我が国日本に時計が伝わったのは古くは江戸時代で長い歴史を持ち、現在日本製の腕時計は世界トップレベルの技術を持つと世界的に評価を得ており、中でも日本の時計史黎明期から操業を始め、世界的にも認められている2大時計ブランドがセイコーと今回紹介するシチズンです。
1918年、服部精工舎(現:セイコー)が腕時計の初代モデルを発表した5年後に、貴金属商の創業者山崎亀吉が時計事業に参入、前身となる尚工舎時計研究所を設立したのが、現在も独自の発想で業界をリードしているシチズンの始まりとなります。
1930年に社名をシチズン時計株式会社とし時計部門が独立、翌年にシチズンブランド初の腕時計、「シチズン F」を発表しその高精度・高品質は全国の評判になります。
1970年代に起こったクォーツショック以降シチズンは海外市場へと進出し、その品質は世界中で高い評価を獲得、セイコーと並ぶ日本2大ブランドとして認知されることになるのです。
現在もシチズンは電波時計や光発電ウオッチなど、革新的な技術で独自のコレクションを発表し、最先端の技術を誇る老舗時計ブランドとして、世界中で高い信頼を得ています。
現在は最新テクノロジーを駆使した、先進的なコレクションを主として開発・発表しているシチズンですが、近年日本では近年1970年前半、クォーツショック以前に製造された旧型機械式腕時計が静かなブームになっています。
シチズンについてもアンティークとなった旧型機械式腕時計が、全国の中古時計専門店で販売されており、モデルの製造時期やコンディションによっては、現行モデルを超える高値で取引され、非常に人気があります。
ここで問題となるのが、完成度の高いシチズンのアンティーク機械式腕時計は定期的なメンテナンスを怠り使用された固体や、経年劣化によって部品摩耗や破損・注油切れなどが発生しているモデルが多く、万全な状態とは言えません。
そのため、すぐにメンテナンスを行う必要があり、作業を施さないまま放置すると、ムーブメントが動作しなくなり時計としての価値を失います。
このような最悪の事態を避けるため定期的なメンテナンスは必須事項であり、特に防水検査を含んだオーバーホールは数あるメンテナンス作業の中でも基本中の基本といえ、数年に一度必ず行わなくてはならない重要な作業です。
現在シチズンのメンテナンス・オーバーホールについては、全国の腕時計販売店が窓口となり、作業はシチズンカスタマーサービス株式会社が担当する形です。
すでに製造中止となったアンティーク扱いの旧型モデルについても、見積り扱いで受付していますが、現行モデルのメンテナンスより高額になり、納期も長くかかります。
そのような事情で正規サービスを利用しないユーザーもおり、腕時計のコレクションマニアの中には、高い技術を持ち信頼の置ける腕時計修理専門店に依頼するユーザーが多く、おすすめの方法です。
ここでは、シチズン製のアンティーク・ヴィンテージ腕時計に関するオーバーホールについて、正規サービスの対応と腕時計修理専門店の対応に関する違いを紹介していきます。
シチズンのアンティーク・ヴィンテージ腕時計をすでに所有している方も、興味を持ち購入を検討している人にとっても耳寄りな情報がありますので、是非この機会に目を通してください。
Contents
- 1 シチズン製のアンティーク・ヴィンテージ腕時計を良好な状態で使用するには、どのタイミングでメンテナンスするべきか
- 2 正規サービスへシチズン製のアンティーク・ヴィンテージ腕時計をオーバーホール依頼するとどのくらいの納期や料金がかかるのか
- 3 正規サービスよりも相談がしやすくアンティーク旧型モデルでもオーバーホールしてくれる腕時計修理専門店
- 4 腕時計修理専門店への依頼ならクラフトワーカーズがオススメ!
- 5 オーバーホールをご検討の方へ
- 6 クラフトワーカーズでまとめて見積もりしてみませんか?
