腕時計をメーカーへ依頼してオーバーホールしたい場合、どのような方法があるでしょうか。
ポアレは現在日本から事業撤退しており、日本正規輸入元・正規アフターサービスが存在しません。
ですので、ポアレの腕時計を現在所有している人は、購入した直輸入専門店へ依頼しメンテナンスを行うしかありません。
または、郵送費やメンテナンス料金は莫大になりますが、フランス本社公式サイトから問い合わせをして、直接フランス本社とやり取りする形になります。
公式サイトには料金・納期の記載はなく、全て見積りとなっていますので、直輸入専門店を経由するより、大幅に高額・納期も長期に渡ることを覚悟しなくてはなりません。
スイス製高級ブランド等のスイス本社送りを例とすると、最低でも3ヶ月以上を要するブランドがほとんどですので、かなりの長期にわたる可能性があります。
日本国内でポアレの腕時計を販売している直輸入腕時計専門店の場合、正規サービスが国内に無いことから、店舗で契約している腕時計修理専門店に依頼し、保証については独自保証という形を取っているところがほとんどです。
また、直輸入腕時計専門店の中には、どうしても正規サービスでのメンテナンスを希望する場合には、フランスのポアレ本社へ代行手続きを行っている例もありますが、料金は見積り後になり、納期も数ヶ月要するので、直接フランス本社へ依頼した場合とほぼ変わらない対応になります。
直接ポアレ本社と連絡を取りたい場合
ポアレフランス本社問い合わせサービス TEL:+33 (0)1 42 97 99 16(国際電話・日本語対応不可)営業時間 月~木:10:00~18:00 金曜日:10:00~17:30 (いずれもパリ時間)土日祝日休み E-mai:contact@poiray.com
出典:ポアレフランス公式サイト
ポアレの腕時計オーバーホールは優秀な技術を持った腕時計専門店を利用するのがおすすめ
ポアレのように現在、正規輸入代理店が日本に存在しないブランドの場合は、海外本社とコンタクトを取ってメールや電話、郵送でやり取りするよりも、優秀な技術を持った腕時計専門店に依頼するほうが、直接技術者とやり取りでき安心です。
特にポアレの場合、フランス公式サイトでは正確な料金を知ることができないので、料金を事前に細かく相談したい・確実な作業を期待する人にはおすすめの方法になります。
時計修理専門店のメリットは正規サービスより安く簡単にオーバーホールの依頼ができること、デメリットは修理店によって時計修理の技術にバラつきがある事が挙げられます。
ですので優秀な技術を持った技術士が在籍する修理店へお願いするのが重要です。
修理専門店によってオーバーホール料金にバラつきがありますが、ポアレの腕時計オーバーホール平均相場を見てみましょう。
ポアレ腕時計ムーブメント仕様 | オーバーホール料金 |
---|---|
クォーツ式ムーブメント | 15,000円~(基本料金) |
機械式自動巻きムーブメント | 25,000円~(基本料金) |
このような料金相場で、基本料金が明確になっており安心感があります。
納期の方も正規サービスに手続きを取ると数ヶ月以上かかるところを3~4週間で納品してくれるので、かなり便利で利用しやすいです。
しかし、ポアレの腕時計に搭載されているムーブメントは、精巧なスイス製機械式自動巻き・クォーツ式ムーブメントを採用しているので、腕時計修理専門店へお願いする場合は確かで優秀な技術を持ったお店へ依頼する必要があり、注意して修理店を選択することが重要になります。
本当に信頼の置ける技術の高い腕時計修理専門店を見つける方法
日本は機械製造や修理技術に優れており、特に腕時計は世界最高峰のレベルで、腕時計技術士の数も多いことから腕時計修理専門店も多数存在し、簡単に海外製複雑腕時計でもオーバーホールや修理が依頼できそうと思いがちです。
しかし、本当に信頼の置ける高い技術を持った腕時計修理専門店となると、数は非常に少なく、見つけ出すのにかなり労力を費やすことになります。
さらに、コマーシャルや店舗の規模などでは全くどこの修理店が良い店舗なのか見当がつかない為、独自で徹底的に調べて、インターネットやSNSで実際に修理店に依頼した人の口コミを見たり、その修理店に在籍している腕時計技能士が資格を持っているかどうかに注目するのが確実な方法です。
