高級腕時計製造のメッカとして知られるのが時計大国スイスですが、スイスは時計発明の黎明期から優れた時計職人と機械式時計を生み出し、現在も常に革新的な機能を発明しています。
創業から1世紀を優に超える老舗ブランドが数多く存在し、世界中の時計マニアに愛用されておりさらに、新進気鋭の後発ブランドも存在し優秀な腕時計を製造し、多くの支持を獲得しています。
中でも注目は、2005年にフランク ミュラー共同経営者の息子サスーン・シルマケスと才能に溢れたデザイナーである、アントニオ・テラノヴァによって創設された歴史が浅いにもかかわらず、多くの腕時計マニアをファンに持つブランド、クストスの存在です。
クストスは創業当初から当時主流だったラウンドケースの機械式時計とは異なる、存在感のあるトノーケースに精巧且つ完成度の高い機械式ムーブメントを搭載し、さらにムーブメントの動きを鑑賞して楽しめるスケルトンデザインを積極的に取り入れ、一躍腕時計マニアの注目を集めました。
現在、スケルトンケースのデザインは一般的となり、珍しいものではありませんが、当時は採用しているブランドが少なく、クストスは知る人ぞ知るマイナーブランドでした。
しかし、クストスは創業時のビジョンを変えることなく貫き続け、近年ようやく時代がクストスに追いついた形となり、トノーケースにスケルトンの機械式腕時計はクストスのアイコンとして認められています。
クストスの魅力はトノーケースデザインの代表、フランクミュラーを彷彿とさせる湾曲したトノーケースにスケルトンボディと、内部の機械式ムーブメントの動きを鑑賞できる芸術的ともいえるデザインセンスにあります。
そしてスイスの伝統を受け継ぎながら、新たな構造にも意欲的な完成度が高い機械式ムーブメントもクストスの大きな魅力です。
クストスのコレクションはトノーケースが特徴の「チャレンジ」、ラウンドケースを採用した「チャレンジ-R」、レディースに特化した「リ ベル」と3つのテーマから構成されています。
いずれも熟練した職人の手による完成された機械式ムーブメントを採用しており、モデルによりクロノグラフ、トゥールビヨン、多針式、ダイバーズなど多彩なバリエーションを誇ります。
ですが、完成度の高いムーブメントと斬新で個性的なデザインが特徴のクストスのコレクションも、定期的なメンテナンスを行わなくてはベストな状態を維持することは難しいです。
特にオーバーホールは腕時計を正常に使い続けるための基本中の基本といえる作業になり、数年に一回、必ず行わなくてはならない作業です。
主な内容はいったん腕時計をユーザーから預かり、分解・清掃作業を行い磨耗した部品や不具合があれば部品交換・修理作業を施し、注油・精度調整・再組み立て・防水検査・最終調整を経てユーザーの元へ完璧な形で戻されます。
現在、クストスのオーバーホールに関しては正規輸入販売代理店が受付窓口となり、日本での正規サービスである、ワールド通商株式会社が作業を担当する形になります。
また、もろもろの事情から正規サービスを利用しない場合には、優秀な技術を持った腕時計修理専門店を利用する人も多く、おすすめです。
ここではクストスの腕時計をオーバーホールする際の、正規サービスと腕時計修理専門店との違いについて紹介していきます。
クストスのコレクションをすでにお持ちの方も、これから購入を検討中の人にも、有益な情報がありますので、この機会に是非読んで見てください。
Contents
クストスの腕時計は購入後どのくらいの頻度でオーバーホールに出したらよいか
トノーケースや高精度のクロノグラフ、トゥールビヨン等の複雑機能と、完成度が高いムーブメントを搭載しているクストスの腕時計は、高性能を維持するために定期的なオーバーホールが必要です。
では購入後どのくらいの年数でオーバーホールに出したらよいのでしょうか。
正規輸入販売代理店や正規サービス・ワールド通商株式会社ではクストスに搭載されている機械式ムーブメントは、最低約3～4年ごとにオーバーホールを行うべきと強く推奨しています。
クストスの日本担当正規サービスにオーバーホールを依頼したらいったいどのくらいの料金・納期になるのか
熟練した優秀な職人による完成度の高い機械式ムーブメントを搭載したクストスの腕時計を、正規サービスへメンテナンス・オーバーホールに出すとどのくらいの料金・納期になるのでしょうか。
ここでは、クストス腕時計コレクションの正規サービス・オーバーホール料金を見てみることにしましょう。