- 7 お客様情報入力
- 8 正規サービスでオーバーホール不可なシチズン製アンティーク旧型腕時計のオーバーホールを依頼するには本当に信頼の置ける優秀な腕時計修理専門店に依頼すると安心
シチズン製のアンティーク・ヴィンテージ腕時計を良好な状態で使用するには、どのタイミングでメンテナンスするべきか
優れた精度と完成度が高いシチズン製のアンティーク・ヴィンテージ腕時計を、良好な状態で使い続けるためには、どのタイミングでメンテナンスに出すべきなのでしょうか。
シチズン正規サービス・シチズンカスタマーサービス株式会社では、シチズン製の腕時計に搭載されている機械式ムーブメントは、基本で最低3~5年ごとに防水検査・オーバーホールが必要と推奨しています。
ですので、製造終了から長期間経過したアンティーク扱いの旧型モデルについては、直ちにメンテナンス・オーバーホールを施さなくてはなりません。
正規サービスへシチズン製のアンティーク・ヴィンテージ腕時計をオーバーホール依頼するとどのくらいの納期や料金がかかるのか
では、シチズン製のアンティーク・ヴィンテージ腕時計を正規サービス・チズンカスタマーサービス株式会社へオーバーホール依頼した場合、どのくらいの期間と料金が掛かるのでしょうか。
シチズンでは、製造された腕時計に搭載されているムーブメント・各交換部品の保有期間を定めており、交換部品の保有は生産終了後7年となっています。
よって生産終了後7年を経過したムーブメントに関しては、正規サービスのシチズンカスタマーサービス株式会社へ郵送で預かり後作業の可否を判断する形になり、修理可能な場合でも見積り扱いで高額になり、納期も長期に渡ります。
さらに、アンティーク扱いの旧型機械式ムーブメントの場合、交換部品の代替が利かない・ムーブメントの状態が修復困難な場合、作業不可となり返却されるケースもありますので、正規サービスへアンティーク旧型モデルを預ける際は、十分な確認が事前に必要です。
正規サービスへシチズン製アンティーク腕時計のオーバーホールを依頼するメリット
- 正規製造元へオーバーホールを依頼するので安心感が高い
- 修理交換部品については製造終了後7年と決まっておりアンティーク・旧型モデルはオーバーホール不可な場合もあり
- アンティーク扱いの旧型モデルは見積りになり高額で納期も長期になる
直接正規サービスへ問い合わせをしたい場合
シチズンカスタマーサービス株式会社 〒121-8508 東京都足立区竹の塚5-7-3 TEL:0120-977-867 受付時間 9:30~17:30 土日祝日休み
正規サービスよりも相談がしやすくアンティーク旧型モデルでもオーバーホールしてくれる腕時計修理専門店
シチズン製のアンティーク旧型腕時計をオーバーホールする際、納期や料金、また正規サービスでオーバーホールができないモデルを所有している等の事情で、他のオーバーホール先を探している場合は、優秀な技術を持った信頼の置ける腕時計修理専門店に依頼する方法がおすすめです。
時計修理専門店のメリットは正規サービスより安くオーバーホールの依頼ができる事、製造終了からかなり経過した旧型モデルでもオーバーホール可能な事、デメリットは修理店によって時計修理の技術にバラつきがある事が挙げられます。
そのため優秀な技術を持った技術士が在籍する、施設も整った信用の高い腕時計修理店へお願いする事がとても大切で、修理店の選択が重要事項になってきます。
修理専門店によってオーバーホール料金にバラつきがありますが、平均相場を正規サービスの対応と比較してみましょう。
シチズン製アンティーク旧型モデル・ムーブメント仕様 | 修理専門店 | メーカー依頼 |
---|---|---|
機械式ムーブメント(手巻き・自動巻き・自動巻きクロノグラフ等) | 19,800円~40,700円(基本料金・応相談) | 正規サービス・シチズンカスタマーサービス株式会社で時計預かり後作業の可否を判断・機械式ムーブメントの状態や保有部品の有無で作業不可となり返却の場合もあり |
このように基本料金が設定されており、正規サービスの対応と比較して良心的な対応になっています。
納期の方も正規サービスだとかなりの長期に渡るところを約3~4週間で納品してくれるので、かなり便利で利用しやすいです。
しかし、シチズン製のアンティーク旧型腕時計に搭載されている機械式ムーブメントは、精密で複雑構造になっているモデルや、さらに経年劣化による部品摩耗・損傷の可能性もあります。
腕時計修理専門店へお願いする場合には、優秀な技術と施設を持ったお店へ依頼する必要があり、十分注意して修理店を選択することが大切になります。
本当に信頼の置ける高い技術を持った腕時計修理専門店を見つける方法
日本は腕時計製造・修理に関して世界トップクラスの技術を持ち、腕時計技術士の数も多く、選択に悩むほどの腕時計修理専門店があり、簡単にアンティークの旧型腕時計もオーバーホールや修理ができると考えがちです。
しかし、本当に信頼の置ける高度な技術を持った技術士のいる腕時計修理専門店となると、数は非常に少なく、見つけ出すのにかなり苦労することになります。
さらに、コマーシャルや店舗の規模などうわべの情報では、どこの修理店が本当に高い技術を持っているのか全く見当が付きません。
そういった場合には、インターネットやSNSで実際に修理店に依頼した人の口コミを見るとか、その修理店に在籍している腕時計技能士の、取得している資格に目を向けると良い結果が得られます。
幸い日本では腕時計技術士が取得可能な国家資格があり、名称が時計修理技能士という資格で、目的は腕時計技術士の技術向上にあり、3級から資格がスタートし、2級、1級と段階が上がり、最上資格は1級腕時計修理技能士で、権威も高く最も取得困難な難易度の高い資格になります。
特に1級腕時計修理技能士は上級資格として登録されている資格で、1級腕時計修理技能士が在籍している修理店は技術が高く信頼度が高いです。
ですので、シチズンのような純日本製で完成度が高い旧型のアンティーク腕時計でも、優秀なレベルの高い腕時計修理店なら、高品質のオーバーホールが期待できます。
しかし実際の作業で、必ず1級腕時計修理技能士が自分の腕時計を担当してくれるとは限らないので、店舗に来店した際には必ず担当技術士と面談を行い詳細を確認すると良いでしょう。
シチズンのアンティーク腕時計を腕時計修理専門店にオーバーホール依頼するメリット
- 正規サービスと違って基本料金や納期が明確・融通が利き頼みやすい
- 優秀で経験豊かな1級腕時計修理技能士が担当すれば正規サービスとオーバーホールの質は変わらない
- 正規サービスで作業ができない腕時計でもオーバーホールができる可能性が高い
腕時計修理専門店への依頼なら
クラフトワーカーズがオススメ!