さらに日本では腕時計技術士が取得可能な国家資格があり、名称が時計修理技能士という資格で、修理店に在籍する技術士のグレードを見極める良い手段になります。
資格の大きな目的は腕時計技術士の技術向上にあり、3級から資格がスタートし、2級、1級と段階が上がっていきます。
最上資格は1級時計修理技能士で、権威も高く、最も取得困難な難易度の高い資格です。
特に1級時計修理技能士は上級資格として登録されている資格なので、1級時計修理技能士が在籍している修理店は技術が高くかなり信頼度が高く依頼のポイントになります。
しかし実際の作業で必ず1級時計修理技能士が自分の腕時計を担当してくれる訳ではないので、店舗に来店した際には直接技術士と面談して、作業の詳細を確認すると安心して依頼できます。
ポアレの腕時計を腕時計修理専門店にオーバーホール依頼するメリット
- 正規店や正規サービスが日本に存在しない為国内で直接やり取りができ安心感がある
- 優秀で経験豊かなな1級腕時計修理技能士が担当すれば正規サービスとオーバーホールの質は変わらない
- 納期・料金が明確でオーバーホール料金が割安
腕時計修理専門店への依頼なら
クラフトワーカーズがオススメ!
腕時計修理専門店へ依頼を考えているのであればクラフトワーカーズがオススメです。
クラフトワーカーズでは以下のような特徴があります。
- 複数の修理専門店にまとめて見積もりがとれる
- メーカーやデパートよりも料金が安い
- 最短で3週間と納期が早い
- 担当する職人が選べる
- 時計修理技能士1級など全ての職人が資格を保持
- 修理後の保証が1年間と安心
- 交換部品があった場合にはメーカー純正部品を使用している
- 見積・送料が無料
クラフトワーカーズでは、時計情報を記入するだけで複数の修理専門店の優秀な職人に、纏めて見積もりをとり、料金や納期を比較して選ぶことができるサービスです。在籍している職人は全員時計修理の資格を所有しているため一定の技術以上を持ち合わせた職人だけになります。
未熟な人間が時計をメンテナンスする事はありません。
1年間の保証が設けられメーカーより安い金額で優秀な職人にオーバーホールを行なってもらえるので、正規メンテナンスでないとイヤだ!という方でない限りは、是非使ってみてください。
職人を選ぶ事ができる仕組みは、時計修理業界初になります。
クラフトワーカーズの評判を確認する
実際にオーバーホールを行う職人とダイレクトにやり取りができるので、不安な事、疑問点を直接職人に聞き解決してから、安心して依頼できます。
オーバーホールをご検討の方へ
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着払いで修理店へ送るだけ。
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ポアレの腕時計をオーバーホールする場合はフランス本社を頼るよりも優秀な技術を持った腕時計修理専門店に依頼するほうが確実で安心
ポアレのような新興ジュエリーブランドで、現在日本に正規輸入代理店・正規サービスが存在しないブランドの腕時計をオーバーホールをする際、直接フランス本社へ連絡を取り郵送でやり取りする形になります。
しかし海外とのやり取りはハードルが高く、料金も高額になるので、正規サービス以外でオーバーホールを検討している場合は、優秀な技術を持った腕時計修理専門店へ依頼するのがおすすめの方法で確実です。
しかし、腕時計修理専門店の場合は、修理店によって技術にレベルの差があるので十分に注意し、検討した上で信頼の置ける優秀な修理店を選択することが重要になります。
そのため事前にできる限り情報を集め、腕時計修理専門店に関する基礎知識を十分に身に付けてから、失敗のない修理店選びが必須です。
依頼後に品質で後悔することの無いように、本当に信頼の置ける優秀な腕時計修理店を見つけて、素晴らしい技術を持った、本物の腕時計修理技能士が手掛ける高品質のオーバーホールを、ポアレの腕時計で体験してみてください。