| クストス腕時計搭載機械式ムーブメント仕様 | オーバーホール料金 |
|---|---|
| 自動巻きムーブメント（チャレンジ・ジェットライナー、シーライナー、リベリオン、メトロポリタン・各ノーマル3針モデル） | 85,000円～（基本料金） |
| 自動巻きクロノグラフ（チャレンジクロノ、シーライナーレガッタポルテフィーノ） | 110,000円～（基本料金） |
| 自動巻きムーブメント（トゥールビヨン） | 300,000円～（基本料金） |
| その他・複雑機能付き（多針モデル等） | 要見積り |
このような料金設定になっており、これらはすべてオーバーホールのみの料金になっていますので、作業工程の中で部品交換や修理作業が発生した場合には別途料金がかかってきます。
また、クストスのメンテナンスサービスは正規販売代理店で受付できるのが、正規輸入販売店で購入された製品に限り、さらに購入日・販売店印が押印された保証書が無いと受付できなくなっており、明確な並行差別を図っています。
しかし、日本担当サービスのワールド通商株式会社へ直接相談し、正規品と同じく販売店の発行した購入日・販売店印が押印された保証書があれば、並行輸入品や海外購入品でも正規品と同様にメンテナンス可能です。
この際、販売店の発行した購入日・販売店印が押印された保証書が無い・保証書に無記入の場合は受付を断られますので、正規サービスへ依頼の場合注意が必要です。
納期に関しては通常で最速約7～8週間、スイス送りや特殊品になると納期が延長され別見積りになりますので、依頼の際には予算や納期に十分な余裕を持つようにしましょう。
クストスの正規サービスセンターへオーバーホールを依頼するメリットとは
- 日本担当正規サービスへ時計を預けるため安心感がある
- 正規サービス依頼の際は販売店の発行した購入日・販売店印が押印された保証書が必ず必要
- 日本国内で作業ができないモデルやスイス本社に交換部品がある場合などはスイス送りで料金が高額になり、納期も半年以上かかる場合あり
直接正規サービスへ問い合わせしたい場合には
ワールド通商（株）アフターサービス部 住所：東京都中央区銀座5-11-14 POSCO東京ビル7F TEL：03-3549-3015 営業時間： 9:30～17:30 土日祝日休み
正規サービスよりも柔軟な対応でオーバーホールを引き受けてくれる腕時計修理専門店
クストスのように高度な技術で製造された、優秀なムーブメントを採用しているブランドのオーバーホールとなると、やはり正規サービスに依頼するのが安心できます。
しかし、予算や納期などさまざまな事情により他の方法でオーバーホールを行いたい場合には、高度な技術を持った信頼のおける腕時計修理専門店を利用するのも、ひとつの方法としておすすめです。
オーバーホール料金に関しては店舗によって異なりますが、平均相場で正規サービスとの違いを比較してみることにしましょう。
| クストス腕時計搭載機械式ムーブメント仕様 | 修理専門店 | メーカー依頼 |
|---|---|---|
| 自動巻きムーブメント（ノーマル3針） | 30,000円～（基本料金） | 85,000円～（基本料金） |
| 自動巻きクロノグラフ | 50,000円～（基本料金） | 110,000円～（基本料金） |
| 自動巻きムーブメント（トゥールビヨン） | 応相談・要見積り | 300,000円～（基本料金） |
| その他・複雑機能付き（多針モデル等） | 応相談・要見積り | 要見積り |
上記のような基本料金設定になっており、正規サービスと比較しても大変お得になっています。
納期に関しても正規サービスの場合、最速で基本約7～8週間かかるところを約3～4週間で仕上げてくれるので、かなり融通が利き便利です。
しかしクストスの腕時計に搭載されている機械式ムーブメントは精密で高精度な複雑構造になり、腕時計修理専門店へ依頼する場合には評判の良い優秀な修理専門店へ預けることがとても重要になります。
信頼の置ける優秀な腕時計修理専門店を見つけるには
わが国日本は腕時計に関して世界でトップを争う先進国で腕時計修理専門店の数も多く、選択には困りません。
しかし件数があまりにも多すぎてどの修理専門店の技術が高く、信頼して依頼できるのか迷ってしまう人がほとんどです。