腕時計修理専門店へ依頼を考えているのであればクラフトワーカーズがオススメです。
クラフトワーカーズでは以下のような特徴があります。
- 複数の修理専門店にまとめて見積もりがとれる
- メーカーやデパートよりも料金が安い
- 最短で3週間と納期が早い
- 担当する職人が選べる
- 時計修理技能士1級など全ての職人が資格を保持
- 修理後の保証が1年間と安心
- 交換部品があった場合にはメーカー純正部品を使用している
- 見積・送料が無料
クラフトワーカーズでは、時計情報を記入するだけで複数の修理専門店の優秀な職人に、纏めて見積もりをとり、料金や納期を比較して選ぶことができるサービスです。在籍している職人は全員時計修理の資格を所有しているため一定の技術以上を持ち合わせた職人だけになります。
未熟な人間が時計をメンテナンスする事はありません。
1年間の保証が設けられメーカーより安い金額で優秀な職人にオーバーホールを行なってもらえるので、正規メンテナンスでないとイヤだ!という方でない限りは、是非使ってみてください。
職人を選ぶ事ができる仕組みは、時計修理業界初になります。
クラフトワーカーズの評判を確認する
実際にオーバーホールを行う職人とダイレクトにやり取りができるので、不安な事、疑問点を直接職人に聞き解決してから、安心して依頼できます。
オーバーホールをご検討の方へ
クラフトワーカーズなら全国どこからでも
安心して依頼ができます。
-
修理料金を
比較できる職人全員に一括見積りで
料金比較ができます。 -
安心して
依頼ができるわからない事は直接職人に聞いて解決。
だから安心して依頼ができます。 -
修理後の
安心サポート全ての時計に
1年間の動作保証がつきます。 -
WEBから簡単
「まとめて見積り」「まとめて見積り」なら、住所や電話番号の入力なし。時計を送らずに概算見積りを作成します。
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資格を持つ
職人が在籍優れた技術でリーズナブルに
オーバーホールができます。 -
梱包キットを
無料提供全国どこでも時計の梱包キットを
無料で提供。
着払いで修理店へ送るだけ。
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正規サービスでオーバーホール不可なシチズン製アンティーク旧型腕時計のオーバーホールを依頼するには本当に信頼の置ける優秀な腕時計修理専門店に依頼すると安心
シチズンのように長い歴史を持ち、日本の時計黎明期から高い技術を持った老舗ブランドの腕時計をオーバーホールする際には、正規サービスであるシチズンカスタマーサービス株式会社に依頼するのが通常です。
しかし、製造終了から長い期間が経過し交換部品が無く、オーバーホールできないアンティーク旧型腕時計のオーバーホールについては、正規サービスでも作業不可と判断され返却されるケースが多々あります。
こういった事情から、正規サービス以外にオーバーホール先を探している場合には、優秀な腕時計修理専門店へ依頼するのがおすすめの方法です。
しかし、腕時計修理専門店の場合は、修理店によって技術にバラつきがあるので十分に注意し、検討した上で信頼の置ける優秀な修理店を選択することが重要になります。
そのため事前にできる限りの情報を集め、腕時計修理専門店に関する基礎知識を十分に身に付けてから、間違いのない修理店を選ぶようにすることが必須です。
依頼後に品質で後悔することの無いよう、本当に信頼の置ける腕時計修理店を見つけ、素晴らしい技術を持った、本物の腕時計修理技能士が行う高品質のオーバーホールを体験しましょう。