こういった場合にはコマーシャルや店舗規模といった少ない情報よりも、実際に利用した人の口コミを見てみるとか、その修理店に在籍する技能士が、専門資格を取得しているかどうかに目を向けて見ましょう。
腕時計を修理するのに特に資格が必要なわけではありませんが、日本では技術を図る目安として国家資格があり、修理店の信頼度を判断する大きな目安になります。
名称が時計修理技能士という資格で、3級からスタートし2級・1級とあり最上資格が1級になります。
特に1級時計修理技能士の資格は上級資格として登録されていますので、1級時計修理技能士が在籍している修理専門店は信頼度が高いです。
ですが来店の際に必ず1級時計修理技能士が作業を担当してくれるわけではないので、修理を依頼する前に直接担当技術士と面談して詳細を確かめるようにしましょう。
クストスの腕時計を腕時計修理専門店にオーバーホール依頼するメリット
- 正規サービスと異なり柔軟な対応で敷居が低く相談がしやすい
- 優秀で経験豊かな1級時計修理技能士が担当すれば正規サービスとオーバーホールの品質は同じ
- 納期も早く正規サービスよりお得な料金でオーバーホールが可能
腕時計修理専門店への依頼なら
クラフトワーカーズがオススメ！
腕時計修理専門店へ依頼を考えているのであればクラフトワーカーズがオススメです。
クラフトワーカーズでは以下のような特徴があります。
- 複数の修理専門店にまとめて見積もりがとれる
- メーカーやデパートよりも料金が安い
- 最短で3週間と納期が早い
- 担当する職人が選べる
- 時計修理技能士1級など全ての職人が資格を保持
- 修理後の保証が1年間と安心
- 交換部品があった場合にはメーカー純正部品を使用している
- 見積・送料が無料
クラフトワーカーズでは、時計情報を記入するだけで複数の修理専門店の優秀な職人に、纏めて見積もりをとり、料金や納期を比較して選ぶことができるサービスです。在籍している職人は全員時計修理の資格を所有しているため一定の技術以上を持ち合わせた職人だけになります。
未熟な人間が時計をメンテナンスする事はありません。
1年間の保証が設けられメーカーより安い金額で優秀な職人にオーバーホールを行なってもらえるので、正規メンテナンスでないとイヤだ！という方でない限りは、是非使ってみてください。
職人を選ぶ事ができる仕組みは、時計修理業界初になります。
クラフトワーカーズの評判を確認する
実際にオーバーホールを行う職人とダイレクトにやり取りができるので、不安な事、疑問点を直接職人に聞き解決してから、安心して依頼できます。
オーバーホールをご検討の方へ
クラフトワーカーズなら全国どこからでも
安心して依頼ができます。
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比較できる職人全員に一括見積りで
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無料提供全国どこでも時計の梱包キットを
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着払いで修理店へ送るだけ。
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正規サービス以外にクストスの腕時計をオーバーホール依頼する場合は信頼の置ける優秀な腕時計修理専門店に依頼すると安心
クストスのような優秀で熟練した職人が手作業で仕上げた、徹底したマニュファクチュールで製造された機械式ムーブメント搭載の腕時計を、オーバーホールするには正規輸入販売代理店を通して、正規サービスへ依頼するのが通常です。
しかし予算や納期などもろもろの理由から、正規サービス以外にオーバーホール先を探している場合には、優秀な腕時計修理専門店へ依頼するのがおすすめになります。
しかし、腕時計修理専門店の場合は、修理店によって技術にバラつきがあるので十分に注意し、検討した上で信頼の置ける優秀な修理店を選択することが重要です。
そのため事前にできる限りの情報を集め、腕時計修理専門店に関する基礎知識を十分に身に付けてから、間違いのない修理店を選ぶようにすることが必須となります。
依頼後に品質で後悔することの無いように、本当に信頼の置ける腕時計修理店を見つけ、素晴らしい技術を持った、本物の腕時計修理技能士が行う高品質のオーバーホールを、クストスの腕時計で体験してください。
